山陰街あるき(8)-SLやまぐち号
さて、SLを見たあとで、お昼ごはんにします。まず、つわぶきご飯が有名なので、元祖という某店で食べてみました。むーん。。。つわぶき自体は美味しいと思いますし、ご飯との相性はバッチリなんですが、ご飯自体がねぇ・・・(-_-;)お腹はいっぱいでも、気持ちがいっぱいじゃない感じだったので、某有名店のいなり寿司も食べてみました(←食べ過ぎ)黒っぽいのが特徴です。ちょっと甘みが強めになっています。これでも、今ひとつココロがいっぱいにならないので、懲りずにNHKの手作りコロッケコンクール金賞受賞と書いてあるお店に突撃(爆)見た目は普通のコロッケとあんまり変わらないように見えますが、、、裏ごししているのか?お芋がクリーミー。挽肉もやや粗挽きでなかなか美味しい(^^)・・・ということで、ようやくココロが満足したので、食べるの止めました。#あやうく、まちじゅう全部食い尽くすところでした((((((^^;この後、駅の裏手に回り、清流の流れを聞きながら乙女峠を目指します。今から、わずか150年ほど前のことでした。明治元年、当時の日本ではキリスト教は禁じられていました。長崎浦上で捕らえられた隠れキリシタンは、各地で管理されることになり、ここ津和野にも153名が送られてきたそうです。その人たちが幽閉されていた場所が、ここ乙女峠。津和野藩の改宗の勧めに応じない者には拷問も辞さないという姿勢だったため、36人が殉教しました。今はひっそりと静まりかえっている自然豊かな場所ですが、そのような場所なのです。こちらをあとにして、駅に戻ると、さっきのSLが作業をしていました。そうです。もうお分かりだと思いますが、私、これに乗って、新山口に行くんです(^^)この時間帯のダイヤで運行されている列車は、この列車だけ。しかも、土日やお盆の時期など観光客が見込まれている時だけの運行です。一般客でも簡単に切符が買えるものだとは思っていなかったのですが、益田駅の駅員さんに聞いたら、あっさり・・・というわけです。ちなみに、始めにお断りしておきますと、私は、鉄道マニアではありません・・・が、大口径レンズをつけた一眼レフ構えて写真をバシャバシャ取る姿は、他から見たら変わらなかったかもしれません((((((^^;でも、敢えて言いましょう。SL見たら、誰でもテンションあがりますということで、SLの写真をバシャバシャ撮りまくってきましたwまずはレトロ風の客車です。これから連結作業なので、連結部分を点検しています。客車との連結は機関車がバックして行います。バックで徐々に近づいていきます。連結作業が完了すると、まもなく出発です。それにしてもSLはやはりメカメカしくて面白いと思います。さあ、ホームへ行ってみます。車内の様子は、1両ごとに違います。私が乗ったのは欧風客車。オリエント急行をイメージした内装だそうです。この他にも、明治や大正、昭和などそれぞれの車両に趣向が凝らされています。さて、出発です。聞いてはいましたが、ものすごい煙が出ます。全国各地には鉄道が市街地を通ることを嫌い、郊外に駅が作られた地域はたくさんありますが、このような煙もくもくで毎日何本も走られたら、確かにイヤだと思う人も不思議ではないと思いました。クリーンな電車が当たり前になっている、今の世の中からすると信じられなかったのですが、実際に見てみると違いますね。#といっても、今のSLはこれでも配慮されているのですが。トンネル区間では、窓を開けていると煙が入りますとアナウンスがあります。確かに顔も少しすすけます(^^;)トンネルの区間を過ぎると、のどかな景色の中をSLは走ります。窓から見ていると、被写体としてやはり魅力なんでしょう。車でSLを追いかけながら写真を撮っている人たちが結構います。津和野から新山口までは1時間45分ほど。移動時間も十分に楽しめて、しかも運賃は快速列車なので指定席券分高いだけです。運行日に合えば、乗ってみて損のない列車だと思いました。帰りは山口宇部空港から、最新鋭のジェット機ボーイング737-800に乗って帰ります。↑鉄道は詳しくないが、飛行機は詳しいらしい古い乗り物と新しい乗り物の取り合わせというのも、不思議なものでした。駆け足で回った山陰地方の旅でしたが、日本にはまだまだ独自性のある地域がたくさんあります。このような街を訪ねて歩くのは、やはり楽しいものだなと思いました。おしまい。本日の歩数:25,239歩日本の地方は面白い!