婚活ブログ　ニッポンの婚活ビジネス（元）最前線

[婚活のチップス（コツみたいなの）] カテゴリの記事

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• SATC（セックスアンドザシティ）で、女子飲みの雰囲気を学ぶ。

  昨夜のスマスマに、SATC（Sex and the City)のフルメンバー4人がゲスト出演していた。このSATC、ずーっと人気だが、どうにもおもしろさが理解できなかった。前作の映画は観て、エンターテイメントとしては楽しめたものの、共感は・・・あんまりなかったように思う。で、スマスマでは、木村拓也がこんなこと言っていた。「セックスアンドザシティって、とことん女性目線で描かれてるんだけど、ときどき、『男性って、女性たちのこんなこと知りたいでしょ？こんな表情や会話を見てみたいでしょ？』っていう場面がしっかり入ってるんですよね」（うろ覚え）。それに答えて、サマンサ役のキム・キャトラルいわく、「SATCでは、女性同士の友情がみごとに描かれている」（なんてことを言ってたと思う）。実際、放映後のtwitterなどでは、「SATCの4人を見ていて、久しぶりに親友と話したくなった」という書き込みも。なるほど。そう言われればそうだ。これはオトコ同士の世界にはない情景である。この映画は、恋愛ものではなく女子の友情を描いたものと考えればいいんですね。婚活中の（そうでなくても）男性諸氏、女性が多数の職場の方、女性心理を理解するため、なんて難しいことは言いません。でも、女性たちのトークで、何を話してるのか、感情の起伏度合い、何をどうおもしろがるのか、何を悲しんで何に共感するのか、そもそものスピード感やテンションなどなど、「そっか、こういうものなんだ」ということを見知っておくことはだいじかと（理解の範囲は超えてるかもしれませんが）。映画館に行くのが恥ずかしければ、こっそりレンタルしてみることをお勧めします。ではまた。

  2010年06月08日

• アラサー男女の合コンへの温度感ギャップ

  昨日は、楽天の社員のアラサー（まだ20代）独身男子に仕事がてら、インタビューしてみた。「結婚を意識すると、どんなサイトを見て回りますか？」という質問に対して。まず検索するのは基本だが、検索するワードは、「合コン」に加え、「モテ本」「合コン　テク」・・・へーえ。なんでなんで？いわく、「まだ結婚というよりは、お付き合いする相手を探したいという気持ちなので、『婚活』、『お見合い』といった単語は重い」「合コンは、2ヶ月に一回くらい。なので、合コンで自分が『外してないか』どうか不安で、うまく振舞えるようにいろいろ調べたくなる」「スゴレンのような恋愛コミュニケーションのノウハウサイトも通勤途上などでチェック」。とはいえ、彼にとっての合コンは、「とりあえず友達になればいい」場所。彼女が見つかれば言うことないが、「まあその次の合コンにつながればいいか」、くらいの姿勢で臨んでいる。なので、連絡先交換に血眼になるわけではなく、たぶん交換したとしても必ず連絡するかどうかはわからない。一方、参加者の中には「意を決してる」女性がいることもある。たとえば、ほとんど会話してないにもかかわらず「連絡先交換しませんか？」と女性側から言われるようなケースでそう感じると言う。確かにこの男性、とても優しくて誠実そうな方なので、本気系の女性からはモテそう。でも、彼はそんな本気度の高い女性に対してはちょっと引きぎみなのでありました。なるほど。たぶん彼と同年代のアラサー女性は結婚に真剣味が増しているタイミング。だとすると、「友達になればいい」という彼の温度感だと合わないですね、きっと。アラサー女性にとって、婚活手段としての合コンの非効率さが、またしても浮き彫りになったインタビューでありました。あ、あと、男性向けの恋愛コミュニケーション講座のニーズもかなりありそうですね。こっちは、草食系男子向けアドバイスが評判の、当社の平川に任せておこう。ではまた。

  2010年06月01日

• オーネット支社長やアドバイザー名言集

  当社のHP上で、4月から「婚活ほんとのところ」掲示板を開設している。成婚した方の声、オーネットの支社長たちのインタビューがアップされているのだが、どちらも、現場感あふれる実にいいこと言ってるのである。今日は、支社長の名ゼリフをいくつかご紹介したい。「条件のすり合わせより、キモチのすり合わせ、これがなんといっても大事です」「婚活するうえで一番大事なのは、最初の時点では結婚をあまり意識せず、友達を作る感覚でいろいろな人に会うことですね」「10代のときなら“相性ばっちりの大恋愛”もいいですが、20代半ば以降の女性の大半は仕事をしているわけですし、一緒にいてホッとするような「居心地のよさ」がなんといっても大事。今後何十年も一緒に過ごすわけですから」・・うーむ。こういったセリフは、私からは絶対に出てこない。リアリティ、あります。またときどきアップします。もっと読みたい方はこちらまで。ではまた。ではまた。

  2010年05月31日

• AMEXカードのトップセールス女性の「ほめ力」

  先週、古巣のアメックスにスピーカーとして招かれたとき。終わった後、幹事団の一人で、かつてカードセールスの営業トップだった女性と少し話していた。テーマは、「ほめる」。セミナーの中で、「女性の惚れさせ力。ベタなテクニックは効く」というくだりで、たとえば「相手をほめる」ということを紹介したのだが、これに触発された彼女のセールス時代のエピソードを聞かせてもらった。アメックスカードの、個別ダイレクトセールスは、羽田や成田、Costcoなどでブースを出し、道行くビジネスマンに声をかける手法。見かけたこと、声をかけられたことのある方もいらっしゃることでしょう。分刻みスケジュールの彼らを立ち止まらせて時間をもらう難易度はすごく高い。まず、声をかけたその瞬間の好感度は必須である。ぶっちゃけ、ルックスは採用の一つの重要要件。ちなみにこの彼女もたいへんお美しい。でも、それだけでは話を聞いてはもらえない。彼女はまず、「これは」と思った人の持ち物や身に付けているものを、すばやく観察する。で、人と変わっているポイントを見つける。アイテムとしては、メガネ、時計、カバン、靴などが定番のチェックポイント。で、スクラッチカードを渡して足を止めさせているその瞬間に、「素敵な、珍しい時計ですね？」と語りかける。こう言われると、男性はちょっと驚きつつ、「よくぞ聞いてくれた！」とばかりに薀蓄やエピソードを語り始める。さらに彼女いわく、「何かしら持ち物にこだわりある人は、アメックスにも興味のある可能性が高い」。なるほど、そのとおり。まあ何かこだわりなきゃいまどき年会費1万円以上が最低ラインのカードには入らんでしょう。なので、持ち物の個性度チェックは、入会意欲のスクリーニングにもなってるわけですね。また、社章を着けている人も要チェックだそうだ。わざわざ外出先や出張に行く途中でまで社章をつけているのは、自分の会社に誇りや「見て見て」という気持ちが入っていることが多い。これもトークに持ち込む材料になる。「親密になるためには、答えを出しやすいお天気や『ご出張ですか？』といった一般的な話題に行きがちになるが、『そのひと個人』にフォーカスした話題を見つけられれば一気に壁を飛び越えられる」とのことでした。オーネットのアドバイザースキルにも生かせそう。さらには、その手前のマス向け広告段階でも応用できないか?・・などなど、刺激に満ちた会話でした。ではまた。

  2010年05月29日

• お役立ち本。「お見合い1勝99敗」

  「お見合い1勝99敗」（PHP新書）という本が最近出ている。オーネットの資料も一部紹介していただいているので、読んでみた。著者の方は産経新聞の記者さんで、ほんとに100回以上のお見合いをした。そこからいろんな実体験、教訓、気づきやアドバイスといったラーニングを抽出している本。婚活検討中、婚活まっただ中の方、さらには婚活食わず嫌いの方でも、一冊660円の価値は十分にあります。（私はアフィリエイトでもなんでもないので、ポジショントークは入っておりません）内容。さすが、実体験に基づくのでリアリティにあふれており、随所ですごーくいいこと言ってる。私が当ブログで書いたり、セミナーで話してる内容ともけっこう重なり合う。例）・「『運命の人』とは、相性のいい人」・「いきなりアルコールが入る合コンは、真面目に結婚相手を見つける場としてはふさわしくない」・「相手をほめよ」・・・などなど。面白いトピックが多いので、また個別に深掘って取り上げてみましょう。オーネットのような結婚情報サービスについても、「結婚への真剣度の高い人たちと会える」「ただし、会社やアドバイザーは相談に乗るが、当人たちの間に入るわけではなく、会うことには自助努力が必要」と、フェアな記述。しかしそれにしても、、、本のタイトルだけ見ると、振られまくってもめげずに頑張りつづけた印象を受けるが、実際にはかなりいいとこまでいっていながらお断りを入れている（振ってる）ケースも数多い。こんなにたくさんの人とお付き合いできるなんて、ちょっと（かなり？）うらやましいぞー。ではまた。

  2010年05月26日

• 高学歴男性陣にプレゼン。発見は、「オトコは同じ」。

  昨夜は、Twitter上でお知り合いになった@fallinstarさんにお招きいただき、サイト回遊性を高めるアイトラッキングを体験。その後は社内の勉強会で「婚活×マーケティング」と称したセミナーをやらせていただきました。こちらの会社、理系男子比率、院卒比率、しかも一流大学比率がとても高いプロフェッショナル集団。婚活のセミナーにしては珍しく、オーディエンスの9割以上が男性でした。でも、みなさんクライアント相手のコンサルティングをやってるので、オープンに、インタラクティブに、楽しくセミナー＆対話ができました。「勉強会」という建付けだったので、婚活ビジネスの市場、競合の定義（広義の競合は何？）、マーケティングの視点（鳥の目で、虫の目で）なんてのを中心にお話した。でもやっぱり、激しく盛り上がるのは男女のギャップに触れるとき。私がよく、働く女性向けに使う「ベタなテクニックはとても効く」というスライド。「男性をほめる」「別れ際に何かお礼を渡す」「Xヶ月遅れのお誕生日メール」などなど、いろいろご紹介するのですが（詳細は私のセミナーにお越しください）、今日の男性陣の反応は、「こんなのやられたら、もーだめ、いちころ」「惚れる！」とニヤけ、盛り上がり、大変でありました。また、「男性は『やさしくて』『気が利いて』『癒してくれる』女性が好き」、というくだりでも、「そうそう」とうなずく方、多数。ぜひ女性の皆さんにお見せしたかった光景。先週、楽天グループ社内向けに同様の話をしたとき、ある女性から「この『好み』って、一般的な男性であって、イケてる男性の好みはちょっと違うんじゃないんですか？（もっと知性や教養や社交性を求めるんじゃないの？という仮説）」という質問がありましたが、残念ながら反証されちゃいましたね。いないとは言いませんが、かなーり少なそうでした。既婚者の方もけっこういらっしゃいましたが、独身の方はぜひお待ちしております。ハッピーな婚活ライフをお約束（きっと）。ではまた。

  2010年05月22日

• 「求めるのは、同性は刺激、異性はやすらぎ。20代のときと逆」だそうだ。

  あるグループインタビューで、とても示唆深いコメントがあった。アラサー女性の言葉。「最近は、同性で付き合う人には刺激を、異性には自然体や、やすらぎを求めるようになった。20代前半のころは逆だった」。これ、言い得てると思う。昨日のエントリーのAneCanでの年代ごとの結婚相手観とも関連する。「自然体でいられる」相手かどうかを見極めるのは、前にも書きましたが、実は容易ではない。自分が緊張していたり、非日常だったりという場（パーティ、合コンなど）では、自分自身が「自然体」状態じゃないわけで、相手との相性を見極められるわけがないと思うのである。そうすると、二回、三回は個人対個人で会って緊張が解けてこないと、「自然体状態」を作り出すのは難しい。また、何年かぶりの異性とのデートなんて局面だと自然体になりようがない。逆に、何回か会っていると、次第にお互いのクセや思考パターンがつかめてくるので、結果として自然体に近づきやすくなるともいえる。だから、本来は職場恋愛というものは自然体の相手探しには理に適っている。でもいまはセクハラだの、仕事の効率をギリギリ詰められたりだので、職場で恋愛するのは至難のワザ。オーネットの会員さんでも、半年・1年と、がーっと活動して、「ちょっと疲れたかなあ」というときに出会った方と意気投合、というのはとてもよくあるパターン。自分自身の肩の力も抜けるんでしょうね。かつ、そのリラックスが相手にも伝わる。まあ、我田引水なようですが、あらためてオーネットのシステムの良さを実感するわけである。ぜひ、何回もお会いいただいて、本当の「自然体」探しをしていただきたい、と思うわけです。ではまた。

