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カテゴリ:汗・熱中症・暑さ対策・体臭
ハピふる!(2008/7/9放送)より
「汗」についてのモヤモヤ 番組で調べた「汗の嫌なこと」 ・汗の量が多い ・ニオイ ・化粧崩れ ・汗ジミ… 「汗のタイプ」を聞いてみると ・サラサラ汗 ・ベタベタ汗 五味クリニックの五味院長によると サラサラした汗は結晶の成分が水に近い。 蒸発しやすく体の成分を失わない汗。 サラサラ汗はよい汗。 逆に大粒の汗をダラダラネバネバかく汗は 濃度が濃い汗で悪い汗。 人間の汗にはよい汗と悪い汗があった。 さらにはこんなモヤモヤも「汗をかかない」 現代の日本人は「汗をかけない人」と 「汗をかきすぎる人」の両極端にわかれている。 暑い夏ちゃんと汗をかかないと恐ろしいことになる! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 夏に一番汗をかきやすい場所はどこ? 1)額 2)手のひら 3)足の裏 正解は(1)額 汗腺の場所は額・手のひら・足の裏に集中している。 汗腺の数は200万~500万と人によって開きがある。 汗腺の数は3歳くらいまでに自分が置かれた環境によって決まる。 暑いところ湿度が多いところで育った人は汗腺の数が多い。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 街の人に聞きました! 「あなたはどんな時に汗をかきますか?」 もちろん 一番多かったのは「暑い時」ですが… 運動したり気温が高くなったりして暑くなる。 体温を下げるための温熱性発汗。 37度弱が人間の平熱で脳の働きやすい温度。 その脳を守るために体に水を出してその水を蒸発するときに 気化熱で体温を下げて脳を守っている。 では辛いものを食べた時や緊張した時の汗は? 辛いものを食べた時の汗は味覚性発汗。 一種の反射。 緊張した時「手に汗握る」などは精神性発汗。 汗のかき方は3種類。 味覚性発汗と精神性発汗と温熱性発汗。 一体何が違うのか? 運動した時は筋肉が熱が出る。 腕や足から汗をかき始め体に熱が回り全体にかき始める。 味覚性発汗は顔に交感神経が分布している。 唾液も出すが同時に鼻・口の周り・額などから汗をかき始める。 精神性発汗は汗腺の多いところにかきやすい。 額・手に平・足の裏。 手に汗腺が多いのは 大昔に手の滑り止めとして汗をかき始めた名残でもあるとか… ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <あなたはよい汗?悪い汗?> 汗は99%以上「水」 汗の元は血液。 その血液から血球が除かれたものが血漿。 それを汗腺が汲み取って皮膚の表面に出てくるのが汗。 汗の成分のうち水分を除いた1%が血漿の成分とほぼ同じ。 ナトリウム・カリウム・マグネシウム・亜鉛・鉄 重炭酸イオン・電解質・乳酸・尿酸といった老廃物。 不要なもの意外に必要な成分もわずか出でている。 汗はどんな汗でもかく汗はいい汗。 ただし種類がある。 サラサラした汗は血漿の成分が少なくて水に近い。 蒸発しやすく体の成分を失わない汗なのでサラサラ汗はよい汗。 大粒汗をダラダラネバネバかく汗は 濃度が濃く血漿の成分が失われやすい。 また濃度が濃いと蒸発しにくい。 ベタベタ汗は悪い汗。 血漿の成分が失われるということは熱中症になりやすい。 疲れやすい、慢性疲労、熱バテの原因になる。 あまり濃度の濃い汗をダラダラかくのは意味がない。 汗に含まれるミネラル類は体にとって大切な成分。 これが少しずつ体外に出て行くのだが 実は汗腺には大事な成分を血液に戻す再吸収機能という重要な働きがある。 つまり汗腺のこの再吸収機能が活発に働けば 大切な成分の排泄が抑えられたよい汗が 再吸収機能が働かなければ悪い汗が出る。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 悪い汗が出る食べ物はどーれ? 1)豚レバー 2)うなぎ 3)牛カルビ 正解(3)牛カルビ 高中性脂肪の代表的なもので汗にとってよくない。 