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モルトの灯

[モルト覚書] カテゴリの記事

全61件 (61件中 1-50件目)

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ＭＯＯにてポートエレンを呑む

ビリヤードが絶好調でゴキゲンなDanny，今日もBAR MOOへ行って来ました。別に機嫌がどうであろうが呑みたくなったら押しかけるのですが・・・(^^;今日はなんとなく海産物っぽいイメージ（？）だったので、蛸とオリーブ、アボガドのサラダを注文。お酒はアブサンビールです。アブサンをチュピッと１ダッシュ、そこへナミナミと生ビール。そんな簡単なFlavored Beerですが、なんとも癖になる味。なんというか、墨汁っぽい不思議な匂いなのですが、呑みたくなっちゃうんですよね～。んで、〆の一杯はPort Ellen　18YO (1982), McGibbons Provenance 紛う事なきシェリー樽の逸品。焚き火というより、蝋燭を灯した時のようなスモーキーさとシェリッシュな香りのバランスがいい感じ。オイリーなニュアンスが見え隠れしてる？ぱちぱちとしたスパイシーな口当たり。シェリー樽の香気がヨードのニュアンスを上手く包み込んで、暖かなフィニッシュへ。うーん、こういうバランス系のアイラモルト、もっと出てくればいいのになぁ。。。。【1983年に閉鎖・今後更に入手困難】PR[プロヴナンス]ポートエレン19年　[1982] 　700ml　43度↑多分、今回呑んだボトルの次のバッチだと思われます。

2008.01.15

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久しぶりにスプリングバンク

今日は久しぶりに早めに仕事が終わったので（といっても２１時半ですが）、気晴らしにＮＡＢＢＩへ玉を撞きに往って来ました。顕微鏡覗いた日は大体焦点が遇わないので当たらない物ですが、１４，１１，１７点だったので、当った方か？その後ＢＡＲ　ＭＯＯにてサイドカーと、ラフロイグのクォーターカスク。アイラ物を呑むためのトレーニングですんで家に帰って、リーフレタス、バジル、サーモンのサラダ（イタリアンドレッシング）をつまみに、まったりスプリングバンク。引っ越してから初めてかな。かなりシェリーの効いた一品です。ビターチョコのような舌触り。リフィルとは思えません。値段の割りに美味しいバンクだと思っています。あと一本ストックあるし、しばらく家呑みスタンダードになりそうです。SPRINGBANK 11YO (1993), 54.9%, Kingsbury cask#365

2008.01.09

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MOOでまったり

週末のご褒美ということで、今日はＭＯＯにてまったり呑みでした。なんとなく心が疲れていたので、あまり考えずにぼーっと呑み。こういう時はＭＯＯさんも八重さんもほっておいてくれるのでありがたいです。１杯目ズブロッカ・トニック例の桜餅味のロングカクテル。疲れているときの一杯目はこれ。二杯目バルヴェニー12YO, 40%, OB体調崩して以来、自分の舌・鼻の感覚が戻りきっていないきがしているので、最近はオフィシャルのモルトをもう一度飲み直しています。やっぱりこのボトルは、いいですね。この値段でこの味だと、すごくお値打ち感あります。シェリー樽の個性とバーボン樽の個性がうまく絡み合い、ピート香と相まって非常にバランスの良い味です。【特売中】バルヴェニー　12年　箱付　700ml　43度（The　Balvenie　Doublewood　12YO）３杯目マッカラン　7YO　（イタリア廻り）なんかシェリー樽熟成のモルトを呑もうかな、と思ってバックバーのグレンドロナックあたりをきょろきょろしていたら、変な（？）マッカラン発見！八重さんに見せてもらうと、ちょっと前のマッカラン（口の封のシールから）。これは呑んだことないなぁ、と早速オーダー。かなり濃厚なシェリッシュな香りと、とろける蜂蜜のような甘い香り。マッカランってこんなんだったっけ？と思うくらい。麦の甘さもばっちり。飲み口は濃厚な割にべたべたせずいい感じ。さすがに若いモルトだけあって熟成感はそれほどありませんが、何杯でも呑めてしまいそうです。マッカラン 7年↑ラベルはこんな感じでした。４杯目レッドアイ（特製チャンジャピラフとともに）おなかがすいている時は、ＭＯＯではチャンジャピラフで締めることが多いです。チャンジャピラフはビールとの相性がとてもよいのですが、最近はレッドアイや、アブサンビールといっしょに頂くことが多いです。これがまた美味いんだ～ね

2007.06.01

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家呑みボトル　―リンクウッド―

今日はパブデ・ピカソさんよりリクエストのあったリンクウッドのテイスティングコメントです。以前もるとやさんで呑んで以来すっかりファンになってしまったリンクウッド。瓶詰めはスコッチモルト販売（SMS）です。日中の室温が高かったせいか、若干アルコールのアタックを感じますが、それがおさまるとリンクウッドらしい、林檎を連想させるエステル香。ただ、若いリンクウッドの林檎を皮ごと齧ったような酸味を連想させるエステル香ではなく、よく熟した洋ナシのような、まったりとしたエステル香です。口に含むと、うまく長熟させたカルヴァドスのような甘み。上品なフルーツチョコのような味わいもあります。フィニッシュは中庸かな。微かに酵母のような香りもあります。加水するとリンクウッドらしさが強調され、若干酸味も出てきますが、嫌味な酸味ではなく、どんどん林檎路線が強調されてきます。あ、アフターテイストでシナモンチョコを感じます。ちょいと高めですが、おうちでゆったりとした気分で呑むには最高のモルトの一つでしょう。【DC】リンクウッド1973（32年）

2007.05.30

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もるとの日につき、もるとやで呑みあかす

０のつく日はもるとやのモルトの日。ってことで、酔いつぶれてきました。呑みすぎで、テイスティングノートが未記入です（ToT；とりあえず写真だけでも堪能してくださいｗ左からLongmorn 1988InchigowerInchigower (old)Bruichladdich 1986Glen more 28YOLaphroaig 1987とりあえず、ブルイックラディはヘビーピートはあわないと思う・・・

2007.03.20

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CLAN PaPaにて宮城峡を呑む

久しぶりにCLAN PaPaにお邪魔しました。ここのお店の魅力はなんといっても「隠し玉」。基本的にマスターにお任せしちゃっています。一杯目Talisker 10YO, OBいわゆる普通のタリスカー。この日は夕飯が中華だったので、タリスカーで口直し。巷でよく言われますが、最近のタリスカーって大人しめですよね。二杯目宮城峡(Fruity & Rich）12YO, 58%, OB(cask#:3578)先日マスターは仙台のニッカ宮城峡工場に見学に行ったそうで、その時購入してきたというボトルです。蒸留所限定品ってやつです。バーボン樽熟成とシェリー樽熟成のモルト二本並べて「どっちにする？」と聞かれちゃぁ、こっちも「どっちが美味しいっすか？」と聞き返すｗ。マスターにやっと笑って「こっちがいいと思う」と出てきたのがこのバーボン樽熟成１２年もの。香りはバニラでフレーバリングしたミルクティーのようにトロッと甘い。ボトルに表記されている「フルーティー」の部分に関しては余りよく分からなかったけれど、十分に満足のいくモルト。加水するとちょっとウッディな香りも発って来て複雑さは増す。でも、個人的にはニートのほうが好きです。三杯目宮城峡（Sherry & Sweet） 12YO, 63%, OB(cask#:95887)なんやかんや言っても、結局両方とも呑む運命にあるわけです。。。マスターにも「予想通り」なんていわれちゃいました。こちら、紛う事なくシェリー樽熟成の香りがするのですが、残念なことに、かなり硫黄臭が出ています。よく言う「焦げたゴム臭」。この硫黄酸化物の香りって結構インパクトあるんですよね。他の香りを探しに行っても、いつまでも邪魔してくれます（ToT；口に含むとこのゴム臭が変化し、花火の燃えカスのような香りに。ごめんなさい。ボクはこのモルトは、苦手ですm(_._)m四杯目BALBLAIR 15YO (1990), 62.9%, DEWAR RATTRAYラストはバルブレア。シェリー樽ということですが、先ほどのモルトが強烈すぎたせいか、正直もひとつはっきりしません。色合いも「シェリーだぜっ」というほどでもないです。舌に乗せると、結構スパイシー。フィニッシュも中庸。酔っ払っていたのか、正直もひとつ印象が薄いです。今度はいの一番に飲ませていただきます。

2007.03.17

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今宵の家呑み

いつもいつも飲み歩けるほどの資力もないので、今日は家呑み。Mortlach 15YO (1990), 55.4%, Dewar Rattray (CASK#:3701)とうとう一本目が開きました。ニートだと香りが沈んでいますが、加水すると一気に花開くタイプです。Springbank 11yo (1993), 54.9%, Kingsbuyyr (CASK#:365)最近おきにいりのスプリングバンクです。シェリー樽熟成がうまくいっている樽だと思います。現在14年モノのバンク（バーボン樽）も発売されていますが、個人的にはこのボトルのほうが美味いと思います。最近のOBはヘタレテいますが、このボトルはイイです。＜キングスバリー・ケルティック＞C　スプリングバンク　1993　11年　54.9°　(700ml)ついでに・・・スプリングバンク 14年ヴィンテージ1991 ケルティックSPINGBANK 14Years Vintage1991 CELTIC↑バーボン樽熟成でバンクの酒質を直接楽しむにはこちらのほうがむいてるかも？

2007.03.07

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MOOにてABERFELDYを呑む

しんどいプレゼンを一つこなしたので、自分へのご褒美で（自分には甘いｗ）、MOOに呑みに行きました。カウンター席につくと、見慣れないボトルが３本ほど・・・むむぅ、酒屋へ往って来ましたねｗｗｗということで、カクテルを二杯ほど飲んだところで、お目当てのモルトへ。ボウモア、モートラックとありましたが、今まで呑んだことののないアバフェルディへ。マイナーですよね～。今までお目にかかったことのない蒸留所です（飲む量がまだ足りないのか・・・）アバフェルディといえば、確かデュワーズの原酒。でもデュワーズも多分一回しか呑んだことないので、味の想像もつきません（＾＾；ABERFELDY 7YO(1999), 43%, Kingsburry "The Selection"トップノートは、はっきりとしたシリアル系の甘い香り。第一印象はばっちりです。次にやってきたのは、ちょっと人工的なオレンジの香り。昔駄菓子やで食べた４個入り１０円のオレンジガムの香りです。人工的な印象をぬぐいきれないまま香りをかいでいると、もうひとつよくわからない匂いが・・・よく言えば草の香り。でも、フレッシュな草というより、こう何か緑の草を茹でたゆで汁のような香り。なんなんだろう・・・と悩んでいるとカウンターの向こうから八重さんがナイスな例え「これって、ソラマメを茹でたときのゆで汁ですよね」いいえて妙とうはこんなことでしょうか。素晴らしい表現です。まさにソラマメのゆで汁。メトキシピラジン系の香りですね。微かにピート香も感じます。舌に乗せるとかなりオイリー。舌の横っちょで、ぴりっとはじけます。フィニッシュは割りとおだやか。つるつる呑むにはいいのかもしれません。若いモルトということもあるのでしょうか。それほど樽からの恩恵（多分バーボン樽）を受けていない感じです。ごっつあんでした（K“ザ・セレクション”）HS　アバフェルディ　1999/2006　7年　43°　(700ml)↓おまけ。今は６個いりになっているんですね～。「当たりくじ」は今でも健在です。マルカワ　M02オレンジガム　　36入

2007.03.05

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WML行ってきました

　最近、ちょっと体調不良でモルトからは遠ざかっておりました。でも、知り合いからWMLの入場券をもらったので、これは行くしかないと、WMLに参加してきました。　当日、朝起きたら、けっこうな雨降り。いまいち盛り上がらないなぁ、と二度寝したら、次目が覚めたら１２時半いきなり遅刻です・・・　会場は有明ビッグサイト。東京マラソンのゴール地点ということもあってなかなかの人出です。雨の中ご苦労様です。。。　会場入り口で誓約書？（酔っ払ってしまうことがないよう、自己管理します、っていう一筆）を書かされたあと、例年通りグラスをもらって会場内へ。今年はMCをひとつも取っていないので、時間をきにせずのんびりとブースを回れます。　まだ体調も本調子でないので、昨年のように片っ端から試飲する、という暴挙はなりませんでしたが、印象に残っているボトルは、ハイランドパーク２５年とトマーチン1974でしょうか。今年はブースの数が昨年より少なく、また試飲できるボトルもよく流通しているものがほとんどでした。大好きなグレンロセスも、昨年は６０年代のボトルがあったりサプライズがあったのですが、今年は普通にBARで見かけるボトルばかりでちょっとがっかり。ディアジオも比較的メジャーなボトル（しかも種類は少ない）ばかりでしたね。　　印象に残ったのは、スペイサイドのいろいろな蒸留所で、「heavy peated」を前面に出したボトルが増えてきていることでしょうか。最近のアイラモルトブームを反映しているのだとは思いますが、どうなんでしょうね。もともとボディの薄い酒質のモルトなんかは、heavy peatedにしてしまっては、ピート香ばかりがたってしまってなんだかよくわけのわからんモルトになってしまってます。目先のブームに惑わされて手を広げすぎて、蒸留所の（資本）体力が低下してしまわないか、ちょっと心配です。これは、いらんおせっかいですね（＾＾；

2007.02.20

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今日もきょうとて酔っぱらい（新宿：BAR QUAY）

　クリスマスで賑わう新宿の街を横目に、新宿のBAR QUAYに行ってきました。以前ネットでweb siteを見てまわっていたときに、「禁煙」というコンセプトがとても気に入って（Dannyは悲しいほど煙草の煙に弱いのです）気になっていたお店なのですが、これまで行くチャンスがありませんでした。　場所がちとわかりにくくて、怪しげな（笑）新宿２丁目の街をしばし徘徊したあと、新宿公園のすぐ横にお店発見！（新宿公園にたむろしているおじさん達の視線が怖かったっす・・・）１杯目ギネスビール（ハーフ）最高の泡を!!こだわりの黒ビールです!ギネス　ドラフト　330ml×24缶　ケース２杯目SPRINGBANK 11YO (1993), 54.9%, Kigsburry (Celtic)今月のお店のお勧めボトル。香りはフルーティーで華やか。イチゴとカシスの香り。舌の上でねっとり甘く、微かにホワイトチョコのニュアンス（？）。お代わりしたいくらい美味しい。【キングスバリー　ケルティックコレクション】スプリングバンク 11Y 1993Y 54.9% 700ML シェリ...３杯目MILTONDUFF(1993), GMオレンジピールの香り。結構舌にぴりぴりくる。ゴードン＆マクファイル　ミルトンダフ　[1993]　61.8度　700ml４杯目ABERLOUR a'bunadh, OB アブナです。シェリッシュっす。香り勝負っす（笑）アベラワー・アブナック

2006.12.23

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今日も今日とて酔っぱらい（上野編）

12/16（土）は職場の若手との忘年会（すでに若手でない自分が悲しい・・・）。河豚屋でしたこま日本酒＆焼酎を呑んだ後、若手連はカラオケに行くと言うことだったので（ワタクシ、カラオケだけはどうしても苦手）、上野の町をモルトを求めて徘徊することに・・・BAR STUDSヤフーで”シングルモルト　上野”で検索して出来たお店。１次会会場から近かったので、まずここに行ってみる。上野黒門小学校のすぐそば。階段を地下へ下りてドアを開けると、かなり広い作り。バーカウンターにモルトが並んでいたので一安心（笑）。しかし並んでいるボトルのほとんどがアイラモルト・・・ちょっとへこむ（ぉぃ）。でも、アイラモルトと並んで何故かサマローリのリンクウッドが！とりあえずこれをラストにして３杯くらい頭の中で構成してみました。１杯目Laphroig 10YO, OB口の中が醤油ベースの和風出汁で支配されていたので、リフレッシュの為にソーダ割で。２杯目Isle of Jura, 45%, Superstition, OBアイル・オブ・ジュラ　スーパースティション45％　1L３杯目Linkwood (1997),45%, Coilltean, Samaroliサマローリリンクウッド1997年！BAR Cask StrengthBAR STUDSが混んできて、カクテルのオーダーをこなすのでてんてこ舞い状態。ということで、河岸を移ることにする。２件目は上野池之端交差点近くのBAR Cask Strengthへ。このお店は以前上野公園を散歩したときに見つけていたのですが、まだ入ったことのないお店。大分お酒も入っていたので「３杯くらい、モルトお願いします。ピートは好きなんだけれど、ヨードのきついのはダメっす」とオーダー。１杯目Benromach, 40%, Traditional, OBベンロマック・トラディショナル２杯目Grenugie 22YO (1981), 52.5%, Chieftain'sチーフタンズ　グレンアギー22年（1981）！３杯目Rosebank 15YO, Triple Distillation, GlenCaro●ローズバンク　“トリプルディスティレーション”　15年３件目大概酔っぱらっていたのですが、何となく人恋しくなり（笑）大塚のMOOへ。もうかなりできあがっていたので、ここでは、いつものジンリッキー（ブードルズ）。ほどなくM氏が現れ、日本の挙育成度、人口問題、死生観など酔っぱらってないとできないような（ｗ）話題で管まいていました。マスター及びM氏、いつも酔っぱらって迷惑かけて申し訳ありませんm(_._)m（お酒のコメントはまた後ほど追記します）