  2010年05月19日

• AneCANの記事。年齢ごとの女性の結婚観の違い

  AneCanの6月号で、ジューンブライドの時節柄、結婚特集が組まれている。おもしろかったのが、女性4－5歳刻みで、それぞれが希望する結婚相手に求めるものを比較している記事。24歳の代表は、「結婚はまだ考えられない！それより今は仕事が大事。誠実な人がタイプ」。相手に求めるものは、1位「優しさ」　2位「楽しさ」　3位「尊敬できるか」で、ぐいぐい引っ張ってくれる人を求めている。ここで言っている「優しさ」は、包んでくれて導いてくれる優しさという解釈だろうか。肉食系指向と言ってもよさそうである。28歳になると、男女に求める関係性が対等になってくる。求めるもの1位は「楽しさ」、2位「精神力」、3位「気遣い」。友達のような関係。そして32歳。それなりに酸いも甘いも噛み分け、既に結婚して家族を持った友人たちの本音も聞き込んで知っている。コメントは、「自分らしくいられる人がイイ！　結婚生活って、我慢もたくさんありますよ」求めるものは、1位「尊敬できるか」　2位「価値観が合うか」　3位「家事力」。気張らず、自然体で、日常を共有する相手、といったものがキーワードになりそう。身の周りを振り返ってみると、女性が結婚した年齢に応じて、こういった違いが反映されている気がする。ではまた。

  2010年05月18日

• ある30代半ばの、男性に頼られてしまう女性の場合

  ある著名IT系企業にお勤めの、30代半ばの女性のキャリア・婚活相談を受けた。有名私大卒で、かつ日本の大学のMBAも持っている。最近の悩みは、男性とちゃんとした交際関係に至らないことだそうだ。社会人3－4年目のころは、相手が自分に気があるかどうかがわかった。向こうから言ってくるし、態度でも読み取ることができた。「いまは、なんか勝手が違うんですよ」とのこと。男性（年下が多いらしい）に「飲みに行きましょう」と言われ、1対1で飲みに行く。既に3回以上。映画に行ったこともあるし、お笑い好きということでルミネ吉本にも行った。でも・・何も発展する気配もない。たまりかねて、「ねえ、私と付き合う気ある？」と詰めたら、「そ、そんなつもりじゃ・・」と、ドン引きされた。。「そんなつもり」じゃなきゃ、どんなつもりだーと叫びたくなる。そういう関係の男性が3人くらいいるんだそうだ。たしかに、彼女は見るからにしっかりしている。自分のアタマで自分で考え、自分でキャリアを作っていこうとしている。年下の男性は、彼女のことを、頼りがいとか、キャリアの先輩として見ているのかもですね。これを、いかに恋愛感情に持っていくのか。あるいは持っていけない別物なのか。ここは、「草食系男子」とのお付合いにおいて女性が一番悩むところ。恋愛の駆け引き、と捉えると他にもやりようはあったようにも思えますが、私から見ると、はやめに突き詰めて「付き合う気ある？」と関係を明確にしたのはいいことに思えます。相手の男性と比べると彼女の時間の余裕度はまったく違うので、一日一日を大事にしないといけない。「こんなやり方があるぞ！」という女性の方、「こう言われるとぐらっと来る」男性の方、ぜひご意見お寄せくださいませ。次行きましょう、次。　がんばれ！ではまた。

  2010年05月15日

• 投資ファンドの方の話と、婚活事情への応用

  昨夜は、かつての同僚で、いまはある外資のファンドに勤めている方と夕食。最近のプライベートエクイティの投資事情を聞いた。最近は、ますます投資対象の出物が減っていて、ビッド（入札）になると過当競争ぎみ。で、その競争ぶりが少し様相が変わってきているとのこと。ひとつの案件に、外資や日系のファンドが入札するのは当たり前。ここに、行動原理が違う人が入ってくるそうだ。たとえば、大手総合商社系。商社の商流で仕事が取れることを織り込んでくるので、値付けが強気になる。しかも、経営権の取得についてもせいぜい取締役を一人送り込むくらいで、売り手側の抵抗感も薄い。なので、純粋なファイナンシャルバイヤーは勝ち目が薄い。さらに、最近は中国系のファンドも出てきているそうな。通常の日本のプレイヤーでは中国進出シナリオは楽観成長シナリオの参考値くらいで、なかなか値段には反映しにくい。でも、中国系ファンドは初めっから中国での市場開拓をフルサポートすることが大前提。したがって、提示する値段は5倍にも10倍にも跳ね上がってしまってまるで勝ち目がないらしい。さてさて、婚活ブログなので、結婚にも応用しなくては。ここからの示唆は、「評価する側の立場や特徴、スキルセットによって、評価が大きく変わる」ということ。他人が目をつけないような異性にも、あなたが見ると大きな潜在価値が眠っているかもしれない。他人が評価しないポイントも、自分なら高い評価をつけられる宝が埋もれているかもしれない。それを見出すためには、ファンドがきめ細かいデューデリジェンス（査定）をするのと同様、良いところを見つけ出すプロセス、努力と、時間が必要。「ひょっとして」と感じる相手を見出して、じっくりお付き合いして、デューデリしましょうね。え？そもそも出会うきっかけがない？そんなの、答えは決まってるじゃないですか。。ではまた。

  2010年05月11日

• バツイチの人は次も決まりやすい。「惚れ力」がある。

  離婚が増えてる。マクロの数値でも、身の周りのミクロのレベルでも。今回の帰省でも、けっこう身近なレベルでの話を聞いた。過去の会社の同期や諸先輩、後輩でも、ごく普通に聞く。こうした世の中を反映して、オーネットの会員さんでもバツイチ、バツ２の方はけっこういらっしゃるわけである。ところで、離婚歴のある方は、実は相手が決まって成婚退会されていくのも速い。なぜか？いくつか仮説はあります。・相手選びの基準が明快。何は譲れないポイントか、何はどーでもいいポイントなのか、が自分で分かっている。なので、門戸が広くて可能性が広がるし、スピーディ。・バツイチの方は、結婚に無限大の理想を持っていない。どんなに好きになった相手でも、嫌なところの一つや二つはあることを知っている。世の中に完全無欠の人間はいないことがわかっている。・なので、欠点を許すことができる。逆に、相手の良いところを見つけて、ポジティブに評価することができる。私がセミナーでよく使う、「惚れ力」（ライフネット生命岩瀬さんが気に入って使ってくれてる）があるわけですね。結婚は、相手のことを好きになれることがいちばん重要。振られても、傷ついても、次々と好きになれるならば道は開ける。一方、未婚歴が長いと相手探しがけっこう難しくなる。「ぜったい失敗したくない」と考えがちなので、ちょっとした欠点が気にかかる。失うことや傷つくことへの恐怖心があると、本気で好きになることを自分で制御してしまいがち。なので、乱暴を承知で申し上げると、未婚の方はとにかく一度結婚してみることをお勧めしますよ。ある程度のリスクヘッジさえしていれば、結婚することによって「惚れっぽくなる」ことは、先々の人生の可能性の幅を広げてくれるように思いますぞ。ではまた。

  2010年05月02日

• 野村證券本社の独身女性事情を側聞。

  昨夜は、アメックス時代にとってもお世話になった野村證券の部長さんとご一緒した。先週の、丸の内のニッセイプラザでのセミナーを「ぜひ周りの方に！」とご案内してたところ、「すげー行きたいけど、はずかしいから、個別に聞かせて」とのリクエストを受けたもの。いわく、「ボクの周りの本社の女性も、なぜかキレイな人が独身で残ってるんだよねー」。いえ、それは偶然でも、不思議でもなくて、必然ですから。（過去エントリー参照。10/3/31、09/12/12、09/11/23）おもしろがっていただいた。特に彼が気に入ったのは、男女の認識ギャップ。オトコは、とってもシンプルな生き物で、オレに対して「やさしくて」「気がきいてて」「明るくて」「癒してくれる」女性が好き。でも、女性、特に彼の周りの方は、可処分所得も時間もそこそこあるので、つい「自分磨き」「個性を磨く」に向かってしまう。で、それらは「普通の」男性は求めてないという事実。たとえば、この部長さんはNYやロンドンなどにもかなり長い間駐在したバリバリの海外金融畑（ちなみにもちろん妻子持ち）で、仕事もできるすばらしい方。ポイントは、その彼ですら、「もし自己紹介文で『NYに5年間住んでました』とか『XXXX（聞いたことない外国の作家）の小説が好きです』なんて書いてあったら、会いたいとは思わない」。女性のみなさま、男性は皆さんが思っているよりも、はるかにシンプルで、原始的で、純情で、古風で、保守的です。それはみなさんが「いいなあ」と思うセグメントの人であっても。ぜひこのあたり、お履き違えませぬよう。ではまた。

  2010年04月29日

• 大企業管理職の再就職面接と、婚活への示唆

  かつての職場の同僚と会った。彼女は今の会社に移るまでは、ある程度以上にしっかりした組織の会社にしか勤めていない。 で、今回は、社員数十人のオーナー企業。オーナーさんの卓越したセンスのおかげで、感性に訴えかける商品が圧倒的な強さを誇っており、業績が好調。彼女はPC、英語も交渉ごともしっかりこなせるため、とっても重宝されている。 そんなところに、名門大手商社を50歳くらいで早期退職した方が、人づての紹介で面接にやってきた。海外現法社長なども経験していて、ぜひ来てもらいたい経歴に見えた。 社長含めた面談で、世間話的なものを含め、面接。社長「お仕事ではどんなことをやってこられたんですか？」 大企業の方「いやー、大したことはやってなくって・・」 社長「（プライベート話題に切り替えて）お嬢さんが二人というと、何かと楽しいでしょうね」 大企業の方「いやー、ぜんぜん相手にされなくって・・」 私の友人「（さらに助け舟）じゃあ、お一人で、いろんな方と飲みに行けたりしていいですね」 大企業の方「いや、それが、けっこう1人で寂しくしてるんですよね。。」 と、何を振っても、よく言えば謙遜・低姿勢、悪く言えばネガティブ思考。この方を、経歴だけで採用になるという思い上がりとか、批判するのは簡単。でもふと思った。彼は、単に自分の売り込みに慣れてない？大企業の看板を背負った商売は、「押し出し」「売り込み」だとむしろ嫌われてうまくいかなかったかもしれない。とすると、低姿勢で謙遜して、相手に「ＸＸ会社の方なのに、腰が低くて好感度高い！」と思ってもらえる営業スタイルは、実は合理的だったとも言える。なんか応用できそうなので、結婚、婚活にあてはめてみる。 どんなに高学歴で高収入でも、会ったときに自分を魅力的に見せる努力は必要。謙遜、卑下だけでは分かってもらえない。別に、実体上に高く売り込むことはない。相手が振ってくれる話題を捉え、ポジティブに投げ返す。 採用面接では、候補者が自社で働いている姿を想像する。婚活初対面の場でも、相手は結婚生活をイメージする。気を抜けないですね。え？やっぱ疲れそうって？だからこそ、短期集中、効率重視ですよ。 ではまた。

