風林火山 第50話
最終回「決戦川中島」前々回くらいから気になり始めたのでござりまするが、ナレーション、入り過ぎ…。比べてはイカンのですが、モノローグすらほとんど入らなかった「ハゲタカ」を堪能した年だけに、終盤へ来てのナレーション激増、やたら気になりましてござりまする。画面を見ればわかるところは、ナレーション、極力省いたほうが良いような…。欲しいかたは、副音声モードにしていただくということで…。副音声並みのナレーション プラス、「これって必要?」という回想シーンの多用で、戦の緊張感がかなり失われてしまったように思われます。最終回拡大スペシャル約1時間でござりましたが、『ハゲタカ編集』なら、30分で充分終わった気が…。(またも比較して、申し訳ござりませぬ~。『廃人のたわごと』とお捨て置き下されませ~~)長々~~く描写したわりには、最後、「ん?平蔵は結局どうなったの??」とか、疑問が残ってしまいました…。ところで、序盤あたりで大井夫人が「信頼していた軍師が死んでしまってから、お館さま(信虎)は変わってしまった」といったような事を口にしておりましたが、あれを『長きに渡る伏線』といたしますると、勘助を失った信玄の変貌ぶりが描かれない事が、とてももったいなく思われます。『亀治郎お館さま』で義信事件まで観てみたいですし、戦国時代としても、これからが一番面白くなるところ…。まぁ、かつての「武田信玄」でも、「信玄が死ぬところで終わるんじゃ、中途半端!」と思うたくらいでござりまするゆえ、キリがないと申さば、キリが無いですな…。『戦国』の要素てんこ盛りの武田三代・信虎→信玄→勝頼、その栄枯盛衰すべてを描いたドラマ、実現は難しいと思いつつ、観てみたいです。風林火山 完全版 第壱集[7枚組]川中島の合戦で謙信の太刀を受けたと伝わる、風林火山の軍配。戦国軍配 風林火山(掛台付)いやしかし……。大好きな戦国時代、その中でも殊に思い入れの深い武田家が舞台の大河ドラマでござりましたに……。序盤で、同じ局の別ドラマ、『日本を買い叩きに来た人』に、脳細胞のすべてを買い叩かれ……。『査定額1円』の不良脳債券ひしめくバルクセール箱に、戦国案件を入れるのは偲びなく……。……いや、何を申しても、言い訳にしかなりませぬな……。