2006.12.16

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MOOにてグレンモレンジの復習

先日の125テイスティング会で気になっていた、125シリーズに共通して感じた甘草のニュアンスと舌にざらつく感じがオフィシャルボトルでもあったかどうか確認するために、連日の外呑みながら大塚MOOへ。１杯目ジンリッキー（ブードルズ）２杯目Grenrothes 1992, 43%, OBモレンジいくぞーといいつつ、ふと目に留まったロセスからオーダー。連日モルトを呑んでいるせいか、妙に薄く感じてしまう。５０％程度のオレンジジュースのような香り（濃厚さに欠ける）。口開けしてから大分立つせいか、今一歩厚みに欠けるフレーバーでした。グレンロセス　[1992]　700ml　43度（The　Glenrothes　[1992]　Single　Speyside　Malt）３杯目Grenmorange 10YO, 43%, OBいわゆるオフィシャルの１０年。実は産まれて初めて飲んだシングルモルトがまさにこのボトルです。そのむせ返るような甘い芳香に「ウィスキー（そのころはモルトという言葉も知らなかった）って、実は美味しいのかも」と素人ながらに（今でも素人ですが）感動したものです。さて、御題の甘草のニュアンスですが、まじめにテイスティングしたのですが、正直感じるとことができませんでした。レンゲの花と蜂蜜。紅茶のニュアンスが見え隠れ。舌触りは、気にしすぎたせいか、わずかに粒子の細かいざらつきを感じたような気もしますが、気のせいかも（＾＾；　あの甘草のニュアンスは、熟成の過程で産まれたの？そんなことあるんかいな？？？グレンモレンジー・43vol・750ml・10年

2006.12.11

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SWMS 125シリーズリリース記念会

↑125シリーズ勢ぞろい♪今日はSWMSで初めてボトリングされたグレンモレンジ蒸留所のモルトの、リリース記念試飲会（＆冬ボトル試飲会）でした。場所はカナダ大使館内の某BAR(というか、名前控えてくるの忘れた）何せ１４種も呑んでいるので記憶が混乱していますが、メモ帳にコメントが残っているものだけでも・・・125.1　13YO　51.2％（日本未入荷）焦げた醤油？焙煎コーヒー？のような苦味が甘みの陰に見え隠れ。パレーテはざらついた感じ。漢方薬の甘草のようなフレーバー。125.2　11YO　53.5％（日本未入荷）ニートだと香りがイマイチぱっとしない。でも加水するとバターたっぷりの焼き菓子のような香りが一気に開いてくる。口に含むとやはりざらついて甘草（ざらついた甘草はどの125からも感じた）。125.3　13YO　53.3％（日本未入荷）ニートの時の香りは1～3の中では一番いいかな。甘草＆ざらつきはあるけれど、加水するとバランスが善くなる。時間かけたほうがいい？紅茶の香り？？？125.4　13YO　55.9％ニートだと甘草が強いが、加水するとエステルと酸味が出てくる。熟した果実のニュアンスも。ウッディさが気になる。125.5　11YO　54.9％ニートで、クッキーのような甘さと軽い化粧品香。加水するとケトン様の溶剤のような香りが出てきて苦味も・・・あまり好きなフレーバーじゃない。125.6　11YO　57.4％今回のグレンモレンジー蒸留所のモルトの中ではずば抜けたバランスのよさ。蜂蜜とバターの入った焼き菓子。しばらくするとバニラとチョコ。甘めのテルペン系の香り。加水すると香りが花開きバランスも最高！２０分で売り切れたのもうなづけます。26.47　22YO　57.6％（クラインリッシュ）カナブンというか、カブトムシというか・・・ボク、この香りはイマイチ苦手です。昔グレンゴインからもこんな香りを感じたことがあります。あと、長鎖脂肪酸の香りが気になった・・・けっこうすえた匂いなので、微量でも気になるんですよね。36.34　36YO　52.7％（ベンリネス）第一印象は、瓜。甘くないスイカ。どことなく糠っぽいニュアンスも・・・加水すると舌触りはねっちょりしてくる（メモの原文）。加水しても青臭さが気になる。46.13　28YO　55.4％　（グレンロッシー）テルペンアルコール系の香り。オレンジの皮？ちょっと苦味を連想させる香り。ちょこっと加水すると甘さが出てきてバランスがいい。今回の冬ボトルの中では一番好きなフレーバー。フィニッシュの辛さ（とんがり？）がちと気になるが。121.17　8YO　57.8％（ニッカ余市蒸留所）ナッティで革っぽい。ピートのニュアンスが驚くほど弱い！なんだかよそよそしく感じる。余市っぽくない（自分の中で）。（※　12/12追記　何人かのかた方からコメント頂いた通り、このモルトは余市ではありません。アランです。なんで余市だと思いこんでいたんだろう？？？ナッティと言うところは確かにアランの持つニュアンスと一致しているかもしれません）

2006.12.09

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もるとやにて、呑む

本日は２０日。月にたった３度のもるとや半額デーです。学生実習でぼろぼろの心を癒すために、仕事後飯も食わずにもるとやへGO!メモ帳忘れたので詳しいテイスティングコメントは書けませんが、一言くらいつつ・・・１杯目　グレンロセス 1972, 40%, OB２杯目　タリバーディン 55%, for Three Rivers３杯目　モストウィ 15YO, 40% (bottled at 1980's)４杯目　クラインリッシュ　GM (PV)おつまみ　牡蠣（ボウモア風味）いやぁ、もるとの日でないととても呑めない一品ばかりでした。ごっつあんです。

2006.11.20

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札幌で呑む（The NIKKA BAR)

学会で札幌に出張していたので、いい機会と札幌でモルトBARを探して飲み歩いてきました。初日はBAR SOMEYAに伺おうとしたのですが、さすがは「すすきの」のど真ん中！客引きのお兄さん達の分厚いディフェンスに遮られお店に行き着けず！（無念！！！）傷心のDanny,とぼとぼとホテルへの帰り道を歩いていたところ、ふと目を上げると「The NIKKA BAR」の看板。さすが、余市に近いだけあって、NIKKA BARかぁ、でも「The」が着いているあたりが、怪しいなぁ（笑）などと思いながら、とりあえず休憩。チノパンにポロシャツのおいらは明らかに浮いてしまう、そんなオーセンティックなたたずまいのBAR。メニューを出してくれたお姉さんも明らかに「胡散臭い奴」ってな感じで見ています（＾＾；とりあえずジンリッキーをオーダーして様子見。中堅らしいバーテンさんが寄ってきたのでモルトの話をすると、意気投合。しかも「モルト呑むなら、The BOW BARがいいですよ。ここから近いし」なんて、よそのお店を紹介してくれました。　このNIKKA BAR、マスターが戦後すぐにこの業界に入ったこともあって。ニッカウィスキー（当然アサヒビールに買収される前）から「The」をつける許可を取ったそうな。というわけで、二本中に「NIKKA BAR」は数あるかもしれないけれど、「The NIKKA BAR」はここだけ、ということでした。歴史があるんですね～。　さて、モルトのほうですが、さすがに「The NIKKA BAR」を名乗るだけあって、ニッカの製品はかなり充実しております。ただ、こちらがモルト呑みだと知ると、バックバーに並んでいない怪しげなボトルが出るわ出るわ（笑）　　ちなみに写真真ん中は、なんと余市工場で作られていた頃と「Hi NIKKA」現行品は柏工場製ですよね。なにせ「２級酒」ですから（＾＾；　残念ながらこのボトルはまだ封切前ということで、来年までお預け（泣）。写真右の「Extra NIKKA」も年代物（見たことないですもん・・・）。味わいがまた独特で、トップノートはトイレの芳香剤（爆笑）。口に含むとちょっと趣が変わり、なんというか、一番近いのが「すいか」。でもバーテンダーさんに「これ、なんか、すいかっぽいっすよね」と尋ねたら「そうそう、すいかかぁ、なるほど～」とナットクしていたので、結構コメントとしてはいいせん行っていたのでは？お近くの方（いるのか？）是非試してみてください。スイカフレーバーのモルトにはなかなか出会えませんよ！

2006.08.29

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vision vesselにて呑む

1杯目ラフロイグ１０年・４３％・ＯＢソーダ割で。２杯目ブレイス　オブ　グレンリベット１５年（１９８９）・６０．８％・ブラックアダー（ローカスク）オレンジとチョコレートの香り。麦っぽさも。口に含むとアルコールアタックがきつい。香りで楽しむモルト？３杯目グレンモレンジ・アルチザンカスク結構ウッディな印象が強い。以前購入したモレンジ１５年によくにた雰囲気。４杯目ミルトンダフ３６年（１９６６）・４２．７％・ピアレス干しぶどうのような枯れた味わい。ミルトンダフの個性はあまりよくわからない。５杯目モートラック・・サマローリボトル最後のワンショット。見事に澱が浮いているｗトロッとした味わい。ご馳走様でした。

2006.08.18

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MOOにてMORTLACHを呑む

いやぁ、今日も暑かったですねぇ。夏だから暑いのは当たり前なのですが、こうも暑いと気も萎えます。夕方ちょっと涼しくなってから、MOOへ夕飯を兼ねて呑みに往って来ました。お食事はピザ代わりのコンビーフのチーズ焼き。ビールと相性のいい味わいですが、今日はビールなし（笑)１杯目モヒート（ミントの葉をつぶし、クラッシュアイスにライム、シロップ少々、ラム）池袋はJ's BARで紹介されていたモヒートを一度呑んでみたく、一杯目にオーダー。シロップを少なめにしてさっぱりめで作ってもらう。うん、たしかにごくごく呑める、夏向きのカクテルです。女性に勧めても大丈夫そう。また一つカクテルを覚えました（嬉）２杯目MORTLACH, 12YO(1993), 57.8%, Loyal Mile Whisky ２杯目はいきなりフィニッシュ体制、モートラックです（だって、今日お金下ろすの忘れて、お金ないんだもん）。このボトル、つい先日マスターが仕入れてきた、ちょっと変わったボトラーズのモートラック。封明けしたときはまだアルコールのアタックも強く、プーさん系の蜂蜜焼き菓子系に化けそうな気配を漂わせつつも「もうちと時間がかかるなぁ」という感じでしたが、封明けから１０日（くらいかな？）、味わいも落ち着いてきました。グラスに注ぐだけであたり一面に広がる甘く華やかな香り（横でバーボン飲んでたおじさんが「ぴくっ」と反応したくらいの香りたち）。焼き菓子から、時々ミントチョコっぽいニュアンスも顔を出します。甘さとスモーキーさ、酸味のバランスも善くねっとりとした舌触りもDanny好み♪フィニッシュは微かなスパイシーさを伴いつつ充実感あふれる暖かさ。いやぁ、マスター、いいボトル買いましたよ！でも、モルトって、ホント時間経過とともに味わいも変わりますよね。不思議なお酒です。

2006.08.06

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shibuya8604さんと福岡にて呑む（２）

大変お待たせいたしました、福岡編第二段です。散々待たせておいて申し訳ないのですが、当日ホテルに帰ってからつけたメモ帳が見当たらないので、詳らかなコメントが書けません（号泣）。ので、今現在覚えている限りでのコメントとさせていただきます。１件目、BAR Oscarで長友氏の華麗なシェーカー捌きを堪能しいたのですが、さすがは人気のBAR,次々とお客さんが入ってきます。混んでいるBARで長っ尻ってのもあまりスマートではないので、２件目のBARへ転戦。「次はちょっとマニアックなボトルもあるモルト・バーへ行きましょう」とのことで、もう、行く前からどきどきです２件目BAR　パルム・ドールこのお店は前述の長友氏のお弟子さん（？）のお店。ここにはshibuyaさんお勧めのモートラックがあると聞いて、もういてもたってもいられません。マスターの「どのあたりから、行きましょう?」の声に、間髪いれず「モートラック！」１杯目MORTLACH 11YO (1984), 60.9%, Blackaddershibuyaさん一押しのモートラックです。これは最近ではあまりお目にかかれないボトルですね。オーク樽熟成ということまり、色合いは薄め。香りは最近のモートラックで特徴的な脂肪酸はほとんど感じられず（これが皮っぽいニュアンスやチーズっぽさ、肉っぽさを出す）、むしろ麦由来のゆったりとした甘さ、蜂蜜をかけたバター風味の焼菓子、マーマレード。フィニッシュは長く、麦畑が広がる田園風景をイメージさせる暖かさです。一番近い印象としては、１９７０～８０年代前半に蒸留された、昔ながらのグレンモレンジーの味わいに近く感じました。古きよき時代の、「麦のお酒」です（笑）２杯目BLAIR ATHOL 25YO(1975), 49.3%, DOUGLAS LAING OMCお次の一杯は、ちょっと趣向を変えてブレアアソールの長熟物。正直ブレアアソールって、こう、ピンと来る印象のある蒸留所ではないのですが、マスター、shibuyaさん両氏の推薦とあれば呑まずにはいられません。香りはパンのような麦っぽさと少しマーマレードっぽい柑橘系の香り。グレンロセス１９９２に、何かのスパイスを隠し味でつけたような感じ？口に含むとこてっとしたナッティーな口あたりです。ブレアアソールってもっとあっさりしたモルトという印象を持っていたのですが・・・何かと記憶違いしていたのか？？？３杯目MILTONDUFF 35YO(1966), ___%, DOUGLAS LAING OMCラストはマスターにお任せオーダー。すると奥からごそごそと取り出してきたのが、ミルトンダフの長熟物！これまたDannyにはなじみのないボトル（蒸留所）です。ただ、無名な蒸留所というわけではなく、ブレンデッドの王様、バランタインのキーモルトということで、マイルドな口当たりに定評があるそうです（伝聞型でしかかけないあたりが情けない）。このモルト香りからしてとんでもなく複雑で「こりゃすげー」と喚きながらテイスティングしていたはずなのですが、肝心要のテイスティングノートが行方不明で・・・shibuyaさん、マスター、折角いいモルト飲ませてもらったのに、すみません（反省）。一つだけ確かなのは美味かった！ってことです（これだけはノートなくても覚えてます！）