  2010年04月25日

• 「プライド」で、行動を制約するのはもったいない。

  あるオーネット支社での、いい話のエピソード。ちょっと複雑ですが、オーネットの仕組みでは、あるお相手に申し込んで、「お受け」（OK）が来ると、申し込んだ側にのみ連絡先が開示される。つまり、初めに申し込んだ側が連絡を入れる、という流れ。申し込んだ側が、せっかくOKをもらって連絡先も手に入れたのに、10日間連絡せずに放置していることもある。そのときには「お受け」した側（つまり申し込まれた側）は、支社に問い合わせて連絡先を聞き出して、自分から連絡を取れるようになっている。-----------------------------------------(以下、支社の声）彼が積極的に動いてくれたことで結婚につながったとのことで、全てはタイミングなんだと改めて感じた。女性が自ら申し込んだのだが、あまりに「お受け」が多く、（注：可能性を増やすべくたくさん申し込むのが普通。ただ、モテる人だとOKをもらいすぎて大変になる）少し疲れ気味になり、お相手の連絡先に電話・メールする気力が失せていた。そのとき、お受けから10日経過した男性が連絡先を支社に問い合わせ、電話してきてくれたことがきっかけで交際スタート。OKをもらっていながら連絡できずにいたので、「彼からの電話がなければ、結婚はなかったと思う」。よくあるケースで、男性が「女性から申し込まれてお受けをしたが、何の連絡もない。10日を経過したからといって何故ぼくから連絡しなければいけないのですか？」と言う人がいる。どちらから申し込んだかなど問題ではなく、素敵な女性をgetしたかったら素早く、タイミングを逃さず行動に起こさないと幸運も逃げるのだとつくづく感じた。-----------------------------------------（支社の声おわり）男性は、プライドが邪魔をするんですよね。「なぜ、女性に申し込まれたにもかかわらず、自分がOKを出したら10日間放置され、こっちから頭を下げて連絡先を聞き出して連絡しなくてはならないのか？？」気持ちはわかります。でも、このケースのように、女性が疲れてしまっていることもあるわけです。その想像力、共感力を働かせることができるかどうか。そういう方なら、モテモテでお疲れ気味の女性と会ったときに包容力を発揮し、一気にゴールインだってありうるわけです。本件のように。婚活において面子、体面、プライドは、百害あって一利なし。別に、「捨てろ」というわけではありません。大人の共感力と包容力を示すことで、より高い次元でプライドを実現する方が、かなーりかっこいいと思うわけです。ではまた。

  2010年04月22日

• オーネットの全国会議にて（続編）。優れたアドバイザーの共通点

  昨日も、先週に続いてオーネットの全国会議。今日も私はみなさんの前でプレゼンをする機会があったので、ちょっと気合いを入れ、スーツ、ネクタイに、春らしいポケットチーフも刺してみた。会議の後の懇親会では、めったに会わないみなさんとの顔合わせのため、ぐるぐるとテーブルのメンバーが移り、ほぼ全ての方と会話する。そこでの発見。「できる」「すげー」「優秀」「カリスマ」と、名高いアドバイザーや支社長の方には、ほぼ間違いなく「チーフ、素敵ですね」とお褒めいただいた。なるほど。相手のいいところ、気づいたところ、特に、相手がこだわりを持ってそうなポイントを見つけて褒める。これこそ、私のセミナーで女性陣に申し上げていること。さすが、彼女らアドバイザー陣は、極めて自然にそれができているんですね。でないと、女性会員さんにアドバイスができるわけがない。婚活中の女性のみなさま、ぜひ見習ってみてはいかが？え？「そんなの社交辞令に決まってんじゃん、バカじゃないの？」って？私は、例えお世辞だと分かっていても、素朴に嬉しかったであります。オトコは女性が想像しているよりはるかに単純な生き物。くすぐって気持ち良くしてあげましょう。それで好きになってもらってお互いハッピーならいいじゃないすか。プラクティカルにいきましょう。ではまた。

  2010年04月16日

• 恋愛や婚活に振り向けるエネルギー不足にお悩みの方へ。

  昨日は、「戦略コンサル業界とtwitter」エントリのRTを契機にたくさんのアクセスをいただいた。でも、このブログはコンサルブログではなく、元コンサル視点で結婚や婚活を切ると、どんな風景が見えるか、というブログ。結婚・婚活というレンズを通して、戦略コンサルタントの考え方を透かしてみてくださいませ。さて、今日のトピック。婚活をためらう人、拒絶反応を示す人の心理に、あえて失礼承知で切り込む。「振られる」「断られる」ことへの恐怖感が強いのではなかろうか？（いや、自分がそうだったから言ってるのです）「意を決して告白する」ことで、相手にとっての自分の価値が明白になってしまう。多少なりとも、傷つかない人なんかいないし、私も正直、傷つきもしないような感受性の持ち主とはあんまり親しくしたくできないかもしれない。ただでさえ仕事やキャリアで「勝ち」や「負け」やとうるさく言われるのに、もう勘弁してくれ、というのは正直なとこだと思う。これは、ハードルです。告白しようかどうしようかというのは、精神的にも体力的にも多大なエネルギーを要する。「断られて」傷つく可能性を減じるために、いろんな情報を事前に確認していかなくてはいけない。具体的にどんな悩みが起きるのか、男性バージョンで考えてみましょう。・相手はそもそも今、一人身だろうか？告白したら「彼氏がいるんです」は情けなさ過ぎる。何も得るものがなくかっこ悪いだけ。でも、指輪をしてないこともあるから情報収集は気を抜けない・自分はどのくらい気に入ってくれてるんだろう？気のある素振りをしてくれてるように思うけど、実はよーく観察すると他の男性にも似たようなことしてないか？…たいへんですね。さて。だからこそ、オーネットみたいなとこ（含む結婚情報サービス）の合理性。・まず、相手は独身。しかも、結婚相手を探していることは明らか。「実は彼氏がいて・・」なんて言われるムダ弾を撃つ必要なし。・たとえ断られても、落ち込んでる暇はない。ヘタに時間があると、あきらめきれずにうじうじ悩む。・何が悪かったか反省くらいはしたほうがいいが、それ以上悩んでもムダムダ。次にチャレンジしましょう、というアプローチが取れるのである。もう恋愛エネルギーが落ちてきて・・というあなた。実は実は、そういう方にこそ、結婚情報サービスは向いているのです。一出会い単位あたりの必要エネルギーは相対的に低いのです。ではまた。

  2010年04月12日

• いわゆる「駆け引き」が苦手な方へ。

  昨夜は、知人経由で個別にリクエストいただいた「ニッポンの婚活事情」プレゼン。渋谷支社にて女性5人向けにやってみた。少人数は、とってもパーソナルに話せるので、実に楽しいし、参考にもなる。ある参加女性のコメントが印象的だった。彼女は、見た感じはまったく男性に不自由しなさそうな女性。でも、「合コン、パーティー、紹介など考えられるあらゆる婚活は試している」が、成果につながっていない。「わたしは、いわゆる『駆け引き』が大の苦手なんです・・」とのこと。具体的には、相手の男性が結婚する気があるかどうかを、当たりさわりのない会話の中から引き出し、見極めるのが苦手。どれくらい押すべきなのか、引くべきなのか。相手の結婚への本気度、自分への本気度を見つつ、自分の気持ちをどう訴えていくか。。。そういった、やり取り自体が、とても苦手だそうだ。これって、多かれ少なかれ女性には共通の悩みではなかろうか。で、そこにいた百戦錬磨のオーネット渋谷支社長。「ここだと、本気で結婚しようと思っている相手しかいないのよ。気疲れするだけの駆け引きプロセスは、省略できますよ」。彼女は、「そうか！」と目からウロコだった様子。他にもセミナーではいろいろ気づきがあったようで、「うすうす、そうかなーと思ってたことを、ズバズバと数字や絵で示されて納得。動かなきゃと思いました。ほんと、誘ってもらって来てみてよかったです」とのこと。素朴に、うれしいぞ。明日の金曜日は、また渋谷支社にてセミナー、来週は丸の内ニッセイプラザでやります。いずれもまだ募集中。さらに、4/26（月）は東京国際フォーラムにて（有料、1,000円、お茶菓子込み）、5/1（土）は私の出身地である高松にて予定しております。⇒追記：ニッセイプラザでのセミナーは実施前に定員オーバーで受付終了。日生の方も喜んでたので、またやってもらえそうです。次の機会にぜひ。「目からウロコ」体験をしたい方、ぜひぜひお申し込みくださいませ。ではまた。

  2010年04月08日

• 深掘り。「自然体でいられる相手」とは？

  「結婚相手探しは、条件なんかじゃない。けしからん」。「婚活」ワードにすこし反発する方が、twitter上で書き込んでいるのを見かける。こういった場面でよく言われるのが、「自然体でいられる相手と、恋愛して結婚するものである」というもの。実際、オーネットで結婚された方たちも、「自然体でいられる相手が見つかった」とおっしゃるケースが圧倒的多数。では、せっかくなので、今日はこの漠然としてつかみ所のない「自然体」なるものを掘り下げてみよう。「自然体」を、平たい言葉で言い換えてみる。・肩ひじ張らずにいられる。背伸びして実態よりも良く見せる必要がない・失うものを気にせず、緊張せずにいられる・ムリして話題を探して意思疎通を図らなくても、分かりあえている・・と、こんなかんじだろうか。では、こういう仲になれるには、どんなことが必要条件なのだろうか？⇒たとえば、自分が相手に受け入れられている、という自信ができている。　相手のこともわかっている。幻滅させられたり、驚かされることがない⇒物事を考えたり判断する基準やバックグラウンドがある程度似通っており、既に二人で共有されている　いい加減でいいときはいい加減に、ちゃんと決めないといけないときは決める、という局面ごとのレベル感も似てないといけない。「今日のランチ」はどーでもよくても、「二人の記念日」にどこに行くかは気を使う、というふうに・・・こりゃたいへんだ。こう考えてみると、「自然体」なる状態を実現するまでの意識共有努力は、一筋縄ではいかない。こんな相手に、ぱっと巡り会えるなら、あるいは会ってすぐこの境地に至るのなら、言うことない。みんなそれができるなら、たしかに「婚活」なんか不要。オーネットが存在する必要もない。でも実際には、「自然体」なる状態にたどりつくことがいちばん難しいから、未婚の人が増えているように思うのである。意識共有のレベル＝説明能力×説明に費やす時間、だとすると、じゃあ、ある程度回数を重ねて会わないと、相手についての累積知識が溜まらず、「自然体」の閾値に達しない。そうなると、手当たりしだいいろんな相手に会ったり一人当たりの会話密度の薄い合コンに毎週参加しているほどみなさんはヒマではないのである。じゃー、やっぱり過去の学歴、職歴、趣味、興味の範囲などで少しでも絞りをかけて、共有努力が少なくてすむようにしたいものである。「条件」というのは、「自然体」に至るまでのプロセスを短縮化する「道具」「手段」なのだと思っていただきたい。目指すところは「自然体」。それは、結婚情報サービスも合コンも職場恋愛も同じ。単に道筋が違うだけ。ではまた。

