テープ起こし。
自分の仕事の延長でテープ起こし。口述したものを、文章のするのだが、これが意外と厄介。というより、一番嫌な仕事。ほとんどは、そのまま文章にはできないものが多い。こちらは、テープ起こしの専門家ではないので、聴きながら書き写すスきピードが、極端に遅い。二時間のテープなら、最低二回は聞き、それから、おもむろに口述を書き写していく。ところが、テープを聞いて、そのまま文章にできるものは、ほとんどない。主語や述語が欠落していたりなんてことは普通。しゃれやユーモアも、その場で聴けば、雰囲気で笑えるのだが、文章にした場合には、しらけることが少なくない。人によっては、書き直して、ほとんど、こちらの創作ということもある。しかし、どんなに苦労して仕上げても、こちらの名前が出ることはない。ああ、嫌な商売…。