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2013.10.13
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カテゴリ:Q&A

 

 

2 コードを知る~1話~

 

コードとは、例えて言うなら「道」のようなもの。

それに対して、メロディはその道を走る「車」に相当する。

 

コードという名の道は、

車1台が走行できる車線を何本か備えている。

その車線を自由に選びながら、

メロディという名の車が目的地に向かって走るのだ。

 

車が走った軌跡はそのまま主旋律となり、

音作りの根幹を形成する。

一方、道は車を誘導すると同時に、

車が快適に走行できるようにサポートする役割を担っている。

それは、メロディに対するコードの役割そのものでもあるのだ。

 

例えば、その道の車線が3本あるとする。

先にも述べたように、

車はその時々によって車線を自由に変更する。

言うまでもなく、車が通過する軌道は1本だ。

しかし、車が走る道は、それがどの車線を走ろうが

常に3本のルートを確保している。

 

ということは、しかるべきタイミングで起用されるコードにも、

3種類のパターンが存在すると考えることができる。

ひとつのメロディに対して、

使用できるコードの種類や進行は、ひとつとは限らない。

 

これが5車線の道だったら、

コードの選択肢も5種類に増えるというように、

いくらでもあてはめることができる。

 

それによって、曲のイメージが

劇的に変わってしまうのは、よくあること。

だから…この道は、

曲作りにとって、とても重要なファクターなのだ。

 

では、どのコードを選ぶのか…

 

それは作り手のセンスひとつにかかっている。

単に車線の多い道を持っているだけでは、

理屈好きの頭デッカチという他はなく、自慢にもならない。

 

その道の中から、どんな進行を決定していくのか…

コード・アレンジの真価は、その一点に集約される。

 






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Last updated  2013.10.13 20:02:41
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