豚レバーやうなぎは亜鉛を含んでいて体温調節をするのに非常に役立つ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <増えている「汗をかけない人」> 通常 年をとるにつれて汗をは減ってきます。 現代人は冷房に普及、運動不足により汗をかく機会が減っている。 そのため若くして汗をかかなくなる人が増えている。 汗をかかない人は汗をかいていないので 汗腺の機能が低下して汗をかけなくなっている。 汗をかけない人は体内の熱を外に逃がすことができない。 そのため体が高温にならないように熱を産生する代謝筋を低下させる。 つまり汗をかかない人は新陳代謝が悪くなる。 それは後に冷え性や熱中症など身体の変調の引き金になっている。 汗腺は体の中で最も退化しやすいが再生する能力も高い。 発汗トレーニング「高温手足浴」 浴槽に43~44度位の熱めのお湯を15~20センチほど張る。 ひじから先の両手と膝から下の両足をお湯につける。 時間は10~15分程度。 めまいや立ちくらみを起こさないように無理は禁物。 浴槽にイスを入れ前かがみになって行うとよい。 ただし 高齢者の方や血圧の高い方はNGです。 手や足を同時につけるのが難しい場合は 片方ずつでも効果がある。 手を温めた翌日は足を温めてといった具合に交互に行うとよい。 脳から遠い部分の汗腺は低下しやすい。 その部分というのが手と足。 手と足にある汗腺をトレーニングするのが高温手足浴。 汗腺は蘇る。 また手足を温めることで温められた血液が体中を巡る。 こうしてゆっくりと汗をかくことがポイント。 高温手足浴を毎日続けると手足だけでなく 全身の休止していた汗腺も活動を開始するようになる。 それまで活動していた汗腺の機能もより高まる。 個人差はあるが2週間程度で効果を実感できるはず。 高温手足浴をした後に大切なのは 暑いからといってクーラーで涼んだり 冷たいのみのを飲んだりするといけない。 汗腺の再吸収を妨げてしまう。 お風呂上りも同じこと。 それを我慢してかいた汗の力で 自然に体が冷めるようにすることが汗腺を鍛えるコツ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <汗腺の機能を調節する食材> 機能を促進する食材は「生姜」 機能を調節する食材「イソフラボン」 この両者を一緒に摂るとよい。 生姜は漢方薬にも使われている。 生姜の辛味成分ジンゲオールが血行促進し体を温める効果がある。 大豆に多く含まれているイソフラボンは ゆっくりじっくり汗を出す作用がある。 「マーボー大豆」 通常のマーボー豆腐と作り方は一緒。 豆腐の代わりに大豆を使う。 大豆ならば豆腐よりも多くのイソフラボンを摂取できる。 「パイナップルジンジャー」 パイナップルと生姜を細かく切ってミキサーに入れ 砂糖とレモン汁を入れミキサーにかける。 布巾でこしてソーダ水と1:1で割る。 唐辛子は味覚発汗になってしまい汗腺の再吸収機能が追いつかない。 生姜はゆっくりじっくり汗をかくことができるのでよい。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ <汗をすばやく止める方法とは?> 「胸の上をつねる」 胸の膨らみはじめから上5センチ、指4本分あたりのところ ここをつねったり押したりする(鎖骨の少し下) 半側発汗という一種の反射機能。 人間は体の半分が圧迫されると圧迫された側の汗が減って 逆が増えるという傾向がある。 なので上半身を圧迫すれば顔や首の汗が減る。 圧迫は一時的なものだが効果がある。 この方法は顔や首の汗は減るが他の部分の汗は増えてしまう。 「集中」 汗は緊張すると増える。 逆に何かに集中すると汗は減る。 汗をかく指令を出すのは脳 その時に 「集中しろ」という別の指令が出ると発汗は抑制される。 例えば電車の中や街中の場合 本を読んだり知恵の輪をするなど集中してみては… もちろん汗はかくほうがいいけれど どうしてもとめたい時にやってみてはいかが? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.15 09:11:46
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