  2010年04月07日

• ある外資のサポートファンクションの女性（アラサー）のお話

  昨夜は、過去の職場で一緒だった方とお食事。彼は、いまはある外資プロフェッショナルファームで働いている。オフィスには妙齢の独身女性が何人かいて、独身率が高い。一方、超高収入の男性陣は、既婚率100％。彼から、「こんな女性がいて・・」と、あるサポートファンクションの女性についての話。（友人）「彼女は、ルックスはいいかんじで、仕事もできて、海外経験があって・・」・・・ふむふむ、なんか匂うぞ。（友人）「目黒区の実家暮らしで、お父さんは大手総合商社のOBで・・」・・・おお、ますます危険な香り。（友人）「だれかいい人紹介して、って言われるからセッティングしたが、彼女は煮え切らないどころか文句まで言われたので、もう紹介しない」・・・やっぱりそうなりますか。実に、女性の晩婚化リスクの５要件（いま考えた）を全て満たしている。要件１：周りの男性（かつ既婚者）のレベルが高い。収入も、人間としても、立ち居振る舞いや会話の面白さも。要件２：実家暮らしで可処分所得が多い。「結婚しても生活水準を下げたくない」と言いがちですが・・働き続けないと普通はお小遣いの額は減りますね。下がらない方が驚き。要件３：親御さんが社会的経済的に成功している。どうしても、お相手には父親と同程度かそれ以上を求める。でないと親が喜んで受け入れてくれない予感がして（実際そうなる）、二の足を踏む要件４：大半の「普通の」男性が怖気づくであろう経歴や側面情報。勤務先、オフィスの場所、かっこいい名刺、海外経験や語学力、実際の仕事能力、日頃の経験値・・世の95％以上の男性は近寄りがたい印象を持つ要件５：ルックスはよいので、これまであまり男性に苦労した経験がない。言い寄られたことは多くても、自分からアクションした経験に乏しく、やり方も知らなければプライドも邪魔するてなかんじ。5要件に３つ以上当てはまる方、危険です。一刻も早く環境やマインドセットを変え、能動的に動くことをお勧めします。まずは1人暮らしからですかね。実家の自分の部屋はなくしてもらって、退路を断つとか。ではまた。

  2010年03月31日

• 消費者目線だけだと婚活はうまくいかない。わかっちゃいるけど・・

  日本の消費者はレベルが高いと、よく言われる。完璧さを求める。穴を許さない。価格と品質のバランスが取れていないと、どんなに安くても買わない。容易にはだまされない。メーカーや相手の隠れた意図を見破る。何で儲けようとしているのか、どこまでが餌で、どこからは収奪されるのかを察知し、うまくおいしいところだけさらっていくのが得意。そこに喜びを感じる。コンサルタントのとき、グループインタビューをやってると、「どうせ、こういうのを売りたいんでしょ？」と深読んできたり「僕はいらないけど、欲しいという人もいるかもね」と逆コンサルしていただく方にお目にかかることもしばしば。（ちなみにこういうときには、必ず一人称で聞き返さないといけない。「で、あなた自身は買いますか？」）しかし。結婚の場合には、辛口評論の「キビシイ消費者目線」だけだとうまくいかない。実は、自分も相手に選んでもらう立場なのだということが、意識から欠落して「お断り」し続けるケースはよくあること。そこで、営業系や接客系の方であれば、自分を売りにしないといけないので、客観視できるのではないか？という仮説を抱き、アドバイザー経験の長い広報マネジャーの平川に聞いてみた。「案外、そう単純でもない」と言う。「営業や接客をしている人は、もちろん自分が見られている、選ばれる側にある、というのは意識している」「でも、それ以上に、たくさんのいろんな人と会う機会が多いので、いい部分もいやな部分もたくさん見ている。したがって、見る目は実は磨かれているので、こと自分の結婚相手という話になると、とたんに譲れなくなることも多い」とのこと。はーあ、難しいなあ。見る目の肥え度と自分の客観視は、深遠なテーマである。また稿を変えて、あらためて。ではまた。

  2010年03月30日

• iTunesの進化と、オーネットのアドバイザーの価値

  最近、アップルストアのiTunesが進化しているように思う。もともと、お勧めを出すGeniusという機能はあったが、最近ここに出てくるお薦めの曲選びセンスが、かなり秀逸である。単にアーティスト名とかジャンルというレベルではなく、気に入った曲と似た曲調のものを薦めてくるようになった。これがかなーりいいとこ突いてて、試聴するたびにどんどんクリックが進んでしまう。しかーし。人間ゼータクなもので、こうなるとまた好みが偏ってきてるような気がして、ぜんぜん違う感じの曲も聴きたくなる。これはいくらiTunesでもまだ提供できてない。アートの領域に入りそう。オーネットが提供する結婚相手のマッチングでも、あてはまるかも、とふと思った。お互いの共通点や似たところを探し出す「類似性」は、データマッチングとの親和性も高い。いっぽう、お互いの足りないところを補い合ったり、デコボコゆえにうまくいくといった「相互補完性」は、データに落とし込む難易度が高い。でも、これがぴったりはまるととてもいいカップルになることが多い。どうすればそんな相手と巡り会えるか？まずは、たくさんのお相手候補と会うこと。かつ相互補完性が発揮される場面は初対面ではなかなか出てこないので、何回か回数を重ねて会った方がよりよい。これを続けていると、ときには自分がいったいどんな相手と合うのか、「わけがわかんなく」なるかもしれない。音楽と違って、たくさんiPODに詰め込めるわけでもないですしね。幽体離脱して自分を客観視する、メタ認知するなんて、言葉では言えても実際はそう簡単にできるものではない。ましてや恋愛感情は、主観のかたまり。独断と偏見の最たるもの。そんなときに、自分を他人の目で客観的に見てアドバイスや気づき、サジェスチョンをくれるのって、リアルのアドバイザーがいる価値だと思います。自分たちではけんかばっかしてるつもりでも、第三者から見たらほほえましいお似合いの相互補完だったりしますしね。ではまた。

  2010年03月24日

• 「婚活に適した時計」と、収入と価格とのバランス感

  先週、オーネットの広報チームが、あるメンズブランド誌の取材を受けていたとき。記者さんから、「どんな時計が婚活に効くんでしょうか？」という、ちょっと難しいご質問があった。アドバイザー経験の長い広報マネジャーの平川いわく、「その方に合ってさえいればいい。ただし、女性は他の要素と兼ね合わせて、細かくチェックします」。なるほど。そうだろね。オーネットでは、初めてお会いするときには、年収水準が先に分かっている。これは良くも悪くもすごいこと。世の中の他の場面では、まず考えられない。なので、時計の価格水準は、年収とのバランス感を問われることになる。簡単に言うが、これはけっこう難しい。あえて、私の職歴や交友歴で、過去いろんな職場で（＋そのOBたち）、いろんな人たちを見てきた中で、年収と服飾品類の価格バランス感をイメージしてみた。ちなみに男性ファッション誌でときどき書かれている水準よりは、控えめだと思う。雑誌と違って「売らんかな」のポジショントークが入ってないので。たとえば、スーツ。私のイメージでは、年収の1%程度。年収300万円で3万円、5-7百万円で5-7万円、10百万円で10万円、20百万円で20万円、てかんじ。もちろん、全てのスーツをこのレベルでそろえる必要はないと思う。でも、「今日こそは」という営業のとき、多数の人に見られるときには、この水準感かと。時計は、嗜好品の要素が強くなるので難しくなる。年収の2-3%前後だろうか。5-7百万円の人で1本10-20万円前後。10百万円を超えてきて30-50万円。100万円overの時計は、かなり稼いでないと本人が時計に負けてしまう気がする。ちなみにクルマは、もっと趣味性が強いので、難しい。実用重視派やそもそも持たない派も増えてて、以前ほど所属クラスのシンボル的な意味合いが薄れている。あえて置くと、年収の1/3くらいという水準感はどうだろうか。こういったバランス感に沿っていれば、女性からは「なるほどね」と言ってもらえそう。・バランスに比して所有物が高すぎると、「大丈夫？」「ちょっと自信過剰？」になるし、・低すぎると「ケチくさい？」「気を使わないんだ（それはそれでありですが）」、となるかも。これらは収入の継続可能性にもよる。・景気のいい業界の短期的なボーナスや、株、不動産、ストックオプションでの一時収入で稼ぐのと、・雇用や収入が相対的に安定した優良企業や、医者・弁護士などの資格商売での着実な年収とは違ってしかるべき。後者の場合は前述の比率が上ブレしてもいいと思う。こういったところ、男性は物欲に任せて比較的無頓着でも、女性はけっこうしっかり計算して観察しているのではなかろうか。ご注意あれ。ではまた。

  2010年03月23日

• 合コンの投下時間対効果(ROTI)をさらに掘り下げる。

  昨日のエントリーでご紹介した、未婚30代男性・外資IT企業勤務、の方から、たいへん示唆に富むいいメールをいただいた。さらに議論が進化した。注：タイトルや文中のROTI(Return on Time Invested)は、議論のための造語で、一般に言うかどうかは関知しませんのであしからず。（以下引用。ご本人了解済み）-----------------------------------------ちょっとまじめな論点では、合コンのROI（費用対効果）とROTI（投下時間対効果）の低さは、社交的な20代を過ごした既婚者は十分に理解していると思います。 だから社交的な30代の男性は今更合コンへ参加するのは時間の無駄でしかなく、それなら仕事をするかビジネス上のお付き合いに参加したほうがお得だと思い、合コンの男性参加率が下がっているのだと思います。（→西口注：なるほど、30代男性にとってはビジネス面でのバリューアップの方がより時間対効果が高いので、合コンは負けてしまう。ビジネスマンとしてのバリューが上がれば、結果的に合コンに行かなくてもモテモテになるし。）また、「社交的」と修飾語をつけた理由は、合コンではあまりに互いのプロファイル情報がないところからスタートするため、限られた時間で相手と話をするスキルがないとプロファイルできないため、つぎに繋がるケースは極めて低くなるのは必然であり、このスキルがある人たちはすでに既婚者になっているのだと。。。（→西口注：うーーん、痛いし反論もありそうだけど、いいとこ突いてる。一方の女性側は、その「社交性」が劣る男性は「ありえなくなーい？」と切り捨ててしまうわけですね。経験と年齢を重ねた女性には、現実の市場環境に対応して本来寛容になってほしいところ。こんなときオーネットのアドバイザーは、「原石を磨くつもりで接しましょう」というセリフをよく使いますね。）O-netさん的には、本当にこのROIとROTIの問題を、真剣に婚活する女性に説明してあげ、O-netさんの優位性を納得させ、会員になってもらうことは正攻法だと思います。ほんと、文末の言葉(注：前回エントリーの最後の部分）が真意だと思います。 そのように考えると、O-netさんのビジネスって、人間性を扱う究極のビジネスのように思い、非常に興味深いですね。---------------------------------（引用終わり）はい。まさに本質的なご指摘、ありがとうございます。さらに議論が進化しそうな予感がするぞ。今日はここまで。ではまた。

  2010年03月19日

• 結論。合コンはROI（費用対効果）も時間対効果も、はげしく低い

  一昨日から続けている女性から見た合コンの非効率さ。今度は、火曜の夜にやった男子のみでの婚活談義で、魅力的な未婚男子の視点をご紹介する。参加者の内訳は、既婚者3名、未婚独身1名、バツイチ独身1名。 未婚独身の方は、修士号をお持ちで外資IT系勤務、30代後半。「行きたくもない」合コンに「頼むから」と無理やり駆り出され、ごく自然な成り行きとして、モテる。 最近は、彼を虎視眈々と狙う肉食系女子の殺気を感じるそうである。「とりあえず」関係を迫られることすらあるとのこと(！すげー）。なので、合コンには形だけ参加して、途中で逃げ出してしまうこともけっこうある。 彼を落とす難易度は、女性にとっては極めて高い。 ・彼はお酒が飲めない。酒につきあってあげられないので、できればお相手女性も飲めない方がいい⇒必然的に、合コンの場に来る女性が、彼の対象になる確率は下がる・合コンで電話番号なんか聞こうとも思ってない・彼女は・・実はいないわけではない。遠距離で、しかもちょっとワケありで結婚していない。ただ、だからといって他の女性に可能性がないわけではない。…果たしていったいどうすれば、彼のような人は口説かれてくれるのだろう。とうてい合コンでは口説かれる気がしない。 ちなみに、近時の合コンでは、男性側幹事は男性集めに苦労することが多いそうで、特に人数合わせのために既婚男性を混ぜたりしたら、猛烈なブーイングを食らうらしい。それだけ女性は真剣ということですね。 …こうやって、合コンにまつわるミクロの事象を掘り下げると、合コンでの結婚成立可能性は極めて低く、ROIがまるで合わないということが、よーく分かってきたのである。昨日の女性のコメントから、「悪くないね」という合コンが「せいぜい」10回に一回とすると、・10回分、4-5万円のお金に加え、・毎回2-3時間の20-30時間かつ見知らぬ人と話すエネルギー消費をかけて、ようやく1人、その先につながるかどうかでしょ？？効率、悪すぎ。と、考えていくと、なーんだ、オーネットの方がはるかに費用対効果も時間対効果も高いじゃん（そーくるか）。いやまじで。あらためて、自信をもってご紹介したい。もちろん無理強いも押し売りもしません。客観的にお伝えしているだけでございます。合コンをやめる必要もありません。でも、そこだけに頼っていると、お金も時間もエネルギーも費消して、疲弊してしまうのはリスクだと思うわけです。この彼からは、さらに示唆深いメールも頂戴したので、また明日以降ご紹介します。ではまた。