2006.08.01

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shibuya8604さんと福岡にて呑む（１）

土曜日の晩は、ブログ友達のshibuya8604さんと福岡の街に呑みに行ってまいりました。shibuyaさん、ちょっと前までは関東は湘南のあたりにいらっしゃったのですが、つい最近、転勤で福岡の街に赴任してきたとのこと。でも、さすがはshibuyaさん、早速福岡のBARをリサーチされていて、とても居心地のよいBARへ誘ってくださいました。１件目BAR OscarこのBARのマスター長友氏は、銀座の名店（といわれている、だって行ったことないから、よく知らないので）「TENDER BAR」で修行されたそうです。ボクはジンリッキー、shibuyaさんは「さっぱりめのショート（だったかな？）」をオーダー。圧巻はそのシェイカー捌き！正直かなりびびってしまいました。「そんなに派手にシェークしなくても・・・」と素人な観察だったのですが、サーブされたカクテルに輝く均一で細やかなアイスチップを見た瞬間、ナットク。素晴らしい、の一言です。shibuyaさんの面白い話についつい盛り上がりながら、モルトも頂いて参りました。１杯目ジン・リッキージンは、ビーフィーター、ライムはロンググラスの底にセットされ、自分でマドラーでライム量を調節するスタイル。さっぱりしていて美味しかったです。２杯目BALVENIE 25YO, 52.7％, WM Cadenhead残念ながらモートラックは在庫切れだったので、いつものごとく「ヨードは苦手なのですが、ちょっとスモーキーなモルトを」とオーダーしたところ出てきたのが、ケーデンヘッドのバルヴェニー。いやぁ、マスターいいとこ出してきます。バルヴェニーといえばグレフィディックの兄弟蒸留所としてスペイサイドの有名ブランドですが、風味が豊かで、しっかりとしたスモーキーフレイバーがあります。このボトルもモルティーさ、華やかさとスモーキーさのバランスが素晴らしいモルトでした。しかしケーデンヘッド、さすがにいい樽持ってますねぇ。バルヴェニー　25年　750ml　46.9度（The　Balvenie　25YO　Single　Malt）↑こちらオフィシャルの２５年ですが、こいつもなかなか凄いですよ♪３杯目LOCHNAGAR 13YO(1992),60.2％, Blackadder raw cask次もマスターお任せで出てきたのが、ロッホナガーの１３年もと。といっても、ブラックアダーのローカスクものです。こってりとしたシェリー感と、ナッティーな口当でした。あまりロッホナガーって、呑むチャンスないですからねぇ（それでもモートラックよりは置いてある確率は高い）ブラッカダー・ローカスク　ロッホナガー13年(1992) ！

2006.07.29

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近況報告

どもども、ご無沙汰しております、Dannyです。hikoさんなどはたまにブログを休むと「ブロ休日」などと命名するほど欠かさず更新されていて、読者としてはとても楽しみです。翻って私はといいますと、更新している日のほうが少ない！こりゃ「ブロ日」とでも書いたほうが良さそうですねさて、近況はといいますと、先週は一週間ほど学会等で京都に滞在しておりました。学生の皆さんは夏休みを謳歌されていると思いますが、講義の休み期間中は、これさいわいと学会が目白押しになります。この時期の京都は暑いですね。先週は雨続きだったので、更にムシムシしておりました。ま、空梅雨で水不足になるくらいなら、降ってくれた方がよいのですが京都は古い街だけあって、ひょいと横を見るといい味出しているBARが目に飛び込んできたりしますが、今回は木屋町にあるJey's BARにおじゃましました。このBAR、web siteの地図を見るととても簡単に行き着けそうですが、京都を知らない人間にとっては、なかなか難しい（単にDannyが方向音痴という説もありますが）。しかもこの界隈、いわゆる「大人の歓楽街」なので、客引きのお兄さん達がひしめいております。web siteにあるとおり、「木屋町サンボア」を目印になんとか到着（しかし同業のBARを目印に来てくれ、と書くJey's BARのマスターもなかなかｗ）。初めてのBARというのはどこに行くのも緊張するものです。おそるおそる店内に入ると、狭い店内のBARカウンターに大男が一人爆睡している！おまけにマスターらしき人がいない！！！「あのー」と声をかけると、ガバッと起き上がり「あ、今用意しますわ」とカウンター内へ。こういう形で初対面したBARのマスターは初めてです入り口近くの席に座りバックバーを並べると、いわゆる「ふつー」のお酒が並んでおります。よくわからいのでとりあえず「ミントジュレップを・・・」とオーダーすると「ミント、ないんよね～」とのお返事。なんかやばいお店に来てしまったような気がして「じゃ、バーボン、ソーダ割りで」というと、そつなく作って、すっと出てくる。さらにバックバーを見ると、余市や山崎の１０年やらがある。でも、かなりほこり被ってませんか？？？（大汗）。あちゃー、失敗したかなぁ、と思ってカウンターの遠くのほうを見ると、「あれ？なんか見慣れたボトルだ・・・あらま、ケーデンヘッドのボトルじゃないのん」こうなれば、後はマスターとの会話もはずみます。「あのケーデンヘッドのボトルは、何ですか？近くで見てもいいですか？」「お客さん、モルト好きなんですか～、あ、どうぞどうぞ、こちらでじっくり見てください」ってなもんです。正体はMacallan 14YO(1990)でした。そのほかにもロナックのブローラなど、ボトル数はそれほどないにしても、なかなか面白い取り揃えでした。「ハイランドやスペイの柔らかいお酒が好きなんですよね」というマスターの好みもDannyとよくあいます（笑）。「モートラックが好きなんですよ」というと「残念ながらモートラックはないけど・・・うーん・・・これはどう？」と出てきたのは２杯目（１杯目はメーカーズマークのソーダ割り）CONVALMORE 16YO(1983), 56.2%, Mackillop's Choiceコンバルモアといえば、既に操業を停止してしまったスペイサイドの蒸留所です。当然呑んだことのないモルトです。麦芽の香りとオレンジのようなテルペンアルコールの香り。このあたりはロセスの1973ヴィンテージの「オレンジマーマレードを塗ったバターロール」に通じるところがあります。ただ面白いのは微かではあるけれど、確かなスモーキーフレーバー。もちろんスペイサイドらしいヨード香の少ない、モートラックのようなスモーキーさ！マスター、ツボ、ばっちりですよ～♪　こんなに美味しいモルトを作る蒸留所が閉鎖されちゃうなんて、ありえないっす３杯目GLENGRANT 31YO(1973), 42.3%, Lonach, Duncan Taylor次は、何にしようかな？と迷っていたところ、マスターのチョイスはグレングラントの長熟物。セメダインのようなケトン香が長期熟成を感じさせます。ドライな麦芽っぽさが印象的。ちょっとヒネている印象もいなめない。正直言うと、１杯目のコンバルモアのほうがおいしかったなぁ、とつぶやいたところ、マスターも「私もそう思います」とのことｗ４杯目BOWMORE 17YO(1987), 50%, Golden Caskラストの一杯と告げると「多分好みじゃないんでしょうけれど、これはこれで面白いですよ」とボウモアを勧められたので、これに挑戦。ボウモア特有の個性的なヨード香はそれほど強くない。じんわり磯っぽく、最後にコツンとヨードが来る感じ。味わいには若いフレッシュさを感じます。こういうボウモアもありなのねん。ここに着く前に大分飲んでいたので（日本酒４号＋焼酎２杯？）、帰り道はふらふらになりながらなんとかホテルに行き着きました。いやぁ、もう一回行ってみたいBARですね～。P.S.　ここのマスターは、ダブルくらい注いでくれます（笑）P.S.2　写真は後日アップします（使える写真が少ない！酔っ払ってたからなぁ（＾＾；）

2006.07.26

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ＭＯＯにて、呑む

最近はブログさぼっておりました。数少ない読者の皆様、申し訳ありませんでしたm(_._)mあいかわらず仕事漬けの毎日ですが、昨晩は夜中にＭＯＯへ出撃。最近はダイエット中で呑みに行く機会もぐっと減ってしまってます。。。１杯目Pinga最初の一杯は、ＭＯＯのＷＣ予想の参加賞のピンガ。サトウキビから作ったどぶろくのようなものだそうですが、独特の風味です。マスター、ごちでした。。。ブラジルの国民酒「ピンガ」を輸入！！インポート雑貨・洋酒【ブラジルBrazil】ベーリョ　バレ...２杯目ジンリッキー今日はじめじめ暑かったので、さっぱりとタンカレー・ジンでジンリッキー。あまりお酒に興味のなかったころはジンの銘柄なんて殆ど気にしたことはなかったのですが、ジンリッキーだと結構ジンの個性がわかります（きっとストレートのほうがはっきりするんでしょうが）。さっぱりしたい時はタンカレーですね。タンカレー　ジン　750ml　47.3度（Tanqueray　London　Dry　Gin）↑ジンって、どれもボトルに個性があって見ていても飽きませんよね。タンカレーの緑の瓶も個性豊かで大好きです。３杯目Royal Blackla, ケルティッククロス３杯目は八重さんセレクトのロイヤルブラックラ。香りは濃厚なこげ蜂蜜♪Danny的にはたまらない香りです。割とアルコール感もあるけれど、実は加水モノ。舌に乗せると・・・のけぞるほど（笑）軽やかな味わい。香りとのギャップがなんともいえません（笑）。すみません、詳細の記憶がありません（今宵は酔いのまわりが速いのです・・・）。一度試すには面白いお酒です。ロイヤルブラックラ1979・SMC・63．4度・700ml↑ボトラーズが違いますが、参考までに・・・ｗ４杯目ARRAN Cream Sherry Cask Finish, 56.6%, OB最後はアランの濃厚なクリームシェリーカスクで〆。こいつは舌にのせても正真正銘の濃厚さがあります（笑）。あいかわらず楽天上では見つかりませんね・・・あまり市場に出回っていないのかな？おまけMacallan 8YO (1996), 46%, Guigal Hermitage Finish, Murray McDavidマッカランとしてはちょっと色物の登場。まだ封切り前なのですが、ぼちぼち封切り予定ということでマスターから紹介されました。どんなお味に染まっていることやら（笑）マッカラン 8年ヴィンテージ1996ギガル・エルミタージュ・フィニッシュMACALLAN 8Years Vintag...

2006.07.08

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MOOにてブルイックラディを初めて呑む

日曜日が徹夜でお仕事で、昨晩は死んでいました。ので、なんだか呑みたく成っちゃって、深夜のBAR MOOへ。今日はDVDではなくサッカーのブラジル－ガーナ戦でした。どうみてもゲームを支配しているのはガーナですが、数少ないチャンスをものにしていくブラジル、さすがです。１杯目ジンリッキー蒸し蒸しする夏の夜だったので、さっぱり目がいいかな、とジンリッキーをオーダー。マスターに「ジンはどうしますか？」と聞かれたのですが、タンカレーやらボンベイサファイアやら、名前は知ってたりもしますが、どれがどんな味かも分かっておりません（＾＾；仕方がないので「すみません、ジンのこと、ほとんどしらないんです。さっぱり美味しく作ってください」とわがままオーダー。でも、そんなわがままにもまじめに答えてくれるのがマスターのいいところ。とても切れ上がりのよい美味しいジンリッキーでした。ジンの銘柄、イマイチよく覚えていないのですが、ブードルス　ジン　750ml　45度（Boodles　British　London　Dry　Gin）↑これだったように思います。また次いったら確認しておきます。２杯目Bruichladdich 10YO, 46%, OB２杯目は、実はまだ飲んだことがなかったブルイックラディーに挑戦。ブルイックラディといえば最近蒸留が再開された蒸留所として知られています。アイラ島の蒸留所にもかかわらずピートのヨード香はそれほどきつくない、と聞いていたので、いつか呑んでみたいと思っていたボトルでした。香りはしっかりとした麦の甘い香りと爽やかな潮風。磯臭さはそれほどありません。どこか遠くの焚き火と控えめな花のような微かに甘い香り。味のほうは、重くもなく軽くもなく、でも非常に複雑さを感じさせる美味しいモルトでした。ヨードのキックがないのがDanny的には高得点（笑）。Danny的には「ハイランドモルト」をイメージさせるモルトでした。３杯目Spring Bank 14YO(1991), 51.5%, Whisky Galore本日の締めは、スプリングバンク。以前にも増して干しブドウのような、枯れたフルーティーさを湛えています。たまに長熟物でこのような干しブドウのようなエステル香を感じることがありますが、これはどこから来ているニュアンスなのですかね。口に含むと感じるチョコっぽいニュアンスもいい感じです。このボトルも残りあと少し。どこまで化けるかな？？？（Whisky Galore Springbank 14years Rare Aged Single Malt）ウイスキーガロアスプリングバン...

2006.06.27

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30.3にてタリスカーを呑む

昨晩は深夜にも関わらず、なんとなく呑みたい気分だったので、本郷の30.3へ。入店そうそう、マスターに「なんか、今日も疲れてるねぇ」と言われてしまう（＾＾；顔に出てるか、いかんなぁ。1杯目LAPHROAIG 10YO, 43%, OBソーダ割りで呑む。ビール代わりに飲みにはうってつけ！最近アイラ物のソーダ割は結構気に入っている。マスターは相変わらず「モルトのソーダ割」をオーダーすると嫌な顔をするが（笑）。でも、ソーダ割にするとピートのヨード香が緩和され、適度な甘さと苦さが出て美味しいと思うんですよね。最近はアイリークのソーダ割りなんかも好きです。【特売中】ラフロイグ　10年　正規品　750ml　43度（Laphroaig　10　Years Old）2杯目Ailsa Craig 21YO (1984), 58.5%, Shieldaig Collection, William Makwell2杯目は、マスターお勧めのアイルサ・クレイグ２１年。中身はタリスカーだということです。恥ずかしながらあまりタリスカーは呑んだことがないので、タリスカーが本来どのような風味なのか知りません。なので、他のタリスカーと比較することができないのですが、想像していたほど、潮の風味は感じません。舌に乗せるとふうわりと舌がコーティングされていって、ピリピリ、パリパリとした（それほどきつくはないが）スパイシーさ。穏やかなフルーティーさの影に、動物の革のようなニュアンスもちらほら。21年熟成を感じさせるマイルドなお酒でした。シールダイグ・コレクション　アイルサ・クレイグ21年（58.5％）！その後、疲れているようだということで、シグナトリーのマッカランと、長熟のファークラス（ソサイエティ）をごちそうになってしまいました。どうみても「ごちそうになった」分のほうが高くついているような（大汗）。ごちそうさまでしたm(_._)m

2006.06.15

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BAR MOOにてアランを堪能する

ここ数日は、大学の独法化に伴う事務処理手続きの変更や、出版社から依頼されている原稿の締切やでばたばたしていて、あまり落ち着いてお酒呑んでません。木曜日も夜中までかかって原稿書いていたのですが無性にＢＡＲに行きたくなり、深夜１２時過ぎからＢＡＲ　ＭＯＯへ。こんな時間でもそれなりお客が入っているのがＭＯＯのすごい所です（笑）。居心地がいいんですよね～１杯目生ビール食事コンビーフのチーズ焼き６時くらいに夕食はだったので、ちと（というか、かなり）空腹。この状態でモルトを流し込むとえらいことになりそうだったので（笑）、久しぶりコンビーフのチーズ焼きをオーダー。偶に、無性に食べたくなる味です。今日のＭＯＯのＤＶＤは、「世にも不幸せな物語」。Danny的にはそれほど面白いという感じもなかったですが、主役（？）の女の子が結構かわいい。将来美人になりそうだなぁ、くらいかｗただ、マスターの視点はちょっと違っていて、「なかなかこの映画、よくない？舞台装置とか設定とか、いいよね」なるほど。そういう視点で見ると、立体感を美味く表現出来ている。ミュージカルなんかでよく見かける舞台装置です。マスターはこういう造形には強いんだよねぇ（何せお店もかなりの部分自作だし）。レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語（期間限定） ◆20%OFF！２杯目ARRAN Cream Sherry Cask Finish, 56.6%, OBマスターお勧めのアランのクリームシェリー・カスクフィニッシュ。Danny恥ずかしながらクリームシェリーと聞いて「クリーム系リキュール（ドランブイ・クリームみたいな）でフィニッシュ？」なんて思っていたのですが、実はクリームシェリーって、甘口仕上げのシェリーのことなんですね。全く知りませんでした（大汗）。香りはアルコールのアタック感が強く、その裏に蜂蜜を濃くしたような甘い香りがあります。舌にのせると、きめ細やかなビシソワーズのようなさらっとしたテクスチャ。クリーム・シェリーの甘味と酸味、フルーティーさが、ぶわっと口腔に広がります。フィニッシュは比較的あっさりしていますね。加水すると、モルティーさが強調され、「あぁ、アランだなぁ」と再確認させられます。樽の個性を楽しむならニート、アランっぽさが好きな方は加水がおすすめですね。アラン　シングルカスク・モルト　シェリーカスク　正規　57.3度　700ml↑これは普通のシェリーカスクですね。クリームシェリーカスクが楽天上では見つかりません（涙）アラン・クリーム・シェリーカスク↑アイザワさんには入荷しているようです♪

