怪我をしてる猫とペナンのろうけつ染め・バティック工房CraftBatik
ペナン島のバティック工房、Craft Batik SDN.BHD.を見学してきました。これは綿でなくシルクに手描きされたバティック、製作途中でもこの奥深さ。 しかし、バティックより気になって仕方がないことがあって・・・工房の隅でグッスリ眠っていた猫を「撮らせてくださいねー」とカメラに収めていたら、息子がひと言「その猫、腰のあたりに怪我してるよ・・・」と。本当だ、私の目は節穴です。日陰で気持ちよく眠っている幸せな猫の姿だと思って見てました。傷を治すべく、自分の持つ自然治癒力を総動員して闘い耐えている姿だったとは・・・(涙)カメラとか財布とか、こういう時には何の役にも立たないものしか持ち歩いていない自分。「手当てとは病や怪我で苦しむ人に手を当てることからはじまる」と誰かが言ってたような気がして、せめても「治れ、治れ!」と手のひらを猫の方へ向けて強く願ってきました。よろしければ写真の向こうのこの猫の怪我が治るように願っていただけると嬉しいです。こちらが同じ型を繰り返す「型押し」のバティックの型。これを溶かした蝋に浸して、同じ模様を繰り返し押していきます。バティック(Batik)とは、インドネシアやマレーシアのろうけつ染めの作品のことだそうです。これが製作途中の「型押し」のバティックだったかなぁ・・・蝋で描かれた輪郭がまだ残ったままです。この白い蝋と茶色の蝋を混ぜて溶かし、型押しや手描き用に使うとか。手描きのバティックはジュンティンという筆記用具のような形の穴の開いた所に溶けた蝋を入れて、布地の上に下絵を直接描いていきます。作業の様子は、イスラムの礼拝の時間だったかでお兄さんが一人しか残っておらず見ることができませんでしたが(笑)、置き去りの作業途中の作品から想像~下書きをした状態。模様に色を入れた状態。模様に色を入れた状態2。背景というか、地の色を染めた状態。でも輪郭の蝋がまだ残っているから、これも綺麗だけどまだ完成品じゃないみたい。工房に隣接したMade in Penangのバティックショップでは、バティックの洋服・スカーフ・アートなどの他にココナッツで作ったお皿なども売られてました。シナモンの香りを染み付けてあるココナッツのお皿、母へのお土産に購入♪CRAFT BATIK SDN. BHD. Factory & Showroom651,Mk.2,Teluk Behang,11050 Penang,Malaysia.