彼の言い分
前回の日記にたくさんのコメント、本当にありがとうございました! 悩んでいて、一体何が正しいのか何が間違っているのか、自分はどんな選択をしたらいいのか分からないときに第三者の意見を聞くとなんだか自分の中に、新しい風がふいたような気分になって、とっても癒されるし、とても大人になれた気分になります。 一人一人にコメントを残したい気持ちは山々なのですが、今回は、気持ちの整理をしたいということからこの日記を通して皆さんにお返事を、というかたちをとることにさせて頂きました。皆さん、本当にありがとうございました!前回の日記に私が書いたことについてですが、私の彼が言いたいことがあるというので英語でその文を書かせ、それをそのまま(へたくそな)日本語で訳しました。なのでどうぞ、良かったら聞いてやってください。---------------------------あゆみが前回書いた日記の内容について言いたいことが3点ほどあります。まず、車の購入についてですが、あゆみは、僕があからさまにもあゆみの意見は一切聞かなかったかのように書きましたが、僕はちゃんと、車の売り手(僕の職場のボス)に「最後の決断は彼女が決めるので、彼女がNOを出したら買えません。」と言って、実際に車を購入した昨日はあゆみにその場にきてもらって、最終決断をしてもらってから車の購入をしました。それに、僕はあゆみにこうも言いました。「あと2年ちょっとであゆみも大学を卒業できるんだから、そうしたら自分の稼いだお金で自分の買いたい車を買っていいんだよ。それまでの期間は、この車を共有するけれど、車に関する出費は全部僕が払うからこれは僕の車として保有していくよ。」と。なので、どの車を購入するかなどに関しては僕には自分で選ぶ権利があると思いました。それと、前回の日記にあゆみは、僕はあゆみに早く大学を卒業して働き出して欲しいと書きました。それは確かに本当に僕の願いではあるのですが、その大きな理由として、僕は彼女に早く、自分で好きなように使えるお金を稼いで欲しいと思うからです。僕たちのお金の価値観ははっきり言って違いすぎます。だから、あゆみも僕もお互いに働いて、稼いだお金はそれぞれ自分の好きなように使って好きなだけ貯金をする、という方法が一番いい方法なんじゃないかと思うのです。今、僕はあゆみの生活費を学費以外は全部支えています。あゆみが卒業して自分でお金を稼ぐようになっても僕が今まで払ってきてあげた生活費を請求する気なんて全くないし、あゆみが自分のお金をどう使おうと一切口出しするつもりはありません。 その間、僕は貯金をし続けます。そして僕たちが退職したら、僕の貯めてきたお金で一緒に生活をしていく、というのが僕のプランなんです。あゆみが働いている際は、あゆみは退職後のことなんて考えなくてよくて、自分の好きなようにお金を使ったらいいんです。それからあゆみは、僕みたいにお金の使い方に対して反対ばかりしてくる奴なしにして「今を楽しみたい」と言いますが、正直僕にとってこれは不愉快です。あゆみが東京で生活をしていたときは、お金のことなんか一切心配することなく、好きなときに外食をして、欲しい洋服を好きなだけ買って、という生活を送っていました。それに比べて僕は、生まれてから大学を卒業するまでずっと”お金がなくなったらどうしよう”、という恐れとともに生きてきました。お金がなかったら大学を退学する以外、僕には方法がなかったからです。日本では、大学の学費は両親持ちになることが多いと聞きましたが、アメリカでは違います。アメリカでは、18歳になったらもう独立するんです。僕の両親は、たとえ僕の学費を払いたかったとしてもそんなことができるお金はありませんでした。実際に、僕が大学3年生のときの両親の年間の収入は二人分合わせて$13,000でした。こんなふうに言うとまるで不平不満を言っているかのようになってしまいますが、あゆみが「お金がない」と言って嘆いているのを見ると正直カチンときてしまいます。あゆみにとっては苦痛な生活でも、僕からすると、生まれてからこんなに金遣いが荒くなったことはない、って思うくらいの生活をしているんですから。こんな思いもあって、あゆみが自分に好きなようにお金が使えなくてストレスが溜まっても、僕はあまり同情はできないんです。それと、僕はあゆみの性格や頭の良さから、あゆみは将来僕の2倍くらいサクセスフルになると察しているんです。彼女みたいな人が、努力しない人生を送るなんてもったいなすぎると思っています。そんなのもあって、僕はあゆみは独立すべきだ、と思うわけなんです。---------------------------とまぁ、こんなかんじです。私が少し付け足しをすると、車に関してですがそう、私たち例の車を購入しました。写真で見たときにはキャーってかんじでしたが(笑)実際に見たら想像したよりはマシでした。16年もの前の古くて汚い車ではありますが、一応日本車なので、結構丈夫とのことです。(心配してくれた方々、ありがとうございます!)私とこの彼。もうお互いに死ぬほど頑固で特にお金に関しては今までのバックグラウンドもあって価値観が違いすぎるのではありますが、私が約4年間もこの彼と続いてきた理由の一つに、この彼には私にはない、「根性」や「辛抱強さ」があって私はそれに強く惹かれている、というのがあります。私は、子供の頃からお金のことを心配したことなど一度もありませんでした。欲しいものはほとんど手に入れることができましたが、そういう現実を幸せだとか考えることは全然なかったです。 ある程度の歳になって気がついた自分のことなのですが、そんなふうに自由気ままに育ってきた私には、辛抱強さが大きく欠けるということでした。 そんな自分の性格を自分自身すごく嫌い始めたときに出会ったのがこの彼でした。 週2~3回は平気で外食をしていた私でしたが、彼と付き合い始めてなんと1年半も二人きりで外食はしたことがなかったくらい、私たちは貧乏生活をしました。 私には彼がかっこよく見えました。そんなふうにお金を使わなくてもいつも優しくて家族思いで、いつもハッピーでなんだかこの人ってすごい、と思えることばかりだったので、彼との貧乏生活、ある意味、色んなことを勉強している気分で、ある意味新しいことを経験しているような変にウキウキするような気分で、ときにはもちろん限界に達してブログでグチったりして、やってきたわけです。「あゆみみたいに親を頼れるような人に俺の気持ちは絶対分からない!」なんて言われてしまうと、まるでダメ人間とでも呼ばれているような気がして悔しくなりますが、でも「負けてやるもんか!!」という気にもなるんです。彼に負けないくらい強い人間に私だってなれるんだって、辛いことに辛抱できる人間なんだって、思いたいんです。 もーそれはそれはケチで、いくらなんでもそれはないだろう!と思うようなことばっかり見せてくれるこの彼ですが、彼は彼なりに最大の努力を尽くして私を幸せにしたいと思ってくれてるのは日々伝わってくるんです。車だって、私がいなかったら間違いなく買ってなかったと思います。貯金のために一生車なしで生きていくなんて、彼には朝飯前です。私が日本に出稼ぎに帰ったら、彼は思い切り貯金を増やせるだろうに、それでもどうしても一緒にいて欲しいって言ってくれるんです。 こんなふうに自分のことを想ってくれる人は一生現れないと自分でも分かっています。とまぁ、こんなバックグラウンドもあって・・私はやっぱりこの彼とやっていくんだ、と悟っている今日でございます。。 心配してくださった方々、本当にありがとうございました! 皆さんにい~っぱい励まされて元気をもらって自分に自信もつきました。また限界に達してグチり始めると思いますが、そのときはどうぞまたよろしくです。 気分を取り直して!明日はベビーシューズのUPでもしまーす♪♪♪←クリックしてくれたら嬉しい♪