伝説のKOシーン
私がボクシングファンになったのは約40年前。故大場政夫選手の活躍によるものでした。その頃、日本選手相手に鮮烈な打撃戦を繰り広げたフィリピン人がいました。その名はベン・ビラフロア。サウスポースタイルからの強打で高いKO率を誇っていました。その中で私が一度観てみたいと願っていた試合があります。それは対上原康恒戦。昭和52~3年のボクシングマガジンに上原選手がリングに崩れ落ち、それを冷酷な眼差しで見つめるシーンの写真が掲載されてからです。そして今日、YouTubeで何気なしに『BenVillaflor』と検索していて発見しました! それがこれです。柴田国明選手から1ラウンドKOでWBA世界ジュニアライト級タイトルを奪還した試合のあと、6分07秒辺りから始まる試合です。1ラウンドに喰らったテンプルへの左フックで喫したダウンシーンが前述の掲載写真と思われます。被弾後に一瞬間を空けてから崩れ落ちていますね。そしてその後の2ラウンドのダウンも強烈。カウントアウト後に一度立ち上がった上原選手が再び倒れ込むところから、1ラウンドのダウン後は意識がない状態で戦っていたものと推測します。これからもYouTubeでかつての名試合を探索していきます。(20:01)