2006.06.01

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J's BARにて

今日は天気もよかったので、洗濯等すました後三社祭りに行ってきました。といってもあまりその歴史やいわれなども知らず、「有名」だし「久しぶりにお祭り気分に」という理由でふらふら行ってきた次第です。お昼過ぎに浅草に着いたのですが、丁度おみこしが境内にやってきたところで、計らずともかなり善い席で盛大なおみこしを観ることができました。やっぱりお祭りって、わくわくしていいねぇ。ハッピ着て黒髪をキュッとアップにまとめたお姉さん達もとっても綺麗でした（＞o＜ｂ↑すごい人でした！迫力あったなぁ。その後天気もよかったので、亀戸までお散歩（結構あったｗ）。途中亀戸天神にもおまいり。学問の神様なので、今後の研究の発展を５円でお願い（笑）。亀戸天神というと、藤棚で有名ですね。さすがにこの時期は藤の花は終わって青々とした葉っぱが茂っていました。新緑がきれいでしたね。途中ぷ～んと柑橘系の花のいい香りがするなぁ、と思ったら、なんと橘が花をつけていました。天神様で橘かぁ・・・・↑水と新緑の綺麗な境内でした。その後亀戸のビリヤード場（ルパン亀戸）で島田プロに何ゲームかしてもらい、新宿でちょこっと買い物（久しぶりに靴、そしてNational Geographic５月号（特集：ユダの福音書を追う）←ダ・ヴィンチ・コードネタですねｗ）。最後に池袋により久しぶりにJ's BARへ。今日は酔っ払って写真撮るの忘れてしまいました（＾＾；１杯目ギネスビールやっぱ、運動（歩いただけですがｗ）の後の一杯はビールでしょう！ギネスでごきゅごきゅいきました。２杯目ILEACH 12YO, 43%, The Highlands&Islands Scoty Campany二杯目はDannyには珍しくアイラモルト。というのもマスターに「これのソーダ割りは美味いよ～」お勧めされて、欲しくてたまらなくなっちゃったのです。呑み方はお勧めとおりソーダ割り。うん。普段は苦手なヨード香も、ソーダ割りにすると、ビールにおけるホップみたいなもので、なかなかいけます。うん、こいつはソーダ割りにあうっす。ちなみに中身はラガヴーリンらしいっす（マスター談）（The Ileach 12years : Peaty 「The Man From Islay」Single Malt）アイリーク　12年　700ml　...３杯目BRAES OF GLENLIVET 20YO（1997）, 43(?)%, Hart Brothers次は、これまたマスターお勧めのブレイス・オブ・グレンリベット。記憶にある中では、比較的モルティーで穏やか、ちょっと柑橘系。よく言えば癒し系、悪く言えばいまいちぱっとしない（笑)、でも飲みあきしない、そんな印象でした。早速ノージングすると、あまりモルティーさは感じず、柑橘系、しかもちょっと苦味を連想させる柑橘系の香り。微かな干草と干しぶどう。口に含むと最初の印象は「ぬるい！」別にモルトの温度がぬるいわけはないわけのですが、なんとなく「暖かい」までいかないんですよね。ちょっとぬるっとした舌触りで、味わいはなんというか、ちょっと塩っぽい感じ。うーん、ま、こういうのもありでしょうか。２０年ものにしては若さもあるかなぁ。香りから苦味を連想してしまっているのかもしれません。最後、呑み終わったグラスからは、ほのかなチョコレートっぽい香りが！もしかしたら、もっと時間をかけてゆっくり呑むと大化けしたのかもしれません。惜しいことをした（反省）【HBL】ブレイス・オブ・グレンリベット 1989 （15年）↑残念ながら２０年ものはみあたりませんでした。４杯目LONGMORN 36YO(1970), 56.1%, The Single Malts of Scotlandこれまたマスターの一押し（今日はマスターのお勧めシリーズでチョイスしています）。スコッチモルト販売の方によると『今年（上半期？）で１番のモルト』ということで、モルト侍のブログでも紹介されています。香りはシェリー香と共に熟したブドウとロングモーンらしいモルティーさ。あまりシェリーがでしゃばらず、なかなかのバランスのよさ。一言「美味い」と表現できるモルトですね。【TWE】ロングモーン1970（36年）シェリー樽５杯目SUZEベースのカクテル（名称不明ｗ）最後、たまにはマスターの腕前も見てみたいｗということで、SUZEベースでさっぱりめ（もともとさっぱり系のリキュールだがｗ）を所望。マスター一考した後、スーズ:１ショットシャルトリューズ・VEP：半ショットをレモンで香り付けしたあと、ホッピーで割ったカクテルが出てまいりました。薬草系（でもしつこくはない）の香りをベースに、不思議にチーズのニュアンス（マスターによると、ホッピー由来らしい）を感じる、初体験の味わいでした。スーズ　↑ゲンチアナという薬草をメインにしたリキュール。ところでゲンチアナってどんなんだ？？？（Chartreuse V.E.P. Liqueur（Green）【特売中】シャルトリューズ　ヴェール　VEP　緑　1000ml...↑こいつは有名ですね。これからの季節にぴったりのリキュールです。ホッピーブラック　330ml　1ケース【24本入】↑ホッピーも忘れてはいけません（笑）でもなんでチーズなんだ？？？？

2006.05.21

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BAR Visionにてモートラックを呑む

実は蜂退治の後、VISIONにモートラックを呑みにいっておりました。モートラックがあると聞けばどこへでも出撃するDanny。でも、恵比寿はちと遠かった（＾＾；１杯目GLENLIVET 12YO, OBまずは口濡らしにグレンリベットのハイボール。初めてのお店って緊張する～２杯目MORTRACH 13YO (1991), 46%, Signatory (for HOTEL Waldhaus am See )でもいきなりモートラックに攻め込むDannyでありました（笑）。「モートラックを」と所望するとずらずらの５本ほどモートラックが！素晴らしい、素晴らしすぎる！しかも全て１ショット１０００円（すみません、疑ってましたm(_._)m）。やっぱり家にないものを・・・ということで、まずはスイスのホテルようにシグナトリーが瓶詰めしたボトルをチョイス。香りは、うん、シグナトリーやマーレイマクデイビッドに見られる「シェリー漬け蜂蜜」系統。時間をかけてグラスをふっていると、シェリーのトップノートが弱まるのと同時にどんどん甘みが出てきます。うん、プーさん認定のモートラックです。やっぱり、モートラックにおいては甘みって大事（笑）。ポイントは時間をかけてシェリーを飛ばすことですね。３杯目MORTRACH (1989), 45%, Samaroliお次はmixiでお勧めされていたサマローリによる瓶詰めのボトル。サマローリのボトルって、なんかワインっぽくてかっこいいので好きです（見た目からはいるのか、オレ）。香りは、これも明らかにシェリー系ですが、シグナトリーと違い割りと最初から甘さを期待させる香りが！ただ、味わいはちょっとこちらの方が平坦かなぁ。シグナトリーのボトルのほうが時間をかけて化けさせる楽しみがありましたが、こちらはあまり変わらない感じ。これはこれで美味しいんですけどね。４杯目LONGMORN (1973), 50.1%, Kingsburyラストはロングモーンで。オーダーすると、OBの１５年とこのボトルが。当然長熟のロングモーンをチョイス（これも１０００円ですからねぇ（強調）ｗ）色は明らかにシェリー長熟の真っ黒けっけ。ストラススペイを彷彿させます。味わいも色から連想されるように、いかにも長熟シェリーです、というタンニン、酸味、ちょっとチョコレート・・・おいらにはこれがロングモーンなのかファークラスなのかマッカランなのか、全く見当つきません(o_._)o ドテッ　

2006.05.18

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パブデ・ピカソさん来る！

昨晩は３時過ぎまでお仕事。おかげで晩酌する間もなく爆睡モードへ。。。今朝起きたら遅刻目前！風呂にも入れず仕事場へ・・・風呂くらい入っとけ、おいら（滅）と多忙は日々を過ごしておりますが、今日はモルト友達のパブデ・ピカソさんと呑みに行ってきました。ピカソさん、普段は埼玉が本拠地ですが、今日は都内でお仕事があったそうで、そのついでにDannyの棲み処、BAR MOOへのお立ち寄りとなりました。前回お会いしたときは、Whisky Magazine Liveの時。との時は完全に絵描きさんモードでしたが（笑）、今日はさすがに仕事帰りでばしっとした雰囲気です。いつもよれよれのDannyとはえらい違いです（＾＾；ピカソさん、ハイボールをオーダーしたあと、早速マル秘スケッチブックを取りだしスケッチ開始。描くの速い速い！すごいのは、構図とかバランスとか補助線（？）みたいのはいっさいなく、いきなり核心に迫っていきます。ピカソさんの力強いタッチ（ライン）の秘密はこのへんにあるのかもしれません。Dannyはそんなスケッチを眺めながら、酒飲みモードへ（すみません、他に芸がないもので（＾＾；）１杯目ビール（銘柄不詳）今日も一日よくがんばったぜ、おいら！ということで最初はビールでぐぐっと♪最初のこの一口がたまらないんですよね。銘柄指定なしなので、どこのビールなんだか、さっぱりわかっておりません（＾＾；２杯目ARDMORE, 12YO, 46%, Dun Eadunnモルト一杯目は、鉛筆フレーバー（笑）のアードモア。割とさっぱり目で最初の方で呑みたいモルトです。シングルモルト・ボトラーズ・ブランドダン・イーディアン・アードモア・12年３杯目Mortrach 15YO(1990), 46%, Vintage Malt (Cooper's Choice)３杯目は最近MOOに入ったモートラック。ヴィンテージ・モルトによる瓶詰めのボトルです。シェリー樽熟成のモートラックの典型例みたいなモルトです。スタートは若干シェリーのニュアンスに負け気味ですが、麦芽の風味とスモーキーさ、若干の酸味、苦味があります。フィニッシュは比較的速く、ケイデンヘッドに見られるような後を引く甘さや複雑さはそれほどありません。食前酒向きな仕上がりですね。４杯目Grenrothes (1992)12YO, 43％, OBここいらでちょっと一休み♪オレンジマーマレードとバターロールで癒されちゃいます。グレンロセス　1992正規　43度700ML（スペイサイド）GLENROTHES 1992５杯目MORTRACH 14YO (1988), 57.8%, Cadenhead's横でピカソさんが呑んでいるのをみて、やっぱり呑みたくなっちゃいました（笑）。ピカソさんのこのボトルの印象は「すごくモルティー。結構渋くない？ワインっぽい味わいですよね～」とのことでした。ワインっぽい、というのは今まで感じたことがなかったので、改めてゆっくり味わうと、確かにそんな印象もあります。家で呑むときよりMOOで呑むとちょっと甘味が抑えられて、渋みが出るような気がします。温度湿度やグラスの影響でしょうか？ケイデンヘッド・モートラック14年　[1988]　57.8度　700ml↑とうとう津田SAKE店でも終売です。３本ストック買っておいてよかった・・・６杯目Lagavulin (1989), 43%, double matured, OB最後はMOOマスターお勧めのラガヴーリンのダブルマチュアードです。最後のシェリーフィニッシュが効いているので「いきなりがつん」系統のアイラではありませんが、口に含んでちょっとすると「ごちん」とヨードがアタックかけます。うーん、大人の味だ・・・（ｂｙ子供ちゃんDanny）ラガヴーリンディスティラーズエディション1989 ダブルマチュアード 700ml 43度ピカソさんにはなんとお土産（ピカソさんの絵入り写真立て）を頂いてしまいました。明日あたりアップしちゃいますよん（いいですよね？ピカソさん）

2006.05.13

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BAR MOOにてMORTRACH水平テイスティング（改訂版）

今日はMOOにてモートラック水平テイスティングをしてきました。ってか、いつも家でひとりにやにやしながら飲むのもなんですし、あけていないモートラックも呑んでみたい。もひとつついでに、ここいらでMOOのマスターを洗脳してモートラックを置いてもらいたい（笑）といった訳ですね。一応マスターに事前に問い合わせて持ち込みの了解を取り、夜中１２時ごろよりスタートと相成りました。前座テキーラサンライズ12時ごろになればお客も減っていいでしょう、ということだったのですが、マスターの勘がはずれ千客万来。ま、お店にとってはとても良いことですしばらくテキーラサンライズを飲みながら時間つぶし。いやぁ、甘くておいちぃ女の子に勧めるのによいカクテルですね。。。φ（・・ｄ　メモメモ1杯目MORTRACH 15YO (1989), 50%, The Golden Caskいきなり今日のメインディッシュ登場ｗ色合いからバーボン樽仕上げのようです。黄金色で、exclusive maltのモートラックとよく似た色合いです。トップノートはリンクウッドのような青林檎っぽい甘酸っぱい香り。スモーキーさはどちらかというと奥から立ってきます。ここまで爽やかな酸味が表に立つモートラックは初めてです。口に含むと硫黄っぽさと麦の甘さ、やっぱり林檎系の酸味。ゆっくりふっていくと、だんだん甘さが出てきますが、味わいはどちらかというとドライ。食前酒に良さそうです。2杯目MORTRACH 10YO (1990), 50%, Douglas Laing (Old Malt Cask)前述のGOLDEN CASKのボトルより少し落ち着いた感じで、甘さとスモーキーさ、レモンっぽい酸味（青林檎とはちと違う）のバランスが良いです。これもグラスを振っているとシェリッシュなニュアンスが消えるとともに甘みがどんどんたってきます。これってモートラックがもともと持つ個性なのかもしれません。最初のドライな口当たりと裏腹に、甘い蜜のようなフィニッシュへ。3杯目MORTRACH 15YO (1990), 48%, Exclusive Malts今日の問題児君。実は前々から気になってはいたのですが、このモルトのトップノート、かなり独特です。以前テイスティングノート書いた時は「一瞬脂肪酸の香り（肉やチーズ系の少し酸っぱい香り）がしました。たぶんこれが田中屋のコメントにあった「肉っぽい」という表現につながったのでしょう。」とかなり控えめ（というか無理やり好意的なｗ）コメントをしましたが、正直に告白します。このトップノートは、ずばり、胃酸、というか、「ゲロ」っぽいトップノートです（う、とうとうカミングアウトしてしまった・・・モートラックよ、ゴメンm(_._)m）。この印象はテイスティングに付き合ってもらったMOOマスターと共通認識でした（八重さんは胃酸どまりｗ）このゲロっぽささえ克服できれば味わいは悪くはないんじゃないかと思うのですが（必死のフォローｗ）、このトップノート、一度鼻につくとなかなか消えません(o_._)o ドテッ　・・・残念！4杯目MORTRACH 11YO (1989), 46%, Murray McDavidこれが意外な展開を見せたモルトでした。Dannyは結構モルトはごくごく呑んでしまう人で、じっくり香りが開くまで待てないイラチ君なのですが、みんなでアーダコーダいいながらテイスティングすると、結構じっくり時間をかけてモルトと対峙することになります。このモルト、ファーストインプレッションは「シェリーに埋もれたモートラック」ですが、時間をかけていくとシェリーのトップノートに隠れた甘さがどんどん出てきます。「シェリッシュでスモーキー」から「スモーキーで甘く、ちょっとシェリッシュ」くらいまでグラスを振ってやると、蜂蜜のようなねっとりとしたフレーバーが際立ってきます。MOOマスター曰く「これは、ディズニーランドだ！ディズニーランドの熊のプーさんの蜂蜜だ！」ちょっと良く分からない表現も混ざっていますがｗその甘いフィニッシュをよく表現していると思います。今回の収穫は、このボトルの意外な素顔を見えたことかもしれません。眼鏡をはずしたら、意外な美形、みたいな（わけわからんｗ）5杯目MORTRACH 13YO (1988), 43%, Signatoryこれも今日封明けです。保存状態がイマイチだったせいか（というか、うちは日中締め切ってしまうので、かなり部屋の中が高温に成ってしまう）、封明けの時のトップノートはお世辞にも出来の良くないシェリー樽熟成香。でも、こいつも時間をかけてグラスを振りながらシェリッシュなトップノートを飛ばしていくと、だんだんスモーキー＆穀物様の甘さがジンワリと染み出してきます。最初のモンワリとしたトップノートが消える頃には、熊プーまでいかないものの、甘さとスモーキーさ、酸味のバランスの取れたよろしい味わいへと変化します。ちょっとざらざらした口ざわりも特徴的です。モートラックのシェリー樽を味わうには時間をかける必要がありそうですね。6杯目MORTRACH 14YO (1988), 57.8%, Cadenhead'sこれは実はMOOのマスターが提供してくれたモートラックです（というか、Dannyがマスターに押し売りしたボトルｗ）。Danny的にはやっぱりこいつが一番です。蜂蜜のような甘さとスモーキーさ、と書いてしまうと他のボトルと差がつきませんが、「とても複雑な香り」（八重さん談）です。味わいもねっとりと濃厚で明らかに食後酒。寝る前の一杯にこれを飲んだら「うん、今日は一日がんばったもんね。これくらいのご褒美はゆるされるよね」と満足できる味わいです。MOOマスターも八重さんも「これはすごい」と高評価でした。おいらをモートラックの虜にするには十分な味わいだったと思います。結論モートラックのフレーバーの基本要素は１．スモーキーさ２．甘さ（麦芽系～蜂蜜系）３．酸味（林檎系～レモン系～肉系（ゲロ系））で、最初の飲み口は比較的ドライ、フィニッシュにかけて甘さが爆発する。スモーキーではあるがあまりヨードっぽい薬品臭さはほぼ皆無。酸味はボトルによって様々なニュアンスに変化するが、どのボトルからも感じられる。おそらくは脂肪酸とエステル系化合物によるもの。基本的にじっくり時間をかけて香りを開かす必要のあるモルトである。