  2010年03月18日

• （反応編）合コンを重ねるごとにオトコを見る目が厳しくなる女子の方へ

  昨日のエントリー（女性の累積合コン参加回数とオトコを見る目の肥え度の相関）、けっこう刺さったようで、いろいろ反応を頂戴しました。---------（以下、共感メールから引用）「合コンの後、女子だけで批評会をしないこと」この話、かなり共感してしまいました。合コンが終わった後の女性陣の感想、「あり得なくない？」「なんか微妙だったね」というものがとても多いと思います。私の勝手な体感値ですが「今日は結構良かったね」と女性同士で話すのは、10回に1回くらい。（ニシグチ注：そこまで打率悪いのか！）ただ、「今日は結構良かった」と話す時には友人と良いと思った男性が被ったりするわけで(笑)、なかなかうまくいかないんですよね～。※先日、友人AとBが同じ合コンに。それぞれ男性から食事のお誘いを受け、私に報告を入れてきたのですが、なんと同じ男性。こうなると、女性同士は友人関係の為にももうその男性に興味がなくなっちゃう。勿体ないですね。------------（引用終わり）・・最後のくだりは、条件の揃ってるオトコはそれを自覚していて、エンジョイしようとしているとも見えますね。---------- (以下、別の女性からの共感メール）「確かに・・・！」の一言です。そうですね、西口さんのお話された女性のおっしゃる通りかもしれません。ご飯も学生の頃は笑笑とかで満足していたものが、特に働く独身女性（20後半ぐらい以降）は美味しいお店にも行き始め、気づいたら笑笑じゃ満足できなくなっているんですよね（汗）男性を見る目、という観点もそうかもしれませんが、30代以降の女性が「収入」とかに目がいってしまうのは、「生活水準を今以下に下げる」ことへの抵抗が強いんだと思います。（私もそうだと思います。。うーん）-----------（引用終わり）また、違うパターンでは、「本来、ステレオタイプの女性を選ぶ男性よりも、女性のほうが多様な相手を好きになるのでは？」というご意見もtwitter上でいただいた。これについてワタクシの解釈。たとえば中高生のときは男性の好みがけっこう散らばった気がするので、本来女性の好みは多様なんだと思う。でも、社会人になり、経験も、年齢も、合コンも重ねると、世の中のいろんな現実に目覚めてしまう。知らなければ幸せだったかもしれない落とし穴もリスクも失敗事例も見えるようになり、いろいろ条件を求めるようになる。結果として、みんな好み（≒条件設定）が似てくるということになっているように思います。落ちは・・・だから、少しでも早く、勢いもタイミングも、大事にしましょう、ってことですかね。ではまた。

  2010年03月17日

• 合コンを重ねるごとにオトコを見る目が厳しくなる女子の方へ

  先週は、オーネットの渋谷支社オープン記念で、マスメディアの方たちを集めたメディア向け説明会。社長からのご挨拶と、私からは「ニッポンの婚活事情エッセンス版」をプレゼンさせていただいた。その中で、「女性の目の肥え度を時間軸で分析する」というホラーストーリーのチャートをお見せした。女性は、基本的に時間がたてばたつほど、言葉を変えると「年齢を重ねるほど」オトコを見る目が肥える。しかも恐ろしいことに、下方硬直性があって下がらない、というもの。（さらにプレゼンでは、ある別の軸の変数と重ね合わせて見せます）終った後、あるメディアの方（独身女性）と感想をかねてお話していたところ、「時間がたつと、どんどん目が肥えるっていうの、すごーくよく分かります」とのこと。彼女の仲良しグループは、合コンの回数を重ねると、どんどんオトコを見る目が厳しくなるそうだ。20代前半はイケメンに惹かれていたが、30代になると年収が重要になってくる。合コンをセットする前に、会社名チェックで、話を受けるかどうかを決めるとのこと。さらに、参加者がたとえ一流優良大企業であっても、女性慣れしていない理系男子だったりすると、「話がつまらない」とバッサリ切ってしまう。と、いろんな「譲れない」ポイントがどんどん増えてくのですね。ここでのワンポイントアドバイス。合コンの後、女子だけで批評会をしないこと。お互い、ビミョーに牽制してしまう。こっそり「この人、ちょっぴり気になるなあ・・」と思っていても、周りにケチョンケチョンに言われたり自分も一緒になって「そーよねー、ダメダメよねー」なんて盛り上がってしまうと、動けなくなってしまう。社会心理学でいう「一貫性のワナ」ってやつですね。人は自分の言ったことや一度取った行動に縛られてしまう。なので、女子は、こっそり動きましょう。抜け駆けが基本です。合コンでは抜け駆けしにくい人は、ぜひオーネットで抜け駆けを（そーくるか）。ではまた。

  2010年03月16日

• 女性は、先端を見る。ディテールを見る。

  昨日、オーネット渋谷支社オープンを記念してメディアの方を集めたセミナーをやった。私は話す立場だったので、服装にはいちおう気をつかった。で、PRをいつもサポートしてくれているお取引先の女性に、「いつも、靴をきれいにされてますね」とご指摘いただいた。今回言われたということは、以前からいつも見られているということ。男女の違いやコミュニケーションを語る本でよく書かれていること。「女性は、先端を見る。詳細を見る」。なので、デート初心者の男性は、靴や髪、爪の先には気をつけなさい、というアドバイスですね。ネクタイも先がとがっているので気をつけたほうがいいかもですね。一方で、男性には同じ趣旨のことを言われたことがない。男性側は、自分自身があんまり相手のディテールを気にしないので、自分のことも軽視しがち。私も、家内が髪を切ったのにまったく気づかずに怒られることがよくある。世の男性諸氏には思い当たりもあるのでは？（と責任回避しておく）男女の違いを自覚的に認識しておくことは、お互いのためでもあります。別の生き物だくらいに思っておいたほうが、感情的にならなくていいかもしれません。ではまた。

  2010年03月13日

• 女性にとっての経済的自立は強い武器。楽天証券合同セミナーより

  一昨日の日曜日、楽天証券との合同セミナーをやってみた。「資産運用×婚活」という楽天グループならではの趣向。楽天証券さんの「女性向けの運用セミナー」という告知だったので、資産運用の話を聞きにきている女性たちがオーディエンス。なので、私からのメインメッセージは、「経済的に自立していれば、お相手探しの自由度が飛躍的に高まる」。女性は、どうしても結婚相手の男性に、自分よりも高い年収を求める。だいたい自分の1.5倍が標準的な希望の水準といわれることが多い。で、それだけではすまない。女性はそもそも結婚に対してとても現実的な、リアリスト。条件を上げていくと、だいたいこんなかんじ。・ゼータクは言わないつもりだけど、経済的な安定はほしい。・子供のことを考えると知的水準も気になる（「この人のDNAを残したいかどうか」ということを結婚の判断基準にする女性が増えているという）。・不潔な人は論外・身長はできればヒールをはいたときでも見劣りしないくらいの高さ・見た目だっていいに越したことはない。・相性が合うこと？それって最低要件じゃないの。。。で、ほうっておくと、世の中の圧倒的多数の女性が同じことを考えてしまっているわけです。どうしても競争環境は苛烈になる。しかも「そのうち･･･」「まだいいかな･･･」なんて言ってるうちに、競争環境は、需要と供給の両面から悪化し続ける。　・需要：いいオトコはどんどん売れていく　・供給：毎年、若い女性が新規参入してくるそれに対する一つのソリューションが、女性の経済的な自立。男性に経済力を頼らなくてよくなった瞬間、競争環境は劇的に改善する。たまたま、収入に恵まれないだけの良いオトコはたくさん存在する。イケメンで選ぶもよし、天使のような性格を選ぶもよし、高い知性を求めてもいい。ということで、30分少々の前座を務めて、楽天証券さんの運用セミナーにバトンタッチしました。「『期せずして』いい話が聞けました！」というご感想をいただきました。またやってもいいかな。ではまた。

  2010年03月09日

• 一流のコンサルタントも、また人の親であるという当たり前の発見。

  ゴルフにご一緒した昔の会社の大先輩との会話。彼は、お世辞抜きで超一流のコンサルタント。行き帰りのクルマの中で、ひとしきり婚活や結婚難の話をしてて、ワタクシのこれまでのオーネット生活で得た知見を披露させていただいた。（私）「女性は、独身でいい生活をしていて結婚生活への期待水準が高まると、結婚できにくくなるんですよね。だから親とは同居してない方がよくって、可処分所得が、少ない方がむしろいいんです」「父親が社会的・経済的に成功していると、娘はお相手探しの難易度が上がっちゃいます。なぜなら相手選びに父親の姿を重ね合わせて選ぼうとするので」（彼）「そっかー、若い女性見ててもわかるわかる。そうだよなー」（私）「だから、娘さんが彼氏を連れてきたら、あんまり文句を言わずに認めてあげないといけないんですよねー。否定しちゃうと、親の期待に答えなきゃと自縄自縛になってしまうので」（彼）「なるほどー」（ちょっと不満そう）・・・ふと、気になった。（私）「XXさん、娘さん大学受験でしたっけ。これまで高校までの女子高生活で、彼氏の影って感じました？」（彼）（本人、笑いつつも）「あるわけない！そんなもの、少しでも気配を見せたら断固、承知しない！相手のやつをケチョンケチョンにして、蹴飛ばしてやる！！」（私）「・・・・。（苦笑）」他人のことはいろいろ言えても、自分のことになると難しい。たとえ切れ味ばつぐんのコンサルタントであっても。。だから、結婚の話は、奥が深いのである。ではまた。

  2010年03月06日

• 魅力的な40代独身男性が、結婚しない理由を深掘ってみた。

  あるたいへん魅力的な40代前半の独身男性の方とお話していて（ブログ掲載ご了解済)。どう見てもオーネットにご入会いただければモテモテになりそうで、ご本人も、女性会員さんも、ハッピーになること間違いなし。なので、冗談半分、いや冗談2割・本気8割くらいで、オーネット入会を口説こうとしたが、どうにも煮え切らない。しょーがないので、「じゃあ、いったいどうして興味を持てないのか、マーケティングの参考上、教えてもらえませんか？」に切り替えた。「うちがうさんくさいですか？」　「そんなことないですよ」「費用が高い？割高ですか？」　「いいや」「登録するのがみっともないですか？」　「いいえ」「なんか、言葉にできないんだけど、その気にならない」とのこと。じゃあ・・・「自分の時間がなくなるのはイヤですか？」　「うんうん」「自分のお金が自由に使えないのも？」　「あー、イヤですね」「さびしくないんですか？」　「さびしくない。（断言）」なるほど。聞いていくと、平日の昼も夜も予定は2-3週間先まですべて埋まっている。お仕事がら、土日も予定が入っていることが多く、昼食は誰かと食べるし、夜はこれまた誰か相手がいる。とっても人付き合いの良い方で、かつ1人身と分かってるので、どこからか声がかかる。友人のご夫婦とご一緒したりすることも多い。うーーーん、これでは確かに寂しさを感じる場面がないわけである。唯一、「妹に子供ができてから、子供はほしいかなと思うようになった」とのこと。まあ、こうしたケースでは無理強いしてもしょうがないので、しっかり情報をお伝えしたうえで、後は熟柿が落ちるタイミングをじっと待つ、ってかんじでしょうか。きっと何年かのタイミングで振り子が振れて、ニーズが顕在化するはず。でも、ご本人にとってもホントは早いほうがいいと思うのだがなあ。。ではまた。

