7月26日
世界遺産となった宗像大社へ。大島(三宮)と沖ノ島(二宮)とセットでなったことは知っていたので、前日そう思いながらホテルで見た夕日と島は感動的だったのだが、参拝してから資料館に行ったことで、「沖ノ島ははるか彼方だった…」ことがわかる。そういえば数日前に飲んだ「控え外野手」の友人が翌日沖ノ島にダイビングに行く話をしていて、「壱岐・対馬並みの遠さ」と言っていたのに対し「へえ~」と答えていた自分を思い出す。どんだけ聞き流してる(笑)
ちょうど祈祷をお願いした人がいて大仰な雅楽の世界が見られたのだが、その写真はなし…(ビデオをとっていたので)
たくさんの国際観光客がビデオ撮影中の雅楽の最中に、中央のさい銭箱に歩み出て、盛大にお賽銭を投げ入れてお参りポーズする我が息子(たぶんそうまちがってはいないはずだが普通はひるむ)の堂々さが世界を動かしたのか、後に続いてお参りして立ち去る人もちらほら。我々は涼しい別館に行き、母と妻は最後まで見届ける。
少し離れた「海の道むなかた資料館」は、世界遺産になってから慌てて作った?ようだが、とても良かった。沖ノ島の祭祀用の鏡や外国からの器…正倉院もびっくりのお宝が出ていたり、映像の力で、立ち入り禁止の島に入った気になれる。
北九州市まで戻り、照葉スパリゾート門司店(前行った時と店名が変わっていた。一度潰れて経営が変わった模様)でいくつもある風呂を少しずつ満喫。一つの場所で短時間しか入らないから、息子は結局、温泉宿よりスーパー銭湯でいいってことか…。
夕方は実家で過ごして、歩いて行ける民泊施設熊野「魯」で宿泊。とても落ち着くし良いのだが、民泊だけど他の日に使った安ホテルより高いので…これが最後となるかな。
でも、いつか、母がいなくなり、実家を壊す日が来て、だからどうしてもこの町に今日は泊まりたい…という日が来たらここをまた使うかもしれないな…なんて思ったら少し不思議な気がした。
もともとは旧市内の山の口町の借家に住んでいて、家賃値上げの際に「じゃあ家を建てる」と父が謎の決断をして、自分は中2の時に転校することとなり…人生の転機(つらい方)となった…んだけど結果的には必要な時間だったのかな…とか。そんなことを思っていたら高級ソファで熟睡…。