おもいっきりテレビ(2007/8/1放送)より
炎天下でも涼しい服装のコツ
炎天下は特に服装の工夫が快・不快の大きな分かれ道。
・衣服内の温度と湿度のコントロールがカギ
・服や肌着の素材・色・形の選び方や着こなしが最も重要
今回の先生・横浜国立大学・准教授
被服環境学博士・薩本 弥生 先生
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ポイント1 素材の選び方
炎天下でも涼しい服装のコツ
衣服内の厚さを抑えるのに より効果的な素材は?
「ポリエステル」
ポリエステル素材は吸収性・速乾性が高く
直接、肌に触れることで汗を吸い取ってくれる
つまり
肌着にも利用したい素材
ポリエステル素材の吸水・速乾効果をさらに高めるポイント
服や肌着はぴったりしたものを選ぶ!
ちょっと意外な感じがしましたー
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ポイント2 色の選び方
衣服の色による熱を吸収する割合
白<黄<青<灰<緑<赤<紫<黒
炎天下でも涼しい服装のコツ
炎天下では黒い服でも形次第では
白い服並みに暑くなりにくかったり
場合によっては白い服より涼しく感じる
その形とは…
ゆったりしたワンピースタイプ
日射で服の表面温度が気温より高くなったときは
周りの空気よりも軽くなり 服に沿って上昇気流が生じる。
そのため ゆったりとした服を着ていると
服の中での対流が 隙間の空気を冷やして
皮膚の熱 負荷を和らげる効果を生む。
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ポイント3 型・着こなし
炎天下でも涼しい服装のコツ
炎天では
重ね着をしたほうが素肌を出すより暑くなりにくい。
・羽織る服は、
麻などのパリッとした素材のものを着るとよい
・
淡い色の服を着るとよい
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ポイント4 スカート・色の選び方 足元の工夫
炎天下でも涼しい服装のコツ
パンツよりスカートのほうが暑くなりにくい
ただし、時と場合に応じたスカートの選び方が大事!
スカート選びの最大のポイントは
「フレア」が広がっていること
つまり タイトスカートは熱がこもりやすい
スカートは
・天気の良い日⇒ゆったり長めがおススメ
・曇りや雨の日の蒸し暑い日⇒短めがおススメ
足は最大のラジエター(放熱器)
クーラーが効いている室内でも素足でいると
暑さに適応できる身体になる
履き物は、
鼻緒のついた草履・下駄・サンダルがオススメ!