大相撲と並んで私が幼い頃から観戦しているのがボクシング。WBA世界フライ級チャンピオンの大場政夫選手が首都高速道路で非業の死を遂げた昭和48年1月25日もハッキリと記憶しています。稚内のボロ家で夕食を待っているときに飛び込んできたニュースがそれでした。
初めてボクシングマガジンを購入したのは昭和51年2月号。前年12月に沖縄で初挙行されたWBC世界ジュニアフライ級タイトルマッチ、ルイス・ルムンバ・エスタバVS島袋武信戦と、WBA同級タイトルマッチハイメ・リオスVS天龍数典戦の特集でした。その雑誌に掲載されていた海外戦の一つが、難攻不落を誇ったホセ・マンテキーヤ・ナポレスVSジョン・ヘンリー・ストレーシーのWBC世界ウェルター級タイトルマッチです。それまでに8度の防衛を重ねてきたナポレスを若くハンサムな25歳のストレーシーが6ラウンドTKOで屠り引導を渡した一戦です。その3ヶ月後にストレーシーはアメリカのヘッジモン・ルイスを10ラウンドTKOで破り安定王者の道をまっしぐらに進むものと思われました。
しかしその更に3ヶ月後、ストレーシーの前に立ちはだかったのがメキシコの挑戦者カルロス・パロミノです。まだボクシングマガジンを定期購読して間もない頃、目にした1枚の衝撃的な写真。地獄のボディーブローでダウンし、断末魔の表情でリングサイドのカメラマンを見つめるストレーシーの姿は当時13歳の私の脳裏から消え去ることはありませんでした。と同時に、これだけの表情に陥れられた試合の映像をいつの日か観てみたいと考えていました。
そしてつい1ヶ月ほど前に33年間願った甲斐?があり、とうとうこの試合を観戦できるチャンスに恵まれたのです。それは肖像権だの放映権だのお構いなしに成長?を続けるあの『You Tube』
アレクシス・アルゲリョVSロイヤル小林戦、大橋秀行VS崔漸煥戦、辰吉丈一郎VSシリモンコン・ナコントンパークビュー戦に優るとも劣らないボディーブロー地獄をとくとご覧あれ。
You Tube
やっぱりボクシングとは(する)のではなく(観る)スポーツらしい
すみません、レスは給水後or翌朝。
本日10km。今月82km。今年520km。55分01秒。目標まで168km。