中国の航空会社は経験上、
遅れる事はあっても、早まる事は滅多になかった。
毎度遅れると最初から諦めた気持ちになっているが
実際に遅れると、更にげんなりするものだ。
では逆に早まった場合はどうだろう?
ラッキー?
いや、これはこれで、困る事もある。
昔、2003年頃、上海航空が関空-上海ラインを飛ばしていた時に
(現在は上海航空は東方航空の子会社らしいが)
何度か早着する事があった。
離陸は定刻通りなんだけれども
到着が10分とか15分とか早めに着くのだ。
中国の航空会社で、こんな事が起こるのかと
喜んでいたが、早着して気づいた事。
迎えの車を、こちらが待たなければいけない。
中国では日本のように空港から、
スムーズに電車移動できる所は少ない。
都会は地下鉄やらなんやらあるけれども
地方都市は車しか移動手段がない。
運転手は時間を読んで来るのだが(当時はスマホはありません)
到着-イミグレ-荷物引き取りを考えて
到着予定の30分後くらいに待ち合わせ場所へ着くよう
段取りしているのだが、
早着すると、こちらが待つ側になるのである。
そんな時に限ってイミグレも荷物も空いていたりすると
更に早く出てくる事になって、何だかとても損をした気分に
なったものだった。
そんな事を思い出しながら、虹橋空港に到着した。
今回は上海発の国内線。
国内線は先ず定刻に出る事はない。
急に遅れるし、4~5時間遅れる事もしょっちゅうだ。
夜便なので、遅れてほしくなかった。
が、珍しく遅れずに離陸するようで大変ほっとした。
夜にも関わらず乗客は割合いた。
一日一便の路線だからか。
何となく客に大柄で素朴な風体の人が多い気がした。
これが「蘇北」の感じなのだろうか、北だから。
出発時刻は定刻だそうだ。
珍しい、まあしかし、分からんぞ、土壇場でディレイが出るのはいつもの事。
心配をよそに、飛行機は無事に離陸した。
そして暫くして、あと20分で到着する、
というアナウンスが入った。
・・・あれ?
おかしいな?
時間感覚的には20分くらいしか経ってないけどな。
フライト時間は1時間20分くらいあったよな?
時計・・・時計・・・(腕時計を見る)
今、日本時間だっけ?
あれ?中国時間に合わせてないよね・・・
・・・あれ?
まさか飛行機間違えてないよね?(汗)
そして暫くして本当に着陸態勢に入り・・・
私が出口に出たのは何と、予定より45分も早かった。
後でフライト情報を見ると、離陸も10分早かった。
ねえ。
早く着いても、遅く着いても、
時間を守らないって意味では同じなのよ・・・
外は、雪積もってるしさ~・・・
この日は急な寒波で、マイナス4度だった・・・。
何だよ、大阪は朝、14度だったつーの!!
コートもってきて良かったよ・・
遅いのも困るけど、
早いのも困るよね~・・・
暖房も何もないロビーで私は
スマホで時間つぶしをしながら
約1時間、迎えの車を待っていました。
中国国内線で、予定より45分も早着なんてね!
パイロットが、航路を間違えてしまったのでしょうかね???
つづく。