おはなしバトン♪
*arigatou*。さんから、お話バトンが回って来ました♪【 ルール 】あなたが受け取った物を、何かに交換して、次の人にわたしてください。「自分を登場させた、続きのお話」を添えてください。交換出来る物がなければ、人の紹介でもかまいません。《 これまでのおはなし 》ピッカン幼稚園で、おひな祭りのパーティを愉しんだゆうやけぐも先生とmi-ponちゃん。お土産にピッカン幼稚園のあそびすと先生から2本の桃の枝をもらってきました。1本は風邪引きでパーティにいけなかったAZちゃんに手渡し、もう1本は北の幼稚園の園庭に、挿し木(できるのかなぁ?)をしました。この「桃」は≪ 魔法のお花 ≫ 転んで怪我をしたこままちゃんの膝のキズをあっという間に治してしまったのです。挿し木をした翌朝、この桃の木の枝がポキンと折られていました。≪ 魔法のお花 ≫のことをみんなにお喋りしてしまったてんてこmyちゃんは責任を感じ犯人探しを始めるのですが・・・。なんと折れた桃の小枝からは、芽が出てきたのです・・・魔法のお花ですから。てんてこmyちゃんは、犯人探しをやめて、小瓶にその花びらを入れました。そしてその≪ 魔法の花びら入りの小瓶 ≫を、お留守番が寂しくて泣いていたselciaちゃんにプレゼントしました・・・。てんてこmyちゃんから、ピンクの花びらが入ったかわいい小瓶をもらったselciaちゃんは、家に持って帰ってからもずっと眺めていました。selciaちゃんは、小さな弟アズくんの面倒を見ながら、お留守番。てんてこmyちゃんはきっと、お家で寂しくないようにとプレゼントしてくれたのだなぁと、selciaちゃんは温かな気持ちになりました。眺めていると、小瓶のふたを開けてみたくなってきました。魔法の花びらが、「開けてごらん」とささやいているような気がするのです。それそっと、ふたを開けてみると・・・。花びらは淡いピンク色の光になり、selciaちゃんに降り注いだのでした。ピンク色の光は温かく、ふんわりと気持ちがほどけていくよう・・・。すると、「いつもそばにいるよ・・・」光に包まれたselciaちゃんには、そんな声が聴こえたのです。selciaちゃんは嬉しくて、ポロポロと涙をこぼしました。「ありがとう」selciaちゃんは、みんな本当は一人じゃないんだ、この光のもとにつながっているのだとわかりました。selciaちゃんの目からこぼれた涙は、きらきら光る≪ 魔法のピンクの石 ≫に変わりました。selciaちゃんはその小さな石を、石が大好きなお友だち *arigatou* ちゃんに渡すことにしました。selciaちゃんから≪ 魔法のピンクの石 ≫をもらいました。 *arigatou*。ちゃんはこの石が「モルガナイト」であることに気づきます。モルガナイトは「幸福」や「夫婦愛」のお守りとされている石であり、細かな配慮と沢山の愛に溢れた石です。そんなピンクの石が発する制限なき愛の光は、*arigatou*。ちゃんに無条件の愛と癒しを与え、さらにはストレスまでも和らげてくれました。*arigatou*。ちゃんは、大好きなダーリンちゃんにも石を見せてあげました。そして、ダーリンちゃんがピンクの石を握ったそのとき・・・石全体から、虹色の光が放たれたのです!とっさに、七色に輝く虹を掌におさめようとした*arigatou*。ちゃん。ダーリンちゃんの手の上に自分の掌を乗せ、フタをしてしまいました。するとダーリンちゃんが優しくこう言ったのです。『*arigatou*。ちゃん、光はみんなのもの。誰の心にも必要なんだよ。。。』 *arigatou*。ちゃんは恥ずかしくなり、慌てて掌をどけました。すると、そこにあるはずのピンク色の石は ≪ 魔法のプリズム ≫ へと、姿を変えていたのです♪ 沢山の愛と光を放つプリズムは、キラキラとすべてのものを照らしています。この、すてきな ≪ 魔法のプリズム ≫ を、 *arigatou*。ちゃんは、アンジェリカ・ラヴちゃん にあげることにしました。受け取ってくれるかな? アンジェリカ・ラヴちゃん、どうかもらってくださいませ♪バトンタッチ~♪(*^ー゜)v その頃・・・、静まり返った深夜の病院のベッドで、あんじぇはポロポロ涙を流していました。突然の事故で、あんじぇの瞳には闇が広がっていました。澄み切った青空に、滲むように咲き零れていた桃の花。それは、あんじぇの瞳に最後に映った色鮮やかなシーンでした。「明日の手術で、また見えるようになるのかな?桃の花、また見れるかな?」「あんじぇちゃん、大丈夫だよ♪」あんじぇの不安でいっぱいの心の声に応えるかの様に誰かが耳元でささやきました。「誰かいるの?」あんじぇの目の前にはただ闇が広がるばかりでした。「誰なの?」「私は、ダ~リン天使ですはい、これ・・・。*arigatou*。ちゃんから、あんじぇちゃんに。」ダ~リン天使は、あんじぇの掌に魔法のプリズムをそっと乗せました。暗闇に覆われていたはずのあんじぇの瞳に七色のきらきら輝く光が映りました。「あんじぇちゃん、大丈夫だよ。みんなが見守ってるよ。心の瞳を開いてごらん。たくさんの愛が見えてくるから・・・。」ダ~リン天使は、そう告げると優しくあたたかな光の残像を残して夜空へと消えてゆきました。「*arigatou*。ちゃん、ありがとう♪ダ~リン天使、ありがとう♪明日の手術頑張るね!」あんじぇは、*arigatou*。ちゃんから贈られた魔法のプリズムを瞼にそっと乗せました。さっきまで不安でいっぱいだったあんじぇの心はいつのまにか安らぎに満ちて、深い眠りへと落ちていきました。眠りから覚めると、もう手術は終わっていました。たくさんの顔が、あんじぇを覗きこんでいました。先生や看護士さん、家族や姉妹、友だちも・・・。その中には、亡くなったあんじぇのおじいちゃんやおばあちゃんもいました。*arigatou*。ちゃんとダ~リン天使もニコニコ笑ってました。どの顔も愛に満ち溢れていました。「あんじぇちゃん、良かったね♪」「もう大丈夫だよ♪」「頑張ったね♪」みんなありがとう・・・。ありがとう・・・。感謝の気持ちで胸がいっぱいになったあんじぇの瞳から、七色の涙がはらはらとこぼれ落ちました。心の瞳を開くって・・・。その瞬間 魔法のプリズムは夜空に砕け散って、今まで見たことのないような七色に輝くそれはそれは美しい満天の星へと変わりました。そしてあんじぇの掌に残ったちっちゃなちっちゃなプリズムの破片(かけら)は、いつの間にか、ハートの形をした種に変わっていました。それは心の瞳でしか見ることのできない種でした。どんな花が咲くのかな?ふと、あんじぇを心配してお庭に咲き乱れていたビオラをちっちゃな花束にして春の香りを届けてくれたpiechan2ちゃんの顔が浮かびました。ハートの種をpieちゃんに届けよう♪