2006.05.03

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どどっと更新（３）　BAR MOOにて

今日は玉突き帰りに、夕飯も兼ねてMOOへ。今日は雨模様だったので砂肝スモークはお休みでしたが、替わりにチンジャのチャーハン（？）を頂きました。これがまたビールとのコラボレーションが絶品です♪またやばい取り合わせに目覚めてしまいました。1杯目SPRINGBANK, 14YO (1991), 51.5％, Whisky Galore今日はビールも入っているので、いきなり真打登場です。マスターには短期決戦だとこの時点でばれています（笑）。今日は夕飯も食べたし、ビールも飲んだから、ね、マスター。マスカットフレーバーとフルーツチョコと潮っぽさのハーモニーが素敵です。サービスで出してもらったビターチョコとの相性もGOODでした。2杯目NIKKA YOICHI single cask 12YO（1990), 59.7%, OBラスト、「シェリー樽でがっつりした風味のモルトを・・・」ということで、余市のカスクをチョイス。日本のモルトはどことなくマヨネーズっぽさ（まだ言ってるｗ）を感じるのでイマイチだったのですが、このモルトは違いますぞ！結構シェリーシェリーしていますが、シェリーに負けない地のモルトそのものの力強さを感じさせてくれます。瓶詰め本数が毎年それほど多くないようですが、こいつもマイボトルに加えたい、そう思わせる一品です。いやぁ、マスター、今日もごちそうさまでしたm(_._)mおまけボウモアで使っている麦芽今日はイチローさんがMOOに来店していた模様（その時Dannyは残念ながらビリヤード場）。その時マスターがもらったのが「ボウモアで使っている麦芽」。麦を発芽させ、その後ピートで発芽を止めた状態の麦ですね。写真の真ん中の瓶詰めのやつです。是非にとお願いして齧らせてもらいました。香りは・・・穀物どくとくの乾いた香りと潮風が混ざった香り。拍子抜けするくらいピートを感じません。ぽりぽりと齧ってみると、なんか玄米を齧っている錯覚に陥る、そんな感じ。潮っぽさと穀物の甘み、旨味を感じます。「あれ～ボウモアって、結構ピーティーなのになぁ」なんて考えながらごっくんするその間際、「キターっ！」紛れもないピート香が最後にガツンとやってきました。それまでほとんど感じなかったので、結構びっくりしたなぁ。何度かに分けて齧ったのですが、やはり同じような経過で最後にガツンとピートがきます。あれ、不思議だなぁ。。。。↑マスター撮影によるMOOのバックバー　↑酔っ払って管を巻いているDanny（＾＾；

2006.04.30

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どどっと更新（１）　4/26 BAR MOOにて

ここんとこ日記の更新サボってましたが、結構、それなりに飲み歩いておりまする（＾＾；ちょっと記憶が曖昧な部分もありますので、テイスティングのコメントはあまり当てになりません（ぉぃ今日のおつまみ砂肝スモーク（自家製）BAR MOOの各種スモークはマスター手作りなので、なかなか美味しいです。特に砂肝スモークはモルトによくあうんじゃないかと思います。ただ、手作りなため、天気が悪いとメニューになかったりします（湿度が高いと美味くできないそうな・・・）１杯目MACCALAN 12YO, 40%, OB （旧ボトル）１杯目は軽くマッカランあたりから。旧ボトルといっても、現行の１つ前のもの。肩のラベルが三角形ではなく四角形（台形？）のものです。以前現行ボトルと呑み比べたことがありますが、味の差は格段です。というか、香りかいだだけで別物と分かるくらい。MOOではなんと現行12YOと旧ラベル、同じ値段です！もちろんマスターに指定しないと間違いなく現行ボトルが出てきますがｗ超稀少品！！【旧ボトル】ザ・マッカラン12年2杯目SPRING BANK 14YO (1991), 51.5％, Whisky Galore二杯目は最近お気に入りのウィスキーガロア瓶詰めのスプリングバンク１４年。以前Malt House Islayで呑んだピアレスのボウモアほどではありませんが、これもかなりはっきりとしたマスカットのようなフルーティーさを感じます。風味も甘さと潮っぽさ、モルティーさというスプリングバンクの特徴的なフレーバーが、エステル系のフルーティーな香りと相まって長いフィニッシュへと続きます。ん～～～～～んまいっ♪（Whisky Galore Springbank 14years Rare Aged Single Malt）ウイスキーガロアスプリングバン...3杯目LAPHROIG Quarter Cask, 48%, OB (DoubleCaskMatured, Non-Chill Filtered)砂肝君も残っていたので、アイラものともあうかな～と、最後はラフロイグのクォーターカスクへ。アイラ物のピート香、というよりヨード香かな、あれはちと苦手なのですが、このクォーターカスクはヨード香がそれほど前へでしゃばってきません。これくらいのバランスならDannyでも十分に楽しめます。もちろんラフロイグらしさはあるとは思いますが、シェリー樽からもらったフルーティーさもなかなかのものです。砂肝との相性も抜群です♪ラフロイグ　クォーターカスク　700ml　48度（Laphroaig　Quarter　CaskDoubleCaskMatured　Non...↑３０００円代はかなり安いと思います・・・買おうか迷ってます（そこいら中モートラック君がいるので（＾＾；））

2006.04.26

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J's BARにて（old Glenmorangieを呑む）

今日はなんとなく呑みたい気分。実は昔の同僚が３０歳という若さで多発性の癌で死にました。つい半年前まで元気にしていたのに・・・人の命というものは儚いものですね。自分の感情をうまく制御・表現できないDanny,なんかBARでもひたすらしゃべり続けていたような気がします・・・マスター、煩くしてゴメン。。。１杯目Glenmoranige 10YO(1981), 57.6％, OB (THe Native Ross-shire)　ブログ・モルト侍でも紹介されているグレンモレンジーのオールド（というほどでもないか？）ボトル。面白いのはこのボトル、カスクストレングスで瓶詰めされていること。Dannyのつたない知識では、グレンモレンジーがオフィシャルでカスクで出すことは少ないはず（マネージャーチョイスとかはあったかな？）。お酒が出る前に、まず昨日このモルトを注いだ後洗わずそのままおいてあるというグラスのノージング。現行の１０年物とは明らかに傾向の違う、こう、確かにクッキーっぽい香り。これは面白そう。グラスに注いでもらうと、確かにこれは全然違う。華やかさももちろんあるのだけれど、それ以上に麦と油脂っぽいニュアンス。現行が小奇麗に化粧した華奢な女性だとすると、このNative Ross-shireはこんがり小麦色に健康に日焼けした三つ編のお姉さん。垢抜けてはいないけど、その分芯のある太い味わいです。口に含むと、レーズン入りバターロールのような味わい。結構ドライさも感じる。ちなみに輸入元「国分」の説明書きでは「おつな味わい」とありました。「おつ」って何だよw２，３杯目Glenrothes (1987), OBGlenrothes (1992), OB　続いては、これまたJ's BARで好評の呑み比べ企画。1992ヴィンテージはBAR MOOにもあるのでしばしば口にするのですが、1987ヴィンテージはあまり飲んだことがありません。1987の方は、明らかにエステルとケトンのフルーティーさが強調され、その陰にモルティーさが沈んでいる感じ。一方1992のほうは、麦芽とテルペンアルコールの柑橘系（マーマレード）のニュアンス。大好きな1973ヴィンテージの骨格に良く似た味わいです。同じ蒸留所でも、ヴィンテージでこれだけニュアンスが違うんですね・・・そうそう、この1987ヴィンテージ、実は数回に分けてボトリングされているそうです（少なくとも３回ボトリングしている）。ってことは、「熟成が進み最もボトリングに適していると判断された樽のみ瓶詰めする」というグレンロセスのヴィンテージへのこだわりって、いったいなんなんだYO！要は市場在庫状況を見ながらちびちびリリースしているだけじゃん！！！おいらは・・・・おいらはロセスを信じていたのに・・・そんな無茶は１９７２でしかやっていないと信じていたのに（号泣）。。。でも、1992、1973ヴィンテージは美味しいです（ぉぃ）グレンロセス1992グレンロセス1987 ！４杯目Springbank 12YO(1992), 55.4%, Golden Cask　本日の締めは、GOLDEN CASKによる瓶詰めのスプリングバンク。マスターの説明のとおり、なかなか若々しいモルト。アルコールパンチをかわしながらノージングすると、バンクらしい華やかな香りがしてきます。煙っぽいピート感と微かな潮っぽさ、フルーティーな感じもします。口に含むと、オイリーな舌触りとぴりっとしたスパイシー感。甘さと潮風の風味がバランスよく続きます。なかなかよくできたスプリングバンクなのではないでしょうか？Dannyはこの味好きです♪ゴールデン・カスク2005　1992スプリングバンク　55％　700ml　

2006.04.19

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今日のお酒（BAR MOOにて）

　今日も朝からまじめに働いてしまいました。せめて残業代、時給１００円でも付くと、Dannyの生活はもっともっと豊かになるのですが・・・どうでしょう？お国のお役人様（＾＾；働きすぎのせいか（自分でいうかｗ）、ビリヤードのほうも今一歩キレがなく、早々にお酒タイムに突入１杯目ミントジュレップ最近はやっと陽気もよくなり、店先のミントの葉っぱも伸びてきました・・・ということで、今日のスターターはミントジュレップ。ただ、呑みつけていないせいか、オーダーするとマスターもちと混乱（ってか、深読みしすぎｗ）。マ「ミントジュレップって、メーカーズマークでいいの？」Ｄ「（ようわからんけど、あれってバーボンだよなぁ）うん、ＯＫ！」マ「分かった・・・（ボトルを取りに往く・・・）」Ｄ「・・・（メーカーズマーク、目の前にあるじゃん・・・？？？）」マ「あ、お客さんだ、ちょっと待ってね（えと、おいらも客なんだけどｗ）」で、目の前に出されたのがメーカーズマーク・ミントジュレップ1000ml・33度↑こんなん、あるんですね～全く知りませんでした。Ｄ「いや、あの、普通のジュレップで・・・」マ「あ、そうなんだ、ゴメンゴメン・・・」てな具合で、フレッシュミント薫るミントジュレップの到着。ミントの爽やかさとほのかな苦味が素敵なカクテルですね。２杯目ARDMORE, 12YO, 46%, Dun Eadunn　ここからはいつも通り、モルト一直線。モルト一杯目はダン・イーダンのアードモアをチョイス。アードモアというと、麦っぽいクリーミーなモルトという印象がありますが、このボトルは結構個性的。麦芽香と同じくらい、ピーティーなすモーキーフレーバーが鼻をくすぐります。口に含むと、これまたちょっぴりやんちゃな感じ。ってか、ブラインドで出てきたら絶対アードモアとは分からない風味。塩っぽさ（潮っぽさではない）とパチパチとしたスパイシー感（スパイスは、結構小粒な感じ）。クリーミーで余韻もなかなか。これは面白いボトルを見つけました。ＭＯＯでのお気に入りボトルリスト入りです。３杯目余市、シングルカスク, OB　　次は、バーテンダー八重さんお勧めのボトル、余市のシングルカスクです（詳細メモ忘れ(o_._)o ドテッ）。なんでも、余市の直売所とネット販売のみのボトルだそうです。色は見るからにシェリー色。グラスに注ぐと、シェリー系のフルーティー＆フラワリーな香りが漂ってきます。硫黄系の嫌味な香りは皆無で、ジャパニーズ・モルトにしばしば現れるマヨネーズ香もしません。グラスを振っていると、突然脳裏に浮かんだのが、海岸で拾った巻貝の貝殻（別になめたことはありませんがｗ）。八重さんにこのことを話したら、八重さんも結構潮っぽい、海のニュアンスを感じるとのこと（Dannyにははっきりとした潮のニュアンスは感じなかったのですが）。味わいもシェリー香と麦芽香、そしてフルーティーなエステル香がバランスよく口腔にひろがります。フィニッシュもどうどうたるもの。いやぁ、八重さん、美味いっす４杯目LAPHROAIG, Quarter Cask, double cask matured, 48%, OB　なんとなく今日は調子がいいので、〆にアイラ物に挑戦。識者の間でも評価の高かった、ラフロイグ・クォーターカスクをチョイス。ラフロイグというとヨード香のアタックのつよいかなり癖のある味わいですが、このボトルはちょっと勝手が違います。確かにアイラらしいヨード香もありますが、それと同じくらい樽熟由来の南国系フルーツのようなエステル香があります。ヨード香が突出していないところに好感が持てますね。口に含むとバランスの良さが更に際立ちます。クリーミーさとくどくないヨード香、それによりそうようなエステル香と麦芽香、ボディーはミディアムサイズ？フィニッシュもなかなか。いやぁ、ラフロイグって、案外美味しいかも？？？（このボトルだけ？？？）。また呑めるアイラモルトが一つ増えましたラフロイグ　クォーターカスク　700ml　48度（Laphroaig　Quarter　CaskDoubleCaskMatured　Non...