  2010年03月03日

• 「価値観のぴったり合う人」探しのワナ

  「自分と価値観の合う人がいい。なかなか合う人がいない・・・」独身の方からよく聞くセリフである。断言する。これは、結婚しないことへの言い訳である。こういう抽象的な思考停止ワードにぶつかったときには、必ず具体に落として考えること。価値観がぴったり合う人がどんな人か、冷静に考えてみよう。極論すれば、いまこの瞬間の自分自身。でも、さらにもう一段、具体的に考え続けてみる。・会社でとっても嫌な思いをして、帰りの電車が事故で１時間足止めを食らってちょーイライラして帰ってきたあなた・今日は久しぶりに会った友人にいろいろ近況を聞かされて、楽しいプランをいろいろ思いついているあなたこの二人が家で、はたして平穏無事に会話を交わせるでしょうか？もしそれができるとすれば、そこにあるのは、「合っていること」ではなくて、相手への思いやりだったり、心の余裕だったり、「共感力」だったりするはず。さらにさらに、「合うこと」より、「合わないこと」もとっても重要だったりします。何かの事象が起きたとき、まったく同じ反応をしている二人だと、共振して不快な「ハウリング」を起こしてしまうかも。喜びが倍加する分にはいいんですが、不幸な気持ちも倍化したり、妄想がエスカレートして暴走してしまうとか。ただ、この「相互補完性」は、オーネットのご提供するマッチングサービスでも難易度の高い分野で、アートの領域。だからこそ、相互補完性を見極めるためにはお相手とじっくり付き合うことが必要。そのためには、候補を探す段階はどんどん短縮化していかないと、時間がいくらあっても足りんわけですね。ということで、出会いまでのプロセスの短縮化はオーネットをうまく使い、じっくりお付き合いするプロセスにたくさん時間をかけてくださいませ（そーくるか）。ではまた。

  2010年02月26日

• 今週のanan特集「モテる人の秘密」からの、キャリア女性への示唆

  今週のananは、「モテる人の秘密」（副題：どうしてあのコが…!?）。読んでると、実におもしろい。オーネット転職前だと、絶対買えないし、恥ずかしくて読めなかったが、読んでみると奥が深いし、いいとこ突いている。何がおもしろいかというと、オトコとしては当たり前に「そういや、そういうことされりゃ気になっちゃうよなー」ということが、女性誌としては大いにネタになること。つまり、男女の認識ギャップがわかる。一方で、矛盾してるようだが、女性から見た「モテるあのコの分析」では、女性は何となくはそのテクニックに気がついているということ。にもかかわらず、実践している女性は少なそうだということ。いろいろ載っている。例えば…●目が合うとまずは笑顔でニッコリ●オーバーアクションで聞き上手。大したことない自慢話に「ホントですか!?」と目を見開き、手を叩いて笑う●上目遣いで、オトコの服の裾を引っ張る。合コンで席を移ろうとすると、そうやって「行っちゃイヤ」と言ってみる●「昨日、夢に○○さんが出てきたんですよー」と話しかける●何をするにも「近い」。話していると、肘なんかは触れっぱなし●会社で普段ツンとしていて、飲み会でお酒が入ると顔も態度もトロンとする....どうすか？男性の読者の方、ちょっと口元、緩んでません？で、そもそもちょっとがっかりするのは、過去「お、このコひょっとしてオレに気があるかも」と思い込んでたのは、大いなる錯覚だったと自覚させられること。自分のたどった心理を考えると、ほんとおもしろい。ぜんぜん気にしていなかった女性から、こうした仕草をされることで、気になりはじめる。好みじゃなかったはずのルックスまでかわいく見えてくる。考えてみると、そうした女性は、いずれもこれらの要素に当てはまる仕草をしていたことを思い出す。（・・ちなみに、私は結婚以来15年間、天地神明に誓って浮気はしておりません。このブログは家内も、家内の両親、お姉さま、さらにはうちの息子も見るので、念のためww）で、読者の写真なんかから見るに、読者にはキャリア女性ってのはほとんどいないんだなーということも見て取れる。要は、キャリアでは戦わず、モテるための努力で戦う人たちが読者なんだなーとわかる。これは、キャリアを持つ女性たちには不利である。オトコは、「惚れてまうやろー！」となったら、もはや女性のキャリアも仕事能力も関係ない。語学ができよーが、知性教養があろーが関係ない。盲目的に好きになる。女性のみなさん、ときどきこういうのにも学んでみましょう。セミナーでも取り上げてみます。ではまた。

  2010年02月24日

• オーネット会員さんのうれしい声ご紹介

  オーネットは、昨年2009年の会員同士成婚者数は、2006組。4千人以上のカップルを送り出している。しかも、会員外の成婚も入れるともっとすごいことになる。なので、うれしい声、いいエピソードには事欠かないのである。ぜひ「幸せのおすそ分け」をしたいので、ときどきご紹介していきます。（もちろんいずれもご了解を得てます。念のため）今日は、３３才女性会員さんの例。--------------------------------------------------　　関東のとある田舎の生まれ育ちの彼女は、都会での生活に強烈な憧れを持っていて、「東京の人で年収もソコソコで、顔も好みじゃないと…」というとても綺麗な女性。そんなこだわりを持った彼女に、担当アドバイザーは、思い切って東京じゃない男性と会うことをススメました。「住所は東京じゃないけど、いい方だから一度会うだけ会ってみて」アドバイザーの推薦もあり、東京じゃないことに少し不安を感じながらも、お見合い当日。なんと目の前には理想通りのルックスの彼が！彼女の一目ぼれです。東京じゃないことや他の条件はどうでも良かったそうです。数ヶ月後には結婚へとトントンと進みました。その彼、結婚が決まった後に、海外勤務の話が浮上！東京を飛ばして、海外という話に、彼女は迷うんじゃないかとアドバイザーは心配したそうですが、そこは愛の力が解決。海外に一緒についていくとのこと。文字通り美男美女カップルの誕生です。ちなみ結婚式だけは、憧れの東京で挙げるそうです。------------------------------「結局顔かい！」という突っ込みも入るかもしれませんが、それはそれ。ここで大事なのは、自分で思い込んでいる希望条件は、自分を縛ってしまうだけで、いろんな可能性を知らず知らずのうちに潰しているかもしれないということ。好きになってしまえばそんなのどーでもよくなるわけで、この方の場合はそのきっかけがたまたまルックスだったというだけのこと。ほんとにルックスだけの相手なら、海外にまでついていかない。彼女のアイオープナーになったのはアドバイザーの付加価値ともいえますね。これは、ネット系との最大の違いなのである。ではまた。

  2010年02月23日

• 結婚相談所の実体験談メールのご紹介です。

  昨日のエントリーでご紹介した、ある方の結婚相談所体験談のメールです。すごくリアルで、かつ示唆に富む内容なので、ご本人の了解の下、転載します。-----------------------------------------------------私は今から４年ほど前２８歳の時に、妹の勧めで某中小結婚相談所に入りました。 （３０前に結婚しないと女性は市場価値が下がると散々脅されました。笑）そして、無事成婚したので、蔭ながらこの業界はめちゃめちゃ応援しております。当時は費用が高く、極端な例だと成婚料１００万円というところもあったり、そうでなくても大抵２０万くらい入会時にかかってました。なので結局大手には入れず中小の相談所に入りました。今は金額がだいぶ下がったと伺って、女性も入会しやすくなったのだなと嬉しいです。ただ、その情報はどれくらい認知されているのでしょう？私の周りの３０代の友人達（女性）は、「入りたいけどお金高そう」「年齢が上がると費用もあがるらしいよ」と入会したい気持ちはあるものの、、高いお金払って結婚できなかったら損よね～と言っています。私達３０代の世代は、２０代後半に結婚相談所の入会を検討して諦めた経験を持つ人もいて、当時の高いイメージをひきずっているんですね（笑）もったいないことです。さて、私は結婚相談所に入って一番の収穫は何かと聞かれたら、夫を見つけたこともそうですが、何より「男性を見る眼が肥えた」と答えます。これだけは間違いないです（笑）。 相談所に登録している方は、社会の縮図なのですよね。つまり、良いオトコから、いけてないオトコまでいるわけで。（↑これも入会して分かったことです。それまでは、自分は棚上げしていけてないオトコのみがいるところだと思ってました。）何人もの男性と同じパターンでお会いしましたから、（ＡＭ11：00から応接室で３０分くらいお見合い→どっかでデートしてこいと追い出される→相談所近くのレストランでランチ→その後は流れ次第）それぞれの方の違いが良く分かるようになります。そして、それが自分なりの男性を見るチェックポイントになっていく・・・ついでに、相手の男性の反応から「自分の強み（モテポイント）、弱み（引かれるポイント）は何か？」も分かるようになります。たとえ、そこで結婚相手が見つからなかったとしても、きっとその後の人生に大きく役立ったことでしょう。結婚相談所は出会いの１つのツールにすぎませんから、「ここで相手見つけなきゃ！」とか構えないで、ここでオトコを見る眼を養いましょ！自分のモテポイントを知りましょ！と気楽に体験してみればいいのにな～と世の女性には言いたいですね（笑）-------------------------------------------------------・・すばらしい。実に結婚情報サービスの使い方のツボを心得てらっしゃいますね。あんまり気負わず、こんなふうにうまく活用していただけるといいなーと思います。ではまた。

  2010年02月15日

• 体裁重視で手段にこだわりすぎるのは、よくない気がする。

  聞いた話でちょっとだけ違和感。ある20代女性と話していて聞いた。彼女はとっても魅力的なので、きっと仲良しの女性たちもいいかんじなのだろうと思う。最近、社内のちょっと地味めの女性が結婚することになったそうだ。出会いはmixiで。彼女はmixiで出会ったことを、とくに気にせずに周りに公言している。で、それを聞いた社交的な女性たち（合コンにはすごい頻度で参加している）は、「えー、mixiで会ったんだって」と、決して良いようには捉えてないとのこと。うーん、この心理、よくわからない。・mixiでないと、リアルの場では相手を見つけられない人・＝ちょっとモテない人、自己アピールができない人、人付き合いの苦手な人といった捉え方をされるんでしょうか？そもそも、「婚活」自体を揶揄する人（男性が中心）もたくさんいるのは事実。私から見ると、「手段なんかどうだっていいじゃん」と思えてしまう。受験をするのに、たとえ普段はあんまり出来がよくなくても、志望校の過去問対策に集中してそこだけできるようにして合格するケース。転職するのに、志望の会社が求めるスペックを調べ上げ、レジュメを作り込み、面接の傾向と対策を万全にしてオファーを勝ち取るケース。「あの人、ホントはあんな大学行けるはずないのに…」（ちと耳が痛いかも）「あいつ、あんな会社に潜り込んで、その先は大丈夫か？」ということを言う人は少なからず、いる。でも、やっぱり通った者勝ち、入った者勝ちなのである。もちろん、極端な実力不相応であればその先で本人は不幸になることはある。でも、それ以上に、得られた外部環境の刺激によって本人が育つ可能性のほうが大きい。結婚も同じじゃないですか？結果的に幸せになればいいじゃん、と言うと、彼女らには嫌われるかもしれませんね。この論点はあんまりオトコが口を挟まず、オーネットの熟練アドバイザーにほぐしていただく方が良さそうである。ではまた。

