今回の帰省の目的の一つに、母を旅行に連れ出すという目的があった。両親健在の頃は我々が帰省するとほぼ毎回旅行に行っていた(元石油タンクローリー運転手の父に長距離運転をさせて自分が楽する狙いで、広島旅行と称して迎えに来させたりw)ので何となくそれが自然だったが、2019年の帰省時は二人の足腰が弱ってきたこともあり、自宅で会うだけになっていた。
母一人になってそういう機会も減っただろうとコロナ禍で2回企画したが流れていたので、冥途の土産に(と本人にも言ってしまうが…)今回こそと意気込んでいた。
川棚温泉、菊川温泉…のふぐコースの予定が、流れるうちに遠出する計画に変わり、博多まで(下関から)車で行くことになった。母の足がだいぶ弱って新幹線のホームはつらいということでそうなったが、自分が嫌いなので高速道路には乗らない自動車旅。なぜ博多かというと、そこが母が幼少のころ過ごした場所だというのを思い出したからであった。
つまり我々(自分と息子)にとっても、ルーツをたどる旅だったのだ!
7月24日
下関から宗像を経由して博多へ。下の道で順調だったが、若松区と戸畑区を結ぶ赤い「若戸大橋」が関門橋のように有料道路だと思いこみ、避けて行こうとするとどこにも渡れず、ぐるぐる周辺を回って無駄な時間を過ごす。シーナ&ロケッツのルーツをたどれた…かのようにいろんな道に迷い込む。彼らが見上げていた赤い橋は、無料だし、通るととても近いし本当は便利です。
北斗の水くみ海浜公園海水浴場。きれいだが、熱砂が地獄。ライフセーバーがいる…というのが売りだったのだが、トイレに「ライフセーバー募集! 泳げなくても大丈夫!」とあって(笑)、こける。溺れたら通報してくれる?ってことなのかな。
そこからもかなり運転してルートイン博多駅前ホテル泊。車から荷物を降ろした直後に激しい雷雨。夕食には駅ビルにぬれずに行ける立地でナイスだった。大浴場のあるホテルだったのだが、43度の湯は熱すぎて、息子、足までは入ったが10秒で出て、結局湯船につかれず…。女湯は「熱いけど入れた(温度のちがいか気合のちがいか)」らしく、母が満足ならまあ良かった。