2006.04.15

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MORTRACH揃い踏み

今日またＭＯＲＴＲＡＣＨが新しくやってきました。これでＭＯＲＴＲＡＣＨは総勢５名（未着が一匹おります）結構みんな興味津々みたいなのでｗ、明日当たり写真アップします。今日はちと酔いが回っているようなので、これにて失礼。おやすみなさい・・・今日のお酒１杯目GLENROTHES1987, 43%, OBオレンジマーマレードを塗った焼き立てパンの風味。しみじみうまい～グレンロセス　1987　43度　700ml２杯目GLENDRONACH, 15YO, OB「シェリーですっ」とまず挨拶。味わいは軽やか。さらっとしたシェリーっぽい甘さとフローラルさ。グレンドロナック　15年最近は１２年モノに切り替わっているようですね。グレンドロナック12年　40度　1000ml３杯目ARRAN, calvados cask finish, OBカルバドス樽からもらった甘さはあるけど、いかんせん、舌がぴりぴりする。イマイチ。アラン・シングル・モルト　カルバドス・カスク・フィニッシュおつまみ砂肝のスモーク（絶品です♪モルトによくあいます）BAR MOOにて。。。

2006.04.07

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30.3にて（ティーニニック、ラガヴーリン）

今日は久しぶりに30.3に呑みに往きました。うーん、相変わらず空いている（＾＾；人ごみの苦手な私にはいい環境なのですが、店の存続が・・・みんないって上げてください（これにて店の宣伝終了ｗ）今日もマスターの薀蓄は止まることなく流れていきます（主題は「アメリカンオーク・シェリー樽」と「スパニッシュオーク・シェリー樽」の違いについてでしたが、Dannyにはちと難しすぎました(o_._)o ドテッ１杯目TEANINICH 19YO(1984), 57.3%, SMS今日が封切りにティーニニック。マスターも自信をもってのお勧めだそうです（でも封切してないのにどうしてお勧めなんだ？ｗ）封切した瞬間、なんとも芳醇な、まるでブランデーのような甘い香りが一瞬かすめます。これは期待できる！！！すぐにアルコールのアタックが来て、エステリーな、林檎っぽい香りもします。シェリー香はそれほど強くないかも？味わいは、かなりかっちりした硬さを感じます。比較的酸味が強く、エステルの香りとあいまって、まだ若いリンゴを齧ったようなフレーバー。塩っぽさ（しょっぱさ）も感じます。苦さとスパイシーなぴりぴりとした舌触りから、かなり若さを感じさせる（１９年にしては）テクスチャーですね。フィニッシュは中くらいかな。いろんな味わい成分が含まれているようですが、それぞれがかなり独立して主張している感じです。今日は封明けだったので、もうちょっとこなれてくると、また違った味わいになるのかもしれません。個人的にはもうちょっと樽で寝かせておいてもよかったんじゃないかなぁ、と思いますが・・・。【DC】ティーニニック 1984 （19年）２杯目LAGAVULIN Distillers Edition, double matured (1989), 43%, OB二杯目は、これまたマスター絶賛のラガヴーリンのダブルマチュアード。シェリーの中でも最も甘い、ペドロ・フィメネス・シェリーという樽でフィニッシュしてあるそうです。なにせヨード香の苦手なＤａｎｎｙ，これくらい甘くないとアイラ物には手がでません（笑）。香りは・・・確かにラガヴーリンらしいヨード香も感じますが、ちょっと普段とは勝手が違います。なにせおとなしいんです。その分、微かな甘さを感じさせる香りもしてきます。味わいは・・・うーん、なんというか、薄い？って感じ（＾＾；アイラ物の中では呑みやすいし、甘さもそこそこ感じます。でもなぁ、うーん、ごめんなさい。やっぱりDanny的には、今ひとつって感じです（結構識者の評判は良かったようなので、単に自分の好みに合わなかっただけなんだと思います、ハイ）試された方、是非感想をお聞かせ下さい。ちなみにヴィンテージの違うボトルが出ているようですね↓。ラガヴーリンディスティラーズエディション1989 ダブルマチュアード 700ml 43度

2006.04.05

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前橋でＢＡＲ巡り

　今日は前橋で学会。ということで、前橋のＢＡＲ巡りしてきました。１軒目ＢＡＲリクカワこのお店はあらかじめネットで当たりをつけておいたお店。スコッチ文化研究所の群馬支部の中心をなすお店の一つのようです。場所は前橋市の三河町・・・ってどこよっ（＾＾；　えぇ、随分と探し歩きました。なにせ前橋、２０時を過ぎると、暗くてお店の看板がよく見えません(o_._)o ドテッ吹きすさぶ上州の空っ風にめげてホント、もうあきらめようか、と思ったそのとき、なんとかお店発見！入り口はなかなかいい雰囲気です。　お店に入ると、カウンターは1/3ほど埋まっています。一見にもかかわらず、愛想よくカウンターへ通してもらえます（はじめていくお店って、正直勝手がわからず怖いんですよね）。とにかく冷たい風の中を歩いて体の心から冷えてしまったので、とりあえず「ホットバタードラム」をオーダー。クローブを浮かした、なかなか美味しいホットバタードラムでした。このお店、お酒もさることながら、お料理にもなかなかこっています。お通しは山芋を軽くあぶってアスパラガスを湯通ししたものをサンドしたもの（名前がわからない）。とっても美味しかったです。でモルトのそろえは、というと、スタンダードなところが結構ならんでいます（ちなみにマスターはバルベニー好きだとのこと）。んじゃ、バルベニーを、とオーダーしたところ、バルベニーはない、とのこと(o_._)o ドテッ　じゃ、「マスター、折角なので、このお店に来た記念に何か飲ませてください」と無茶なオーダーｗ。ひとしきり考えたあと出てきたのは「ハイランドパーク３０ＹＯ」　おぅ、なかなかいいボトルが出てきましたな・・・（いちおう「ショットいくらですか？という牽制球を一球ｗ）リーズナブルなお値段で美味しかったです。あと、お通し第二段の、ジャガイモのポタージュも美味しかったです。２軒目ＢＡＲ　Ｋｉｒ　このお店、先ほどのＢＡＲリクカワを探しているときに、見つけたお店。入り口にはGLEN LIVETの瓶が大量に飾ってあったのでちょっと気になっていました。入ってみると「う、ちとやばい（高そう）かも・・・」。でも、お酒も入っていてちょっと気が大きくなっていますｗ。リベットなら高くてもしれているだろうと・・・（笑）カウンターに通されると、モルトはかなりいろいろ置いてあります。ちとバックバーが遠くてラベルが見えにくいかも・・・で、目を凝らすと、見慣れたＧＭのラベルが・・・（でも蒸留所名は読めてない（＾＾；）「あのＧＭのボトルは何ですか？」と聞くと「モートラックの２１年です」！！！なんと、モートラック置いてあるＢＡＲですかっ！おいらこの１本ですっかりこのＢＡＲのファンになってしまいました（簡単なやつだ、おいらｗ）。いきなりモートラック２１もなんなので、まずはストラスアイラ１２ＹＯ（ＯＢ）。うん、モルティーで、ちょっとフルーティー（リベットほどじゃないけど）。ドライな切れ上がりで美味いっす。ストラスアイラをオーダーしたあたりからマスターともだんだん打ち解けてきました。ここのマスターも相当のモルト好きとのこと。Glenlivetの関係者（？）のようです。「マスター、お勧めはなんですか？」と聞いたら「そういわれたら、リベットだしちゃうけどねぇ」などと言いながらも出てきたのがトーモァ１０ＹＯ（old bottle?)あまり見かけないボトルです。香りはこれもモルティーでストラスアイラに通じるところはありますが、ストラスアイラよりずっと「太い」味わいです。うん、おいちぃ♪マスターに前橋のＢＡＲ事情など聞きながら、楽しいひと時を過ごしました。もちろん〆はモートラック２１ＹＯ。１５ＹＯの出来はお世辞にも良いとは思えませんが、２１ＹＯは１５ＹＯより随分と良く出来ています。でも、ＣＤのシリーズのほうがボクは好きかな・・・うん。と前橋では２件のＢＡＲに行って来ました。また何年か後前橋に行ったら、今度は迷わずＢＡＲへ直行できそうです（笑）

2006.03.29

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BAR MOOにて

　今日は天気も良かったので、とりあえず目白までのんびりお散歩。別にどこにいってもよかったのですが、ふと気が向いたので、モルトの聖地の一つ、目白の田中屋さん（洋酒に強い酒屋さんです）へ。白山からてけてけ歩いてざっと２時間。ま、さくさく歩けばもうちょっと早いかも。。。　店内に入ると、あるわあるわ・・・各ボトルへのコメントもかわいいです。やっぱりオリジナルのコメントがあると、ついつい読んでしまいますよね。雑誌や本の受け売りより、ぐっときますｗ。　最近の流行を反映しているのでしょうが、モルトの1/3以上はアイラ物。今日は何を買う、と決め手いたわけではないのですが、やはり目は「モートラック」を追ってしまいますｗ。モートラック、モートラック・・・とつぶやきながら棚をなめるように見渡していると、視界に飛び込んできたのは、ストラスアイラの３５年もの（Exclusive malts）。いやぁ、美味しそうな色＆コメント（笑）でした。でも、１万円を軽くオーバーするモルト、そう易々とは購入できません（でも、お財布の中身をつい確認しちゃったのはナイショですｗ）。財布の中をさらえば買えない値段でもなかったのですが、ここは一丁我慢の子。と、ありました、モートラック（Mortrach 15YO(1990), Exclusive Malts）。前ネット酒屋でも出ていましたが、あっというまに売り切れてしまったもの。コメントを読むと・・・「肉っぽい！」へ？モルトが肉っぽいですか？？？「充実した硫黄香」へ？硫黄香って充実するんか？？？なんだかよくわからないコメントでしたが、その不思議さ加減も手伝って（笑）、お買い上げ～♪また楽しみなモルトが増えました。　その後、いつもお世話になっているビリヤード場のマスター（プロですよ♪）の全日本選手権の最終予選の応援へ。場所は原宿のビリヤード相馬。以前一度だけ行ったことがあるはずなのですが、見つからない！ぷらぷらしている小中学生の女の子にもまれながら３０分ほど探してやっとのことでお店を発見。おいらの応援の甲斐もあって実力どおり予選３位通過（かなりやばい展開でしたがｗ）。これで５月の全日本選手権本戦に晴れて出場が決まりました。マスター、おめでと～♪　で、その後、ＢＡＲ　ＭＯＯにて一人呑み。横で別れ話の相談をしている女の子の訳の分からん話を耳ダンボで聞きながら（笑）、今日も３杯飲んで参りました。「一人だと寂しくて仕方ないから、とりあえず付き合ってる・・・」そんなもんすか？１杯目AUCHENTOSHAN, Three Wood, 43%, OB　久しぶりにオーヘットッシャンなぞオーダー。たまにはこういうお酒も呑んでおかないとね。香りは、少しモルティーさを感じる。確か個性の強いシェリー樽で仕上げているはずなのに、シェリーっぽさはほとんど感じない。味も、非常にソフト。口に含むと、マシュマロがしゅわっと溶けてしまうように儚い味わい。フィニッシュも非常にあっさり。ま、こういうお酒もあっていいんじゃないかな・・・ＭＪ先生は「マシュマロのような香り」と書いていますが、マシュマロって香りあるんか？？？味もマシュマロ味ってのはよくわかりませんが、舌触りは確かにマシュマロ感ありですね。２杯目OLD PULTENEY, 12YO, 40%, OB２杯目も引き続きあっさり系で攻めます。たまにはこういうのもありでしょう。この先半年くらいはなさそうですがｗ。実はこれも初挑戦ボトルです。知識として「海沿いの蒸留所」というのが入っているので微かに潮っぽいニュアンスも感じてしまいましたが、実際には微妙（＾＾；香りも少しモルティーさを感じたくらいかなぁ。オーヘットッシャンより少しボディありそう。味わいは、オーヘットッシャンよりは主張がある感じ。少しナッティーで、確かに塩っぽさはある。でも、正直いうと、「潮っぽい」というより「塩っぽい」ん～びみょ～だ～（＾＾；　ま、こういうのもある、って感じですね。３杯目NIKKA PURE MALT WHISKY樽出しウィスキー原酒, 55.1%多分、カウンターの向こうでイマイチっぽい顔をしていたのでしょう。マスターが気を使ってくれて（ありがとー、マスター）、「こんなんどう？美味しいよ」と出してくれたのがニッカの樽だし原酒。カスク物ですね。残量も少なく香りも飛んでいたのかもしれませんが、やっぱりしっかりしています。どことなく、木の板を焦がした感じ。もったりした麦芽香とすっぱい系エステル香。口に含むと、ぬるっとしたオイリーさ。次に、白州で感じたマヨネーズ香も微かにあります（白州ほどきつくない）。なんでだろう？スコットランドとは酵母が違うのか？森の中で寝かせているせい？今までスコットランドの酒からマヨネーズを感じたことはないんだけどなぁ。思い込み？？？フィニッシュもなかなか充実していました。が、何度口に含んでも「ぬるっとしたオイリーさ」がありました。結構こういうテクスチャって、大事な要素だと思うんだけどな。ニッカの人は感じないのかな？

2006.03.26

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3/22 BAR 30.3にて

　この日は書類書きに嫌気がさして、30.3に出撃。最近ソサイエティーのGlentauchersが入ってから30.3に行くのが楽しくて仕方がありません。開栓してからちょっと日も経ったので、ちょっと味が変わってくる頃・・・１杯目BALVENIE 1989, Port Wood Finish, 40%, OBちまたでは1991ヴィンテージに切り替わりつつあるポートウッドフィニッシュですが、30.3ではまだ1989ヴィンテージです。Danny的には、バルヴェニーはもうちと野太い味のするモルトだと思っていたのですが、このポートウッドは非常に繊細で優しい味。悪く言えば線が細い・・・この日の印象では、非常にポートワインの酸味とフルーティーさを感じました。１９９１ヴィンテージのほうの味はどうなんでしょうねぇ。一度飲み比べてみたいものです。２杯目GLENTAUCHERS 15YO(1989), 63.15, 56.0%, SWMS今日のメインはやっぱりグレントウシャース。味もしっかりしているし、今30.3では一押しのモルトなのではないでしょうか？開栓してから１週間、香りも落ち着いてきたみたいで、焼き林檎からフルーツチョコっぽいニュアンスに変化してきたみたい。味わいも良くなりましたね～。だんだん角が取れてきて円熟味が出てきました。やっぱり美味いっす。30.3ではしばらくこれが定番になりそうです。本郷に来たら、是非一度飲んでみてくださいな。美味しいですよ～♪３杯目THE TRINITY 5YO(2000), 61.2%, JM最近巷で噂のトリニティー、アイラ物とわかっていましたが好奇心には勝てずトライ。アードベック、ラフロイグ、ボウモアをそれぞれ５年熟成させた後、50：45：5でバッティングしてちょっと間後熟させたものだそうです。５年熟成と若いモルトながら、ニュースピリッツっぽさというか、焼酎臭さはそれほど感じません。その代わり、紛れもないアイラっぽいピート香。ただ、アードベッグが半分入っている割には、アードベッグの個性である土っぽさ、カビっぽさはさほど感じません。もちろん土っぽい香りはするのですが、いわゆるヨードっぽい香りのほうが支配的です。味わいは、ちょっと酸味が利いている（でもフルーツっぽい酸味とはちと違う・・・）感じ。うん、好きな人は、好きなんだろうなぁ。でも、Dannyはしばらく飲まないだろうなぁ（笑）。番外編HAZELBURN 8YO(1997), port wood finish, Malt House Islay original bottle先日のテイスティング会の時、試飲して気に入っちゃって衝動買いしたボトル。最近の家呑み用です。ヘイゼルバーンといえばスプリングバンク蒸留所のサードラベルでノンピートが特徴。ポートフィニッシュなので、やはりポートっぽい酸味とフルーティーさはありますが、やっぱりヘイゼルバーンに共通する埃っぽさと潮っぽさ、そして郷愁を感じる飴ちゃんっぽい甘さ・・・（ここ一番大事なんだけど、まだうまく表現できない）。フィニッシュも充実してます。カスクストレングスってとこも気に入っています。うまいね～。

2006.03.22

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30.3にて（グレントウシャー、カリラ）

　今日は30.3にて軽く一杯。マスターから「面白いモルト入ったよ～」というメールが入って、行きたくて仕方がなかったんですよね。でも明日は徹夜コース、明後日は先輩の送別会、土曜日は飲み会、日曜日から学会と呑みに行く時間がないので、今日行ってきました（３月はイソガシイ・・・）今日はちょっと渋め（？）のチョイスですよ～１杯目GLENTAUCHERS, 15YO(1989),63.15, 56.0%, SWMS　まずはマスターお勧めのグレントウシャー（グレントファースと記述している本（サイト）もあるけど、どうやってそう読むんだ？？？）。今日は開封日だったのですが、まず開封一番、エステリーな香りがふんわりと漂ってきます。グラスに注がれると、モルティーな香りが表に立ってきます。バーボン樽らしい爽やかな香りも。うん、期待させる香りです。グラスを振りながらノージングしていると、出てきた出てきた！焼き林檎のようなエステル系のフルーティーさと甘さ、そして微かなスモーキーさがあるのかな？舌に乗せると焼き林檎がさらに強まります。嫌味のない甘さ。ナッティで、ちょびっとバターっぽさも感じさせます。ただ、その味わいとは裏腹に、オイリーさはそれほどでもなく、ライトな舌ざわり。加水するとエステル香が更に開き、味わいもその輪郭がくっきりしてきます（ボクはニートのほうが好きかな）。突出した美味さはないかもしれないけれど、しみじみ美味しいお酒でした。また、ちょっとボトルが慣れてきたら呑んでみたいですね。２杯目CAOL ILA, Impressive Cask, 43%, DT上のグレントウシャーを呑んでいたら、視界の片隅に入ってきたのがこのカリラ。「あれ～？こんなボトルあったっけ？」ということでオーダー。マスター「甘いよ～カリラらしくないよ～」とのことでしたが、ボクとしては反ってウェルカムだったり（＾＾；　香りは、確かにアイラのピート香がしますが、ヨード香より土っぽさのほうが強いかな。でも、このくらいの強さのピート香であればボクでも大丈夫です（この点がアイラ党には受けないのかもしれませんが）。舌に乗せると、確かに「アイラ特有の強烈さ」はありません。味わいは、甘さもありますが、同じくらい酸味を感じます。すっぱくて呑めないってことはありませんが、この酸味は久しぶりですね。もしかしたら、普段のカリラにもあるのかもしれませんが、ピート香で隠れていたのかもしれません。賛否両論あるのでしょうが、Danny的には落第点（えらそうにｗ）なカリラでした。（Impressive Cask Caol Ila Limited Edition Single Islay Malt）インプレッシブ　カスク　カ...

