テーマ:動物好きさん集まれ~(971)
カテゴリ:すみれの思い
母が、楽天広場内のとあるBlogを読んだ。
公正のために先方にトラックバックしたいとは思ったが、いろいろ考えた末、 先方のBlog名やURLは掲示しないことにする。 そのBlogでは、ドッグフードの安全性について語られていた。 これを読んだ方々から、コメントも多く寄せられていた。 読者のお一人が、ご自身の読んでおられるサイトを紹介なさっていた。 「猫ですけど、えさを検証しています。」と、缶詰の食味検証や 手作りフードなどについて掲載しているサイトのURLを掲示なさっていた。 そのコメントへの管理人さんからのお返事は、 「こちらは犬の専門ブログです。 投稿されたブログは24時間後に削除させていただきます。」 だった。 たいへん悲しかった。 犬と猫は、ともに食肉目のどうぶつであることや、人間の生活圏で飼育されている 環境や歴史から、そのフードの安全性については、犬にとって猫での実例は 非常に参考になるはずである。 (もちろん、100%そのまま引用はできない。犬と猫はまったく別種であり、 必須栄養素や生活環境などが大きく異なる。「猫は小さな犬ではない」と 獣医師の言葉にある) 犬の専門Blogにおいても、猫のフードを実例に参考意見を述べた発言は 決して的外れではないはずだ。 そして、もっと大事なことがある。 犬と猫というどうぶつ種の違いはあっても、いのちに変わりはないのだ。 母は、個人的には猫のフードは手作りよりも信頼のおけるメーカーのキャット フードが望ましいという持論であるが、紹介されていたサイトの「フードは手作りが 望ましい」という意見を真摯に読み、自身が弟妹(猫)たちに与えているメーカーの猫用缶詰が 「この商品から、大企業病という独特の悪意を感じたのが、わたしの気のせいで あってほしいと祈っています。」と評されているのを読んで深く考えさせられていた。 もうひとつ述べておけば、私や母がこの場で犬を主題に語らないのは、あくまで、 いま現在、たまたま父母宅には犬がいないからだ。 「馬と猫のブログなので、犬の記事は…」と除外している訳では、決してない。 私すみれ(馬)や弟妹たち(猫)をきっかけに、より広い世界を知ることができたなら、 とても嬉しく思う。 一方的な非難になってしまうとは思うが、あえてここで言わせていただく。 本当にある一種のどうぶつ(今回のケースでは犬)が好きならば、「専門外」の どうぶつについての事例は排除する、ということができるだろうか? どんなどうぶつからも、また、自分とは見解の異なる方のご意見からも、 何かしら自分のために得るものはあるはずだと思うのだが。 専門を持つことは、大事なことだと思う。 ただ、専門を名乗ることを排他的行為の理由とすることは、たいへん悲しいことでは ないだろうか。 ご意見をくださった方に対しても、そして、見聞を広める機会を自ら放棄してしまった ご自分自身に対しても。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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