  2010年02月13日

• 男女のコーフンするポイントの違いを自覚して、行動に反映する

  男性と女性は、異性にコーフンしたり恋愛感情を抱く最初のとっかかりのポイントが異なる・・・という、オーネット広報室マネージャー平川のアドバイザー時代の経験から。男性は、言うまでもなく「視覚」からの情報で、相手女性の初めの印象が決まる。平たく言うと、ルックス。一方、女性にとっては、男性の見た目が「不潔！」だったりするとノックアウトファクターになるが、全体としては、それほどウェイトが大きいものではない。会話だとかコミュニケーションスタイルがより重視される。なので、オーネットのアドバイザーは、女性会員さんで写真映りにあまり力を入れない会員さんには、男性と女性の違いをしっかり説明しないといけない。「ほら、コンビニの本棚を見ても、あんなに女性の写真の雑誌が並んでるでしょ？男性は見た目に弱いのよ」というように。一方の女性は、直接的な視覚による刺激よりも、もっと想像力やファンタジー重視。なので、文章から想像力をかきたてるハーレクインなどの小説系が売れる。これは、自己紹介文の文章を工夫しない男性会員さん向けのアドバイスとして用いられる。「ほら、女性向けの男性写真集なんてないけど、小説は本屋さんでたくさん並んでるでしょ？」こういう男女の違いは、何となくはわかっているつもりでも、行動面にまでちゃんと気が回っているかというと、案外そうでもない。そうすると、こういった会員さんたちのように、気づかずに不必要に損をしてしまっている可能性も高い。そこに気づいて、きっちり力を入れる人は、婚活市場では相対的に強い。ちなみに・・オーネットではそれぞれの会員の方に応じて、こういった「気づき」をさしあげられることが、アドバイザーの存在価値。手前味噌ですが、これってポジショントーク抜きでも、けっこうバリューあると思ってます。ではまた。

  2010年01月21日

• 男性は年齢を重ねても、なんら問題なく結婚できるのか？

  以前、女性の結婚と年齢はとっても重要とお伝えしました。(1/11付けエントリー「バーゲンセールとデフレ慣れのワナ」参照）で、男性の方から、「オトコはべつに年食ってても問題ないんですか？」というご質問を受けることがある。あたりさわりなく答えると、「場合によります。ケースバイケースです」。でもこれでは答えにならないので、もう少し具体的に言うと、「年を取っている場合、年齢相応かそれ以上の結果を出しているかどうか」。これは、転職と同じ、と考えるとわかりやすい。20代ならば、将来の成長可能性を買ってくれるいわゆる「ポテンシャル採用」というのがありうる。でも、30代以降、特に35歳は転職年齢の限界なんて言われますが、年齢相応に人と違う経験だとか競争力あるスキルセット、深い知識など、何か尖ったものがないと、そうそう採用してはもらえない。結婚も同様ですね。30歳前後なら、その先の成長可能性や、いまはイケてなくても変わっていける可能性もあるし、女性から見た可塑性（私が何とかしてあげる！）もある。それが、「え？　40歳になってて、今の状況なんですか？」「50歳になってて、それなんですか？しかも私に親の介護も期待してる？？」というように思われてしまうと、やはりお付き合いの入り口段階で厳しい立場に立つことは覚悟しないといけない。もちろん、女性と同様に、例外はあります。性格が極めてできていて、包容力があって理解があるとか、常に明るく朗らかであるとか、年齢を重ねてもイケメンで女性を喜ばせるツボを押さえている…などなど。なので、年齢相応にしっかり実績を積んでいける自信のある方、女性に好まれる要素に自信のある方は、年齢要因を気にすることなく、独身を謳歌されてていいと思います。でも、そう言われてしまうと「まずいかも」と少し揺らいでしまった男性は、やっぱり早めに結婚に向けて動いてみることをお薦めいたします。すぐ結婚するしないに関わらず、女性と継続的にコミュニケーションすることでお付き合いスキルも上がりますしね。ではまた。

  2010年01月19日

• ユーキャンCM（はんにゃの金田バージョン）の示唆

  年始から、自己啓発意欲に乗ってユーキャンのCM量がすごいですね。昨日は、はんにゃの金田のバージョンを見ました。後輩役の相方、川嶋に詰め寄られ、「オレ、本気出してねえし」と言う画面に、白字で「オレ、いつ本気出すんだ？」と心の声が浮かび上がるというもの。気持ちはとってもわかります。「本気出してる」にも関わらず、結果が大したことなかったら、そのみじめな自分に耐えられない気がする。だから、余力を残して頑張りきらない。私も強い人間ではないので、いろんな場面で思い当たったりしてしまいます。でも、これも逆説的に考えることができる。世の中のかなりの人が思い当たるとすれば、せっかく能力もポテンシャルもあるのに出し切らないまま終わっている人がたくさんいるということ。自分よりもはるかに優秀で才能溢れる人が、勝手に埋もれてくれるわけですね。なので、動いた者勝ち、本気出した者勝ち。努力と成果のディストリビューション（分布）の釣り鐘型の形を考えてみると、もうひと踏ん張りすることで、団子状態の集団からすっと抜け出ることがあります。みなさんもどこかで何かの分野で経験したことがあるのでは？私であれば、中高大学でやってたバドミントンで頭一つ抜け出したとき、大学受験の最後の一ヶ月の追い込み、コンサルで寝不足なのに明け方にいろいろ思いついてしまいメモを取る毎日…なるほど、自分で書き出していて気付きがあった。こういうのをいかに意図的に再現できるかがカギなんですね、きっと。ブログの本題に戻って考えてみると、結婚相手探しも、とにかく一度本気を出してみるのが重要ではないかと。自分よりもずっとモテる人が本気出してないと、チャーンスかもしれませんよ。ではまた。

  2010年01月18日

• 情報がありすぎると、分析も経営も結婚も判断できなくなるパラドクス

  双日総研のかんべえ氏の1/9付けエントリー米国雇用統計の話を読んでいて、「1万人の単位は、米国の非農業従事者の1.3億人にとっては誤差の範囲で、季節調整しだいでどうとでも変わる」とあった。エコノミストとして経済のマクロデータを見るとき、またコンサルタントとして企業の分析をするとき、もちろん情報は多ければ多いほどいい。定量的な数字も、定性的なインタビューも、あればあるほどうれしいし、より適切な判断ができそうな気がする。でも、実際には、情報が多すぎるとかえって振り回されたり、大局を見失ったりしがち。なのでコンサルタントは、左脳の分析と右脳での全体観把握とを縦横無尽に行ったり来たりすることが求められる。有り余る情報の枝葉を切り落とし、構造化・結晶化（クリスタライズ）しないと、問題の本質にはたどり着けない。・・おお、これまた結婚に応用できるかも。相手のことをあまりにも詳細に知りすぎると、結婚すべきなのかどうなのか理性では判断しにくくなる。同棲するとタイミングを逸して結婚できない、という話もよく聞くが、相手についての情報量が増えすぎて判断ができなくなってしまっているとも言えそう。「相手のことを十分に分からないと」、という独身の方の言葉もよく聞く。もちろん相手のことを知っておくことは重要。でも、いつかのタイミングから判断先延ばしの言い訳材料になってないか、自問自答する必要はある。ちなみに、会社の変革ができない経営者は、「まだ十分なデータが揃ってないから」「この点は調べたのか？もっとちゃんと調べたらどうだ」「いまは過渡期だから、落ち着いたら・・」が常套文句です。とくに結婚には、ある程度の情報を集めたら、あとは「えいや」の判断とか、なんとなく「ま、いっか」という右脳の感覚は、重要なのではなかろうか。え？それって「好き」っていう感情そのものだって？そりゃそーだ。ではまた。

  2010年01月12日

• バーゲンセールとデフレ慣れのワナ

  今シーズンは、年末クリスマスあたりから冬物バーゲンが始まっている。あるお店をのぞいて、「どうですか、お客さんの入りは？買ってますか？」と聞いてみた。「年始からこっち、けっこういらっしゃってますよ。でも・・」「でも？」「みなさん、30%offだと、『まだまだ安くなるんじゃないか』と思ってらっしゃるようで、様子見する人も多いんですよね」とのこと。なるほど。さっき渋谷の西武を見たがたしかにかなりガランとしてた。デフレ社会。服は、待てば待つほど安くなる。不要不急だし、買い逃しも怖くない。薄型テレビやパソコンなどのデジタル家電しかり、マンションも当てはまるかもね。が、しかーし。デフレ価値観に慣れているからといって、その感覚を結婚にも当てはめるのは大きな間違いである。あえて言おう。特に女性。待てば待つほど、いい出会いは少なくなる。もちろん、ゼロになるとは言いません。「偶然」というものを全否定はしません。でも、いいオトコの値段（値段という言い方に抵抗あるなら、ゲットする難易度とでも言いましょうか）が安くなることはありえません。ご自分の購買力（これも抵抗あるなら、モテ力と言いましょう）が大幅に向上することもまず見込めません。とにかく、早く動くこと。一日でも、早く。遅すぎることはありません。その瞬間瞬間が重要。ちなみに、「なーんだ、女性だけか。ラッキー。オレ、関係ないもんね」と思っている男性の方。男性にも若干の「例外」はありますが、年齢を重ねると競争力が落ちるのは基本的には同じです。こちらはまた稿を改めて。ではまた。

  2010年01月11日

• 男性と女性の盛り上がりのギャップを突く

  当社オーネットの広報室マネジャー平川が、あるテレビ局の取材に答えて言っていた。「なぜ男性がなかなかお付き合いができないかというと、あきらめが早すぎるんですよ」。こういうことらしい。●オトコは、軽くアプローチしてダメならすぐにあきらめる。しかも、その「軽い」アプローチはあまりにも軽く弱いため、女性は「アプローチされた」ときちんと認知すらしていない。基本的に男性は断られて傷つくのが苦手。痛手から立ち直るのが遅い。このため、恐くてなかなか何度も口説けない●一方の女性は、男性に一目惚れすることは稀。言い寄られて、口説かれて、だんだん気になり始めたり盛り上がってくるもの●お笑い芸人が、一見釣り合わないくらいのアイドルや女優と結婚することが多いのはこのため。彼らはたとえ振られてもネタにできるし、ウザいと思われてもキャラの範囲内。なので怖気づかずに口説きまくる。で、女性はだんだんその気になってしまう。しかも、そういった高嶺の花の女性はそもそも「無理目」と思われていて、あんまりしつこく口説かれたことがなく、実は陥落しやすかったりするへーえ。「戦略」のキモは、ギャップを突くこと。男性と女性のギャップをきちんと認識していれば、少々不利な条件でも勝つことができる。20年前に知ってれば…気になるコをもっとがんばって口説いて、いい思いができたかもしれんなあ。日々、勉強になります。ではまた。

  2010年01月08日

• ニュートンの運動方程式　F=ma　と婚活

  当社、オーネット社長の島貫は、理系出身である。今年の当社の社内スローガンは、F=ma（ニュートンの運動方程式）である、と社内向け訓示で宣言。解説すると、F（Force。力）＝m（mass。物体の質量。これは個人の仕事の能力・仕事量といえそう）×a（accel。加速度。仕事のスピードや改善・変化するスピードといえそう）と説明できます。すなわち、何か行動を起こしたり変化を起こさないと、a=0だからmがどんなに大きくてもF=0になるので、まったく力が生まれない。動いてナンボ、変化してナンボ、ということ。…この方程式、けっこう応用範囲が広くって、仕事のみならず、婚活全般にも大いに当てはまります。「そのうち落ち着いたら…」「まあ、何とかなるでしょ」「いつかいい人がいたら…」と思ってるうちは、行動変化が0（a=0）なので、いくら掛けても0のまま。m（個人）がどんなに魅力的な人でも、何ともなりません。座っててリンゴが頭の上に落ちてくることは、現実には限りなくありえない。年始に「今年こそ」と思った独身の方、その気持ちの薄れないうちに動きましょう。動いてはじめて、力（Force）も結果も生まれます。ではまた。

