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カテゴリ:漢方薬・つぼ・免疫力・カラー・アロマ
本当は怖い家庭の医学(診察日:8月19日 )より
東洋医学研究所では… 西洋医学と東洋医学の特徴を生かしながら新しい医療を作り上げていく。 例えば患者が訴える 肩こり・冷え性・頭痛・には 原因のあるものと原因のないもの大きく2つに分けられる。 西洋医学では原因のあるものをピンポイントで治療を行い改善する。 東洋医学では原因のないもの 病の前段階「未病」の治療を行う。 東洋医学研究所ではまず東洋医学で診断し その後 血液検査など西洋医学で診断する。 そして2つの結果を合わせて病の状態を明らかにしていく。 「東洋医学研究所ドキュメント」 K・Mさん(女性)/49歳(発症当時) 主婦 数年前から肩こり、冷え性などの症状に悩みながらも、 今まで病院に行くことはなかったK・Mさん。 50歳近くなり、体調にも色々つらいところが出てきたため、 漢方で改善されるならと、診察を受けることを決意。 東京女子医科大学・東洋医学研究所を訪ね、 佐藤弘先生の治療を受けることになりました。 まずは診察の前に問診。 300項目にも及ぶアンケートで症状や体質を細かくチェックする。 <東洋医学の診察> 肩こりの痛む場所や痛み方 吐き気を問診し 脳梗塞などの危険性もチェック。 冷え性の頻度や起きるタイミングを聞き 膠原病などの可能性をチェック。 「舌診」舌の色や形で血管の異常やむくみなどを調べる診察法。 「腹診」お腹を触り痛いところを探したり体温を調べる診察法。 <西洋医学の診察> 「血圧測定」高血圧をチェック 「聴診」聴診器で心音や呼吸の雑音を調べ 心臓や肺などに異常がないか判断。 「血液検査」動脈硬化や高脂血症 肝臓病など31もの項目でチェック。 結果は2週間後に出る 「尿検査」女性に多い腎臓などの病を診断。 さらに2週間後の検査の結果次第では次の検査も行うことも。 「超音波検査」甲状腺や肝臓をチェック 「心電図」心臓の機能を診断 「骨密度検査」骨粗しょう症を調査 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ K・Mさんの初日の東洋医学の診断は? もものところに血管が浮いており アザが作りやすいというのは関係のあること。 舌の色が少し赤紫っぽい。 漢方では血の巡りが悪くなっているために起こると考える。 診断⇒ 血(おけつ) 「血(おけつ)」とは、東洋医学で血が滞っている状態のことを言います。 K・Mさんの場合、血液がドロドロした濃縮型血液になり、全身の血の流れが停滞。 体の各部分に酸素や栄養が行き渡らなくなったため、 冷え性や肩こりといった症状が起こったと考えられるのです。 そこで、この日は、まず漢方薬が処方されました。 この薬で次の検査まで一旦、様子を見るのです。 K・Mさんに処方されたのは、体を温め、血流を良くする効果のある 『当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)』 この漢方薬を2週間内服し、その効き目と 次回の診察時に出る血液検査の結果をあわせて、 K・Mさんが真の「未病」なのか、最終的に判断するのです。 2週間後、再び、佐藤先生のもとを訪れたK・Mさん。 漢方薬を飲んだ結果、体調も徐々に良くなり、冷え性や肩こりの症状も改善。 血液検査の結果も異常がなく、最終的に「未病」の診断が下りました。 再び、同じ漢方薬が処方され、肩こりと冷え性に対処する。 しかし、これで終わりではありません。 血液検査だけではわからない病の存在を、 超音波検査と骨密度検査で念のためチェック。 ありとあらゆる角度から患者の悩みの原因を探し出す それが佐藤先生の目指すところなのです。 西洋医学と東洋医学の融合は、まだ始まったばかり。 佐藤先生はこの方法で、さらに多くの患者を救いたいと、日夜研究を続けています。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 家庭でできる漢方診断法 「舌でわかる今の身体の状態チェック」 舌は色・形・表面の状態で分けられる 身体の状態と気をつけるべき症状がわかる 健康な状態⇒淡いピンク色、滑らかな縁どり、表面に薄く白い苔 舌が白い⇒体力低下の状態 血液の濃度が薄い時に見られる。身体に栄養が行き届かない状態。 疲労感・むくみ・冷え性等の症状がある場合は注意が必要。 十分な休息と食事で栄養分を補うことで改善する。 舌が暗い赤色⇒血行不良の状態 ドロドロの濃縮型血液になっていて全身の血流が低下している時に見られる。 月経異常・下腹部の張り・ほてり・冷え等の 更年期症状のある場合は要注意。 バランスのよい食事と軽い運動で改善する。 舌がギザギザな形⇒体液の代謝の低下 体液とはリンパ液など体内にある様々な液体のこと。 体液の低下が膝で起こると関節炎、頭で起こるとめまい・頭痛 辛い症状がある場合は漢方薬でも治療が必要。 胃腸の機能を低下させないために飲みすぎ食べすぎを控える。 白い苔が多い舌⇒免疫力の低下、胃腸機能の低下 胃腸機能の低下やカゼ等で免疫力が低下している時に見られる状態。 不摂生を直し規則正しい生活をする。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ■楽天「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」で検索 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.20 21:23:11
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