2006.03.15

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今日はちとお疲れ

　明日の二段戦二次予選のお稽古ということで、今日ははるばる西永福のハンターまで行ってきました。地図もうる覚えだったのですが、「まぁ、こっちの方角やろ～」という、いつもの超いい加減なプランでお店に向かうものの、案の定迷子に(o_._)o ドテッ　でも、今日はいいお天気だったので、気分のよいお散歩になりました（笑）。途中、「大宮神社」という結構大きな神社を発見。明日の必勝祈願してきました（５円じゃ足りないかなぁｗ）。　んで、仕方ない、帰るか、と駅への道をとぼとぼ歩いていると、なんとお店あるじゃないですかぁ。いったいおいら、どこみて歩いていたのでしょう（＾＾；お店では明日試合であたるO氏が練習中。３ゲームほど撞いてきました。ちょっと詰まるかなぁ、というより、１クッション目で捻り食っちゃって３クッション目からは棒球（モルトのかた、意味不明な内容でごめんなさい）。　で地元に返ってチビット練習したあと、大塚MOOへ。今日のセレクトはちょっと渋いですよう♪１杯目Rosebank (1989), Signatoryマスター絶賛のボトル。以前勧められた時は既にカスクモノを呑んでしまっていたので、今日が初挑戦。グラスに注ぐと、ふわっとフローラルな香りが飛んでくる。わくわくしながらノージングすると、「？」さっき感じたフローラルさがあまりしない。割と早く飛んでしまうのかな？アルコール感が強く、わずかにモルティー、湿った、くもぐったニュアンスを感じる。味のほうは非常に軽やか。モルティーな甘さ（抑え気味）と、果物のような苦さ（これがレモンのワタっちゅうやつか？）。フィニッシュはこれまた非常にあっさり（アルコール感と少しスパイシーなぴりぴり感はあるけれど）。うーん、苦さがあるぶん、奥行き間があると言えなくもない。でも、もう一つだったなぁ。体調のせいかもしれないので、またもう一度呑んでみようと思います。２杯目Glen Ord 12YO, OBこれもマスターのお勧め品。印象はRosebankと似ている（ようするに鼻が利いていないってこと？）。ただ、Rosebankと比べて、オイリーさと水っぽさの混じった不思議な食感が残った。色は明らかなシェリー色だけれど、シェリーっぽさはほとんど感じられない（セカンド？リフィル？）。家で呑んでいるアベラワー・アブナが強烈なシェリー香を放っているので余計にそう感じてしまうのかもしれない。NEW　グレンオード　12年　700ml　43度（Glen　Ord　12YO）３杯目ギムレットなんか、鼻の調子もイマイチみたいなので、気分転換にギムレット♪。さっぱりしてなかなか美味しかったです。ここらで、明日試合もあるので、ということで退散。今日は鼻の利きが悪かったなぁ（＾＾；

2006.03.11

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マッカラン呑み比べ（Ｂａｒ　Ｍｏｏにて）

　今日はまず洋酒房30.3のマスターよりメール。「例のブツ入った」そう、待ちに待った某酒が入荷したのです。喜び勇んで気合で仕事をこなし、お店へ。ありました、ありました、いかにも！というような木箱に鎮座したボトルがそこにはいてました！まぁ、結構なお値段ではありましたが、中に入っているお酒を考えると、むしろ安い？くらいに思っています。こいつについては、またおいおい紹介しようと思います。でも、いつ封切るかが問題だなぁ。また、口開けできない酒が増えてしまいました（＾＾；結婚したら、あけようか（予定ないけど（自爆））その後、バルベニーポートウッド、グレンリベット１２年（現行品）と頂きましたが、お店が混んできたので退散～ザ・バルヴェニー　[1989]　ポートウッド　40度　700mlグレンリヴェット　12年　700ml　40度　箱付（The Glenlivet 12yo）　３Ｃの２段戦、一応１次予選通過したので、２次予選であまり恥ずかしい球撞かないよう、ということで、一応お店に練習へ。でもお酒入っているので、ぜ～んぜんどそっぽです。お店のマスター（プロです）に、「Ｄａｎｎｙさぁ、それじゃぁ、まるで、オレが何も教えてないみたいだから、もうちょっと当ててよね～（苦笑）」みたいなお小言を頂きつつも、「試合なんて、勝ちゃぁ、いいんですよ、がっはっは」みたいな完全酔っ払いモードＤａｎｎｙ。果たして２次予選突破できるのか？？？？？？？？（大汗）　その後、Bar Mooにて今日の締めを（まだ呑むんか、おれｗ）。お店に入るなり、マスター「これ、例の奴です。すごいよ～、絶対お勧め！！！」というスイス産のウォッカを頂く。あまりウォッカによい印象を持っていなかったのですが、グラスに注がれている時から異変を感じました。すごいフルーティーな香り！とてもウォッカから香ってくる匂いではありません。ノージングすると、エステル系のフルーティーな香り。「これ、新しいモルトなんです」と言われて出されたら、ころっとだまされちゃいそうな、麦の甘い香り。スイス産の山ライ麦を元に作ったウォッカだということです。微かに酸味を感じさせる香りもします。我慢できずにテイスティングすると、これまた素晴らしいでき。ウォッカにしばしば見られる粉っぽさ（ろ過炭由来？）を微かに感じるものの、とてもウォッカとは思えないフルーティーさ、甘さ・・・そして、何かこう郷愁を誘う、不思議な酸味・・・ここでＤａｎｎｙが連想したのは、「子供の頃食べたカキ氷にかけるイチゴシロップの、甘さを抜いた感じ！」そう、どことなくイチゴっぽい酸味と甘み、エステル香を感じたのです。不思議と何度口にしても、イチゴっぽい（しかもちょっと人工っぽい、でも嫌味じゃない）フルーティーさを感じます。マスターに言わせると「杏飴のフレーバー」だそうです。そういわれると、そんな感じもするなぁ。ボトルも赤くスタイリッシュなボトルでかっこいいです。エクセレント　スイス　ウォッカ　700ml　40度（XELLENT　Swiss　Vodka）↑いやぁ、これ、ホントお勧めです♪　　次に、ネット某所で最近話題になっていた「マッカランは本当に味が落ちたのか？」を検証するため（ｗ）、マッカランのカスク１０年、マッカラン１２年（現行品、３角ラベル）、マッカラン１２年（一つ前のボトル、長方形ラベル）を呑み比べしました。ちなみにＤａｎｎｙ的にはＳＭＷＳの24.70がとてもお気に入りで、マッカラン、決してまずくないお酒、という評価でした。カスク１０年はパワフルなフレーバーで、ま、これはこれでよし。という感じ。次に現行品と型落ちの１２年を同時にサーブしてもらい、味比べ。まず色合いからして違います。明らかに現行品の色は薄い！ま、味、香りは色で決まるわけじゃないもんね、とノージング。ここでＤａｎｎｙ，衝撃の事実にぶちあたりました。「香りが全然違う！」比べちゃうと、はっきりしますね。型落ち１２年は、良くも悪くもシェリー樽から香をもらっています。ちょっと硫黄臭いところもありますが、モルトが持つ麦芽っぽい甘さも感じさせる香りがします。一方現行品は、シェリーの個性も非常に弱く、甘さも感じさせません。何より「香りが抜けてる？」感じです。あえて表現すれば、濡れダンボールのような生臭さ・・・ちなみにボトルの開栓は型落ち１２年のほうが早かったそうなので、単に封切からの時間を反映しているわけではありません。口にしたフレーバーも、現行品は明らかに風味が弱い！こりゃぁ、マッカランがまずくなった！と言われても仕方がない出来です。本来ビンテージ毎の格差を減らし、ビンテージを持つ個性の連続性を持たせるためのカスクのバッティングだったはずなのに、素人でもはっきりわかる不連続性。いったいマッカラン蒸留所、どうしちゃったんだ？？？？ザ・マッカラン 10年カスクストレングス（樽出） 1Lビッグサイズ　58.7°限定品シングルモルト...【特売中】リニュアルで入手困難！マッカラン　12年　正規品　750ml　43度（Macallan　12YO）マッカラン12年・ニューボトル

2006.03.07

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BAR MOOにて

　昨晩のホットバタードラムで体調が戻ったみたいです♪風邪を引きそうになったらＭＯＯにいってホットバラードラムを飲みましょう♪　翌日が久しぶりのビリヤード（スリークッション）の公式戦（の予選会）なので、今日はお酒も控えめ。１杯目は珍しくバーボンをロックで。メーカーズマークのレッドトップにしました。黒猫さんのサイトをみて、「やっぱバーボンだよなぁ」なんて思っちゃっていたんです。一時アメリカに行っていたときはこればかり呑んでいました。やっぱりロックがあいます。マニュアルでカットされたロックアイスもとても綺麗でした。こういうところにバーテンダーさんの腕が出ますよね。メーカーズ・マーク・レッドトップ　んで、二杯目はロングローのトカイウッド。既にフィニッシュ態勢ですｗ。いやぁ「あんま～～～い♪」ロングロウ10年・トカイウッド　ということで、今日は早々に帰りました。ってか、試合の前くらい寝て置けよ、オレ(o_._)o ドテッ

2006.03.04

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今日はモートラックの日（モルトハウス・アイラにて：改訂版）

　　今日は和光の方でお仕事があったので、その帰りにMolt House Islayさんにお邪魔しました。モートラック、イマイチ知名度が低いせいか、あまりＢＡＲでも見かけませんが、BAR Islayさん、ストック・リストからも分かるように、モートラックのボトルも相当の品揃え。期待十分です。さて、西武線の練馬駅に着いたものの、あまり地図をはっきり覚えていない自分に気づきました（メモっておけよ、おいら(o_._)o ドテッ）。ま、方角だけはなんとなくわかったので、ぷらぷらとお散歩開始。途中キャバの客引きお兄さんの執拗なアタックもなんとかかわし、お店へたどり着くことができました（そんなにモノホシそうな顔して歩いてるのかなぁ、自分（大汗））１杯目Mortrach 15YO, 40%, GM　今日は「モートラックの日」とバーテンダーさんに伝えたところ、いきなりケイデンヘッドやクーパーズチョイスなど濃ゆい所がカウンターに並べられます。いきなりこれじゃ後が続かない（笑）、ということで、スタンダードそうなボトルをチョイス。考えてみると、モートラックって、オフィシャル・ボトルに相当するもの、なんなんでしょうね。ＵＤの花と動物シリーズなのかな？と思って最初にオーダーしたのですが、残念ながら在庫切れでした。　さて、ＧＭ１５年、ショットグラスでサーブされたので（このお店ではショットグラスがデフォルト？）特徴が捕らえにくくテイスティング・コメントを書きにくいのですが、良く言えばシェリー樽熟成（リフィル？）の穏やかな味わい、悪く言えば平凡で特徴のないフレーバーでした。もし初めてモートラックを飲む人がこのスタイルでＧＭ１５年を呑んだら、きっとあまり良い印象もたないだろうなぁ。加水でのっぺらしちゃったような感じです。これ呑んじゃうと、２１年モノにトライするの、躊躇しちゃうなぁ。今度はテイスティンググラスで頂いて、本当の姿を見極めたいですね。【G＆M社】モートラック 15Y 700ml 40%↑正直言って、これ買うならCDをお勧めします（＾＾；　２杯目Grenrothes 36YO(1968), 40.3％, Bar Islay original bottling　バーテンダーさんとの会話の中で「実はロセスも好きなんですよ」という話が出たところ、「モートラックのカスク物に行く前に是非」と勧められたボトルです。なんてったって、60’ｓですよ！期待も高まります。このボトルだけは不思議とテイスティンググラスでサーブされました。それだけ香りに自信があったということ？香りが繊細ってことかな？ラベルも個性的（昔の海軍の戦艦三笠（確か日露戦争の日本海海戦の旗艦じゃなかったかな？）のラベル）。オーナーの好みが前面に出ています。　香りのほうは、甘めのシトラス香と穏やかな麦芽のニュアンス。硫黄の香りはほとんどしません。加水していないのに40.3％と、これ以上置いておいたら「ウィスキー」でなくなってしまう（アルコール度数40％以上ないウィスキーと表示できないらしい）、それくらい天使様達が雑香を取り除いてしまったんですね。　味のほうも非常に円やかです。言葉は要りません。ロセスの持つスパイシーさの角もとれて、こう、「真球」ってくらい円い味わい。度数の割にはオイリーかな。これも非加水ならでは。ここでバーテンダーさんが「１滴加水」をお勧めしてくれたので、バースプーンで１滴だけ加水。40度くらいのお酒だと加水をためらわれるものですが、このお酒はすごいです。1滴でモルトに閉じ込められていた香りが放たれます。まず驚いたのが、ケトン様のフルーティーな香りが飛び出してきたこと！これまでロセスからは感じたことのない香りです。あと、ちょっと濡れた草っぽいニュアンスもしてきました。しかし驚いたのは、「加水することで味が締まった」こと！加水して味が間延びすることはしばしばありますが、味が締まるというのは初体験です。口に含むと草っぽさは消え、フレーバーの輪郭がくっきり（でも複雑）してきます。驚きのモルトでした。最後に「このボトル、まだ何本かあるのでお譲りできます」とのお誘い。手の出ない値段でもなかったので、とてもとても悩まされますｗ。←アイレイさんのサイトより　３杯目Mortrach 8YO(1987), 62.7%, CD　さて、ここらでモートラックシリーズの再開です。いろいろ悩みましたが、まずはCADENHEADのボトルをチョイス。普段家呑みでは同じくＣＤの14年を愛飲しているので、その違いみたいのものがわかればなぁ、と。残念ながらこれもショットグラスでのサーブ（ToT）。なので、ノージングの結果は割愛します。　味わいのほうは、これはとても好みですね。バニラ様の甘い香りと微かなスモーキーフレーバーが相まって鼻腔に抜けてきます。麦芽様の甘い味わいと、バランスのよいフルーティーさ、フローラルさ、美味いっす（にまぁ）。多分これもバーボン樽熟成だと思うのですが、こう、「ケーデンヘッドは、モートラックをこう仕上げたい！」という意志を感じさせる出来です。ただ、若干１４年モノに比べるとアルコール感や樽香が少～し立っているのかな？でも、心行くまで楽しめるモルトでした。ケイデンヘッド・モートラック14年　[1988]　57.8度　700ml　【新発売】↑さすがに8年ものは市場には出ないようですね。なので１４年モノを紹介します。４杯目Mortrach 11YO(1989), 58.5%, SMWS(76.22) 4杯目はソサイエティーのボトルをチョイス。普段自分では購入できないボトルなのでとても楽しみにしていました。このボトルもショットグラスで・・（以下略）　このボトルも、11年という熟成年数からは想像できないくらいパワフルで複雑なフレーバーを持っています。フレーバーの組み立ては、ＣＤと比較的似ていてDanny好み。シェリー樽ということでしたが、シェリーのニュアンスはそれほど強くないですね。むしろバニラ香のような甘さが立ってきます。また、ＣＤのボトルと比べて、フレーバーの個々の特徴が際立っている感じです。アルコールのアタック感や樽香（木香）もソサイエティーのほうが強いです。この辺りの好みは人によって分かれるのでしょうね。DannyはＣＤのほうがまとまりが良いような気がします。　いずれにしても、初めてモートラックを飲む方は、前述のＣＤかSMWSのボトルを試してもらいたいものです、ハイ。きっと病み付きになりますｗ５杯目Mortrach 23YO(1972), 59.4%, UDR 今日の真打は、UDのレアモルトシリーズ、２３年ものです。レアモルトシリーズとしてはこのほかに２０年ものもあるようですね。いつかは呑んでみたいボトルです。　このボトルもショットグラスで・・・危うくサーブされそうでしたが、モノは試しと「すみません、出来ればテイスティンググラスで」とお願いすると、快くＯＫしてもらえました。なんだ、最初からそういえばよかったよ(o_._)o ドテッ　このボトル、今日のほかのボトルとは明らかにフレーバーの組み立てが違います（ってか、グラスが違うので本当は比較できないのでしょうが）。です。まずスモーキーさとシェリーの華やかな香りが同時に「ぶわっ」と広がります。これくらいスモーキーさがはっきりしていると、シェリーのエステル香と酸味にも負けませんね。ただ、この2系統の香りがせめぎあっていて、なかなかバニラ様の甘い香りが感じられません（＾＾；　口に含むと、やはりスモーキーさとシェリーのニュアンスが支配的です。でも、麦芽の甘さは感じられます。舌触りもナッティでオイリー。フィニッシュも充実していて、ちょっと荒々しい、でも「俺がモートラックだぁ」みたいな強い主張を感じます。マイケル・ジャクソンが著書で書いた「エレガントで花のようであるがまた、素直で力強い。はなはだしく複雑、非常な長さをともなう。」（マイケル・ジャクソン著　モルトウィスキー・コンパニオン改訂版　より）という表現が最もよく現れているボトルですね。いやぁ、モートラック堪能しました。でもでもね、まだ呑んでいない「60's」のボトルがまだ何本もあるんですよぅ。GM21YOも、クーパーズチョイスも呑んでないし・・・こりゃ、しばらく通わないといけないな（笑）