  2010年01月06日

• 結婚を決断してくれない彼氏対策

  昨夜は、グロービスの過去の担当クラスにお呼ばれして（押しかけて？）、ニッポンの婚活事情をプレゼン・議論してまいりました。10名弱だったので、たいへん密度濃くお話できました。そこでのおもしろい話。ある20代後半の高学歴・キャリア持ちの女性（かつ美しい）は、最近結婚を決め、昨日も式場選びに行った帰りでした。ここまでの過程でのエピソード。相手の男性に決断させる際、どうすればいいのかを思い悩み、いろんな方の成功体験を聞き込んだんだそうです。そこで得た事例。うまく男性に決断させた例では、・友達が次々と結婚していくことを伝える・結婚式場の見学に行き、そのまま空いている日を仮り押さえしてしまう（‥いまどき式場では見学者に格安で美味しい食事を提供してくれるらしい）よくなかった例としては、・住宅展示場に一緒に行く。さすがに「早すぎ」と引かれてしまったらしいなどなど。「正直、仕事振りではいま一つ、という女性が、こと結婚となると信じられないくらい頭をフル回転させて積極行動してたのを知り、ちょっとびっくり」とのこと。これ、重要なメッセージです。キャリアをお持ちで仕事のできる女性は、それが故に男性への振舞い方については、あんまり気を使わなかったりする。で、全精力を注ぎ込む女性には、結局のところ後れを取っちゃうんですね。ちなみに彼女自身はとってもできた人で、・お相手がパン好きなら自宅のパン焼き機で焼いたパンをあげちゃうとか、・どこかに出かけたときのお土産を買って帰る（ホントはお姉さんに買うついでにすぎない）といったことが、自然体でできる人。なので、難なくいいお相手をしっかりゲットされたわけですね。「あるタイミングで、恋愛や結婚に本気でない自分に気づき、これではいけないと行動を変えた」そうでした。「気づき」の重要さと、それを20代でさらりとできた彼女に感服いたしました。。運は、自分で掴むものですね。ではまた。

  2009年12月28日

• 男性と女性の差異を知っておくこと

  ある婚活中の女性から、こんなご相談をいただきました。有力見込み先３人にプレゼントを贈ったのに、みな無反応とのこと。 （以下、引用。ご本人了解済み）今日はクリスマスですね。さて、私は昨日届くように、婚カツ相手３人にクリスマスプレゼントを送りました。しかし、誰一人として、何にも反応がないのですが、一体…なんなんでしょうこれって。おかげで昨日はなぜか一人でソワソワしていてばかみたいな一日でした（笑）誰からも何もないと言うのが、ちょっと面白いけど…サプライズで喜んでもらおうと思って勝手に送ったのですが、反応にこちらがサプライズしています（笑）アドバイスよろしくお願い致しますm(__)m（引用終わり）これに対してのワタクシのレス。-----------------------------アドバイスいくつか。・基本的にオトコはずぼらです　-かつ、即レスがかっこ悪いと大誤解してたりします　-レスしないことでもったいぶってみたりもするなので、期待を大きく持ちすぎないこと。・たとえ3人に送ったとしても、「あなたにだけです」という印象を持たせること　-ウソをつく必要はないが、万一聞かれても「いやあ・・」とごまかしましょう。------------------------------（メールの返事はここまで）「話を聞かない男、地図が読めない女」という売れた本がありましたが、男性と女性には、いろんなギャップ、違いがあります。別な生き物だ、くらいに思ったほうが良いかも。ほんとは、即お礼するようなマメな男はモテるんですけどねえ。そういう男性は、とっくに売約済みで婚活市場には出回りにくいとも言えます。また、男性は女性のウソを見抜けない（あるいは見抜きたくない、信じたい）動物です。基本的には全て自分に良い方に拡大解釈します。一方で、好意が自分以外にも向けられていると知った瞬間、急激に冷却します。こういう違い、いろいろ知っておくと、婚活のうえでも日常生活上も何かと便利です。認識のギャップがあるところには、何かしらのチャンスがありますので。ではまた。

  2009年12月25日

• 男性向け）オトコは、ときどき強がってみる。

  女性向けメッセージが多かったので、たまには男性にも。ワタクシ、週末はグロービスにてビジネスプレゼンテーションなどを教えてます。クラスではプレゼンの実演をしてもらうことも。そこでの気づき。プレゼンの冒頭や合間に、こんな言葉を挟まれる方がいらっしゃいます。「すいません、ゴチャゴチャしてて見にくいんですが・・」「あんかり時間がなかったのでまとまってないんですが・・」→「だったら見やすくすれば？」→「だったらまとめてから言ってよ」という突っ込みをしたくなります。相手の期待水準をマネージする、というのは重要なこと。期待を上回ったか下回ったかで、満足度は違ってきます。それ自体は、大切で重要な生活の知恵です。でも、そこにとらわれるがあまり、先にバーを引き下げておこうというのが見え見えになると、かえって危険。ちなみに、私の在籍したBCG（ボストンコンサルティング）では、社内のチームミーティングで前に立つとき、「調べきれてませんが…」の類は最大の禁句。速攻で全方面から「だったら調べとけよ」と突っ込まれます。前振りが長くなりましたが、婚活に不慣れで初対面での男性の会話でも、似たようなことがあります。「実は、ぼく、女性と話したことがほとんどなくって…」「会社の売上が半減で、先行き暗いんですよね…」なんてネガティブな話題を次々と披露してしまう。「自分のことを知ってもらいたい！」「あとからがっかりさせたくない」という動機や正直さもあるんでしょうが、相手にとって見れば、「こんな僕だけど、受け容れてくれますか？」と初対面で言われても…というところですね。期待のマネージもほどほどに。ときには、毅然と強がってみて「世の中、ぱっとしないけど、僕は大丈夫！」と言ってみましょう。ではまた。

  2009年12月21日

• よくある勘違い。出会いをもたらすソースを限定する必要はない

  オーネットなど結婚情報サービスに対する、よくある勘違い。「お金を払った出会いに頼るなんて」「自然な出会いがいい」「いまはそんなに不自由してないので、ほんとに困ったら…」別に、オーネットなどに登録したからといって、すべての出会いを委ねていただく必要はないし、自然な出会いのきっかけを排除することはまったくありません。これまでどおり、いろんな人に紹介をもらえばいいし、合コンにもどんどん参加すればいい。登録するのは、あくまで、限られた時間軸の中で少しでも出会いの質と量を増やして確率を上げていくため。だって、みなさん、一番稀少で有限な資源はお金じゃなくって「時間」じゃないですか？「ホントに不自由したとき」を待つことは、時間リスクをテイクするということ。「時間」というテーマは、いろんなおもしろい切り口があるので、またあらためて。では。

  2009年12月15日

• きれいでおしとやかな女性が、陥りがちな罠

  当社オーネットの広報マネージャーの平川（支社長経験が長い）と話していたら、「30代前半の、とってもきれいでおしとやかな女性って、難しいんです」とのコメント。へー、なんでなんで？「彼女らはですね、これまで、言い寄られることばっかりだったので、自分から動いたことがないんですよね」「なので、冗談抜きで、気になる男性にいったいどうアプローチしていいのかわからないんです。タイミングも、言い方も、やり方も。」「会員さんでもけっこういらっしゃいますね。性格もとってもいいんですけど、それでも30代になるとある程度自分から動かないと話が進まない。そこでやり方がわからないので、進展しないんですよね」ほっほー。なるほど。美人でおしとやかだと何とでもなる、てわけでもないのですね。さすが、まだまだこのビジネス、深い。昨日今日と、違うパターンの30代前半女性の話も聞いたので、そちらはまたあらためて。

  2009年12月12日

• 結婚を意識してくれない彼氏にアラサー女性はどうすべき？

  昨夜は、ある切実なご相談を受けました（ご本人公開許諾済み）。30代半ば女性。独身。子供は二人ほしい。つきあって半年の彼氏はいるが、二歳年下で、まだ結婚を言いだせる感じではないし、相手も切羽詰まってなさそう。結婚を詰め寄ると、どうなるか未知数（というか、ちょっと自信ないかんじ）この状態で、いったいどうすればいいか？？というもの。私から申し上げたのは、「とにかく、一刻でも早く他の選択肢を増やすこと」。以下、理由。・女性と男性では時間軸が違う。出産年齢というタイムリミットの有無の差は圧倒的に大きい・「恋愛」と、子供を産み育てる「結婚」は分けて考えるべき。一生恋愛だけしたいのなら、なんにも慌てる必要はない。じっくり今の彼について熟柿が落ちるのを待てばよい。ダメならダメなとき。でも、子供がほしいなら話は全く別・並行していい男性を探し、その時点で彼に迫れば良い。彼が受けるならそれはそれでOK。無為無策ですべてのリスクを彼の判断力に委ねるのはあまりにも危険。失うダウンサイドリスクが大きすぎる…ってかんじで申し上げました。男性は、別に悪気はないんですよね。でも、結果的にすごく無責任なことをしてしまう可能性はある。女性はその可能性（＝リスク）はヘッジしないといけない。なんか、夢もロマンもないようですが、「子供を持ちたい」という貴重な気持ちを本気で心配すると、お伝えしないわけにはいかないんですよね。。べつに、オーネットのポジショントークではありません（使ってくれるとうれしいけど）ので、あしからず。ではまた。

  2009年12月08日

• カリスマお見合いおばちゃんの秘訣。オープンクエスチョンをしないこと

  昨夜、フジテレビで婚活特集番組をやってました。これまで数百組を成婚させた仲人夫婦の秘訣の取材をやってたので、「どれどれ？」と見ておりました。いくつか、その仲人夫婦の成功の法則があったんですが、その５つのうちの最後の一つ。「お見合い後に、『いいところは何だった？』と質問して答えさせる。」これ、めちゃくちゃ重要です。これに尽きると言ってもいいくらいです。たぶん、まずその方に電話してその質問から始めるんでしょうね。普通に「印象は？どうだった？」とオープンクエスチョンをしてしまうと、「ええ、まあ・・」とか、「いい人だったんですけど・・」と煮え切らない返事になる可能性が大きい。具体的に、本人の口から言わせるのも、ツボを心得てる感じですね。オーネットのアドバイザーもよくアドバイスします。「お相手の、いいところを10個見つけなさい」。「そんなこと言ったって、現実は・・」と思うかもしれません。でも、愚直にいいところ探しをすることで、見方や考え方がポジティブに変化します。さらに、自分の口に出して言うことで、自分でも確認することができます。ぜひ、バカにせず試してみてくださいませ。ではまた。

  2009年12月07日

• 稼ぐ女性は、本来婚活の選択肢が広がる

  今朝のめざましテレビで、「森高が復活！」とか、NokkoがFriendsを歌ってたりと、ママになったタレントや歌手たちが活動再開しているのを見ました。こういうの、どんどんやってもらいたいなーと思うわけです。と言いますのは・・・働く女性、かつけっこう稼ぐ女性が増えているけれど、彼女らは結婚相手には自分よりもさらに高年収（倍くらい）を希望します。なぜかというと、「子供産むと、仕事は続けにくい」「産休を取ると、制度上は問題なくても、実質的にはキャリアが止まって/後退してしまう」「その先、育てていくとなると、残業や出張が多い仕事は難しい」「もし出産で退職すると、次に職に就くときは処遇は大幅ダウン」…「でも、生活水準は下げたくないから、私の倍くらいの稼ぎの人がいい」。これは相手を選ぶ幅を著しく狭めます。年齢が上がれば上がるほど、自分より相対的に高い年収の人はどんどん売れてってます。なので、仕事を再開できることが前提の世の中になれば、収入減の保険分まで見込んだ高年収を相手に希望しなくてすむはず。もちろんママタレたちは手に職があるから、というのはありますが、ママになって職場復帰して活躍するロールモデルが増えることが第一歩かなあ。この点は、男女共同参画、子育て支援なんかの政策議論の色が濃いですね。回りまわって、結婚の意思決定にも効く話だと思います。ではまた。

  2009年12月03日

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