経営セーフティ共済
今年の10月から、毎月の掛け金が今までの8万円から20万円まで引き上げられた経営セーフティ共済。 決算終了直前に加入して年払いで支払えば最大240万円を利益からマイナスすることができますので、当面の税金を抑えたいときにはよく使われます。 ここまでは通常の話ですが、経営セーフティ共済の会計処理としては次の2パターン考えられます。(1)保険料として経費にする方法(損益計算書に費用として載ります)(2)保険積立金として資産計上して(貸借対照表に資産として載ります)、法人税を計算する際に調整する方法(1)の場合は、損益計算書上も経費となりますので、会計上の処理と税金計算上の処理とが一致します。(2)の場合は、損益計算書上は経費とせずに保険積立金としていますので、会計上の処理と税金計算上の処理が一致しません。 では、どちらが良いか。 お薦めは(2)の方法です。 というのは、共済の掛け金は40ヶ月支払えば解約した際に満額戻ってきますので定期預金のようなものなので資産として計上した方が実情にあっていますし、経費として処理するよりも積立金として処理しておいた方が、利益も出て損益計算書の見栄えも良くなります。 もちろん、どちらの場合でも申告書に添付が必要な書類がありますので、お忘れなく。にほんブログ村