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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【議会制民主主義】 日本国憲法に規定された総理大臣は、肝煎でも、殿様でもありません。国民の選挙によって選ばれた議員によって構成される議会で選ばれた人が、総理大臣になります。この過程に、天皇はまったく関与しませんが、総理大臣に任命するのは天皇です。しかし、日本国憲法が定める天皇は国家の象徴であり、国民統合の象徴です。こうしたシステムを民主主義といいます。 ですから、国会前に何万人の人々が集まって法案に賛成したり、反対したとしても、定められた法律によって正当な手続きを経て議決された法律は、総理大臣を任命した天皇でさえ否定することは出来ません。戦争法案が今日中に成立するようですが、私たちが抵抗できるとしたら、次回の選挙で、あの戦争法案に賛成した政党の候補者には投票しないということしかありません。それが民主主義における民主の具体的な意味であると小生は考えています。 「集団的自衛権の行使は憲法違反だ」とどんなに叫んでも、国会の議決がその叫びによって変わるのであれば、それは憲法が定めている議会制民主主義を逸脱していると言わざるを得ません。一昨日から昨日にかけての国会中継を見ていて、つくづくそれを考えさせられました。 こうしたことをご理解いただける方々は、次回の国政選挙の際には、是非、このことをご理解の上、集団的自衛権を容認せず、外国の戦争に日本の自衛隊が参加することのない政策を遂行出来、原発を再稼働させないことを主張している政党の候補者に投票して下さい。とりあえず、そこから新しい日本の歩みを始めて欲しいと祈っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.18 14:23:28
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