認知症とアロマセラピー
10月20日の土曜日に~認知症に対するアロマセラピーの挑戦~というセミナーに参加しました。お話自体は1時間ちょっとでしたが、とても充実したセミナーでした。お話してくれたのは、鳥取大学の神保先生という方で、こういうった研究、そして発表は初のことだそうで、この前の学会でもとても注目されたそうです。先生は一番シンプルな「香りをかぐのみ」という方法で、患者さんにアロマセラピーを行ったそうです。トリートメントもいいのですが、人出もいるし、お年寄りは肌のバリア機能も弱っているので、かぶれてしまうかもしれませんよね。そういうことで「芳香浴のみ」にしたんだそうです。香りは・・・午前中は集中力を高め、記憶力を強化するレモン2滴&ローズマリー(カンファー)4滴 午後は心や体をリラックスさせるためにオレンジ2滴&ラベンダー4滴(1滴は0.02cc) この香りで28日間行った結果のグラフを見せてくださいました。薬は飲まずに行ったそうですが、明らかに良くなっていました。なので「匂い刺激によるアロマセラピーは認知症に効果的であろう」と考えられるそうです。まだまだ、症例は少ないようで、いろいろ研究中だそうですが、これはすばらしことですよね。今から香りを取り入れた生活をすることで、認知症の予防にもなると思います。今後の神保先生の研究結果もすごく期待&楽しみです!!ちなみに認知症になりやすい人は・・・高血圧、糖尿病、喫煙、過度のストレス、そして、ごろごろとテレビを見るのが一番悪いそうです。(うーん、ごろごろテレビ、大好きです。。)なりにくい人は・・・定期的に運動している人、社交的な人、何らかの創造的な趣味を持っている人だそうです。そして男性より女性の方が多いそうです。認知症の予防には、他の病気にも言えることだけど、規則正しい生活が大事ですね。そしてアロマテラピーで「脳に刺激」を!!(注)通院中の方、既往症のある方、妊娠中の方はアロマテラピーを行う前に、必ず医師に相談してください。