2006.03.02

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30.3にて

　今日は仕事も早く引けたので、久しぶりに本郷の30.3へ。近いんですが、ちょっとご無沙汰しておりました。　お店に入ろうとすると、店の入り口にはすごい本数の傘！うわ、客が入ってる！（失礼）なんて思いながら店内へ。。。入り口近くには団体６名様がにぎやかに酒宴中。皆様大分飲まれているようです。冴えない独り者が何のようだ？みたいなお姉さまの鋭い視線を避けつつ（ｗ）、奥の方へ・・・　今日は何のもかな？久しぶりにバルベニーでも行こうか、と思ってオーダーしたところ、マスター「どっちにする？」　おいおい、どっちって、この店にはポートウッドしかあんめぇ（失礼）と思っていたら、どうやら今日、15年シングルカスクが入荷した模様。丁度封切しようと思っていた、ということだったので、１杯目はバルベニーへ１杯目BALVENIE 15YO (1988), single cask (#300), 57.8%, OB　以前家呑み用だった12年モノは、バーボンとシェリーのダブルウッド仕上げでしたが、このボトルはバーボン樽でじっくり１５年熟成です。開栓すると、ふわっとバニラの甘い香りがカウンターまで漂ってきます。香りはバニラの甘さと麦芽の甘さ、そして爽やかな樽香が印象的でした。カスクものの割りには、アルコールのアタックは弱めでしょうか。１２年もので感じたオレンジっぽさは感じられませんでした。　香りを堪能したところで、テイスティング。ん～、穏やかな甘さだ。１２年もので際立っていた蜂蜜っぽい甘さは感じず、穀物系の甘さ。ちょっとナッティかな。微かな酸味がこれまた微かなエステル香とあいまって、一瞬林檎っぽいフルーティーさを感じさせます（でも、一瞬）。スパイシーさはさほどでもないのですが、その割にはフィニッシュは充実。個人的には１２年モノの、ちょっと荒削りで粗野な印象さえ受けるフレイバーの方が好きかな。でも、この上品な甘さもとても美味しいです♪バルヴェニー15年・シングルバレル【3月の特売品】[ Aroma ]　　　　　　　　TasteＷ←－→Ｓ　　　　　　　　　　Ｗ‐‐‐Ｓ●○○○○　Floral ◇ 　○○●○○　Sweet○●○○○　Ester ◇ 　○●○○○ Sourt●○○○○　Citrus ◇ 　●○○○○　Bitter○○●○○　Vanila　◇ 　●○○○○　Salty○○●○○　Malty　　◇ 　○○●○○　Body○●○○○　Woody　　◇ 　○○●○○　Finish●○○○○　Iodic　　◇ 　○●○○○　Oily●○○○○　Smooky　◇ 　●○○○○　Spicy２杯目Caol ila 12YO (1993), 57.8%, GM　１杯目が飲み終わる頃、先の６名様、お会計。30.3はマスター一人でやってるお店なので、大忙しです。やっと一息ついたところで、ＧＭのカリラ（カスクもの）をオーダー。以前呑んだとき、アイラの個性をもちつつも、モルトそのもののもつ腰の強さとしなやかさ（？）に惹かれたので、もう一度のみたいな、と思っていたボトルです。バーカウンターも片付き、さぁ、来るぞ！と思っていたら、今度はなんと１０名様おこ～し～(o_._)o ドテッ　常連さんらしく、グラスの配膳なども手伝っていましたが、飲み会の２次会（３次会？）で１０人連れで、ショットバーに来るかなぁ（大汗）。ま、好みの問題ですから、ボクがとやかく言うことではありませんね。みなさま大分入っているらしく、にぎやかな酒宴がはじまりました。ま、酒場なので、ちょっとにぎやかなくらいは問題ないのですが、横に座った方がかなりのヘビースモーカー。おまけに大分強い煙草を吸っているようで、煙草の苦手なＤａｎｎｙにはちとつらい環境。なにせカウンター１２席（うち１席は荷物置き場ｗ）なので、逃げるスペースもなく、早々に退散いたしました。やっぱ、ＢＡＲでは煙草は当たり前なのかな？モルトの香りを楽しみにしてＢＡＲに通っている私には、ちょっとつらい出来事でした。。。一応ＧＭカリラへのリンク。楽天には見当たりませんでした。

2006.03.01

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J's BARにて

　今日は久しぶりに池袋で軽く球撞き。んで、J's BARへ。なんやかんや言って、呑みにいってます（＾＾；１杯目LinkWood 10YO, Wilson&Morgan, 58.7%　先日のおさらいがてら、リンクウッドからスタート。開栓してから少しこなれたのか、Woodyさは以前感じたほど感じませんむしろちょびっと、チョコレートっぽさ？味わいも、酸味の角が取れて、もうちょっと食べごろ林檎に近付いた感じｗ。カスクものですが、最初の一杯にはなかなかよろしいようです。リンクウッド　[1988]　10年　カスクストレングス　シェリーウッドウィルソン＆モーガン２杯目Longmorn 15YO, 45%, OB実は２杯目飲む前、バックバーをボーっと眺めていたところ、シングルモルトセールスの旧バージョンのラベルを貼ったボトルを発見。ただ、暗くて目が悪いので蒸留所名が読めません。ボトルを取ってもらうと、なんとグレンリベットの33年物！！！こういうものがサラッとバックバーに並んでいるのがJ's BARのいいところです（^o^)b でも、この色合い、かなり気合の入った（笑）シェリー樽色です。これを呑んだら後が続かない・・・ということで、リベット長熟へのつなぎにロングモーンを頂きました。とりあえず、安心して呑めるモルトです。麦芽の甘さと微かな煙感。嫌味のないエステル系の甘い香りもして、舌触りはオイリー（チェイサーで一服すると、舌がモルトでコートされているのがよく分かる）。フィニッシュも長く、とても美味しいっす。ロングモーン 15年 700M３杯目Glenlivet 33YO(1970), 57.2％, Scotch Malt Salesさて、今日の真打、グレンリベットの３３年ものです。なんか、バックバーから熱い視線を感じたんだよなぁ（オバカ）。グラスに注ぐと、ちょっと離れたところからでも分かるくらい、爽やかなシェリッシュな香り。そしてチョコレートのような香りもしてくる。グラスを振っていると、シェリーの特徴からだんだんシトラス様の、柑橘系の香りにシフトしていく感じ。この辺りで我慢できず、テイスティングへ。シェリー由来の酸味と麦芽系の甘さ（このへんはグレンリベットらしいといえば、らしい）。オイリーでこれまた舌がコーティングされていきます。そして充実した長いフィニッシュ。現行の１２年ものに見られるバランスの悪いエステルやラクトンの果物臭はほとんど感じず、むしろシトラス系の香りがず～っと続きます。正直このボトルだけ出されたら「スペイサイドのモルト」であることはわかっても、マッカランか、ファークラスか、リベットか、全然わからなさそう。でも、別に利き酒士じゃないので、美味しいモルトが「美味しい」と感じられれば、Ｄａｎｎｙ的には合格なのですｗ。いやぁ、えらいボトルを覚えてしまった・・・値段だけのことはある、素晴らしいお酒でした。

2006.02.26

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大塚ＭＯＯにて

　今日は大学入試の二次試験の日。朝、いつもの調子でママチャリ通勤したところ、「すみません、職員証お願いします」おまけに「すみません、ここからは自転車入校できないんです・・・」はいはい、いつもながらにお堅い学校です（＾＾；　今年はセンター試験の入試監督（例の豪雪の降った日）をやったので、二次試験の監督は免除です。今日はうちは誰がいったんだろう？？？教授かな？まぁ、いいや（ぉぃ）今日は雨も雪も降らずよかったです。神経質そうな学生さんを見ていたら、こっちまでなんだかぴりぴりしちゃいました。。。ガンバレ！受験生！！！　さて、今日は大塚ＭＯＯにて呑み。ここのバーでも、アイラ以外は結構飲んだかも。ここに来たらロセスがある！ということで、今日はGRENROTHES1992を軸にボトル選択。１杯目ABERLOUR 15YO, 40%, sherry wood finish　もうすぐ家で封切予定のアベラワー（アブナ）のお勉強も兼ねて、アベラワーの１５ＹＯ（シェリーフィニッシュ）をオーダー。パッとフローラルな香りがして、すぐに消える。微かな酸っぱい香り（シェリー由来？）と円やかな麦芽の香り。シェリーの主張は弱い。味わいは軽い甘さと、苦味。酸味はあまり感じない。口に含むと確かにシェリー樽を感じさせる。苦味のおかげで少し味わいにも深みを感じるが、いかんせん４０％ということもあり、酒質が軽い！若干オイリーさも感じるがフィニッシュも実にあっさりとしたもの。口濡らしにはいいのかな。。。アベラワー15年・シェリーウッドフィニッシュ２杯目GRENROTHES 1992　いきなり真打登場♪う～むぅ、うまいっ！！！テイスティング・ノートはこちら（２杯目）を参照してくださいな。グレンロセス　1992　43度　700ml３杯目Serendipity　うむ、オーダーに明らかに迷いが見られます（笑）。これで最後にするのか、モウ一杯呑むのか、悩んでいるうちにふと目の片隅に入り、とりあえずオーダーしてしまいました。アイラのヨード香は甚だ苦手ですが、これくらいグレンマレイのエステリーで麦芽の甘みに包まれると、Ｄａｎｎｙでも美味しくいただけます。このあたりから酔っ払ってきて、テイスティングに自信がありません（＾＾；セレンディピティ12年！４杯目LAGAVULIN 1988, double maturedＤ：「マスター、４杯目どうしよう、セレンディピティーの後なんだけど」Ｍ：「Dannyさん、アイラでもいってみませんか？」Ｄ：「でもヨード香の強いのは、ダメだよ」Ｍ：「これは、それほどきつくないし、美味しいよ」ということで出てきたのがこのボトル。シェリー樽フィニッシュのようです。Ｄａｎｎｙもいい加減酔っ払っていて味もはっきり分かっていないような状態でしたが、香りを嗅いだときの印象は、「やっぱりヨード香りは出てくるな・・・ん？あれ？これって、、、焼き鳥、皮がちょっと焦げた匂い？？？マスター！これ、焼き鳥のにおいしない？（こんなこと聞く時点で酔っ払い確定ｗ）」「焼き鳥はないでしょ～（マスターボトルからノージング）あれ、確かにそういわれてみれば・・・気づかなかったなぁ」ということなので、やっぱりどことなく焼き鳥っぽい香りがしたのでしょう（笑）。味わいは・・・Ｄａｎｎｙ的には可もなく不可もなく（アイラ、ということをあわせれば「可」でしょうかｗ）。ラガヴーリンファンの皆様、変なコメントですみませんm(_._)mI　ラガヴーリン・ダブルマチュード　1988/04　43°(700ml)

2006.02.25

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なんか久しぶりの家呑み（？）

　今日もお仕事お疲れさん、ということで、久しぶり（？）の家呑み。先日酔った勢いでネット注文したボトル２本が届いてしまい、ちょっとストック過剰気味です（＾＾；　何を買ったかはまた後ほど報告いたします。ってか、その前に買ったアベラワー・アブナ、まだ開栓してないし（大汗）。現在の在庫（？）はGrenrothes 27YO(1973) （残2/5、消費調整中）Glenmorangie 15YO (残3/5、消費進まない（^^;）Strathspey 34YO (1971) （残2/5、癖があるので週１～２ペース）Mortrach 14YO (1988)　（残2/5、今の一押し。まいう～）Aberlour a'bunadh #6　（未開栓、次開栓予定ボトル）Grenrothes 32YO(1972)　（未開栓、しばらく開栓予定なしｗ）Grenrotehs 12YO(1992) （ＷＭＬのＭＣのお土産のミニボトル。未開栓）????????　16YO???????? 25YOといったところです。モートラックは美味しくてすご勢いで消費しているので、２月中になくなってしまうかな？（大汗）グレンモレンジーが開けば、アベラワー行こうと思ってます。ただ、このグレンモレンジー１５年、グレンモレンジーにしてはおとなしいっていうか、正直、今一歩な仕上がりなんですよね・・・あえて言えば「新樽」をイメージした仕上がり。うーむ・・・・（大汗）。以前簡単にレビューしたかもしれませんが、もう一回まじめにテイスティングしてみようかと思います。夏場ならソーダ割りコースだ（＾＾；今日の呑みGrenmorange 15YOMortrach 14YO ×２Strathspey 1971

2006.02.23

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Glenfiddich 15YO (cask strength), 51%, OB

　頭痛も治ってきたし、口内炎も治ったし、ちょっとまだリンパ節が腫れているような気がしなくもないけど、まぁ、快気祝いということでｗ、今日は大塚のMOOへ。早速テイスティングノートの真似事でも。。。1杯目Glenfiddich 15YO, cask strength, 51%, OB　グレンフィディックといえば、最近は15年のソレラ・リザーブの物を飲みましたが、甘めで軽い口当たりのお酒。ところが今日のはそれとは違い、15年のカスク物。初めてのボトルですね。正直グレンフィディックにはあまり良い印象は持っていなかったのですが、マスターのお勧め（というか、これは呑んだことないんじゃない？との一言で）頂くことにしました。コメント：トップノートは土っぽい、埃っぽい香り。慣れてくると、次に湿った干草や濡れた紙っぽい香りがアルコール臭の向こうに見え隠れ。甘い印象はない。口に含むと軽い酸味・苦味とともに微かなフローラルさを感じる。が、ソレラの１５年に比べると、なにぶん重い。奥行きにかけるフレーバーながら、オイリーな食感と供ったフィニッシュは驚くほど長い。あまり一般受けうする味わいじゃないなぁ（苦笑）[ Aroma ]　　　　　　　　TasteＷ←－→Ｓ　　　　　　　　　　Ｗ‐‐‐Ｓ○●○○○　Floral ◇ 　●○○○○　Sweet●○○○○　Ester ◇ 　○●○○○ Sourt●○○○○　Citrus ◇ 　○●○○○　Bitter○○●○○　Grassy　◇ 　●○○○○　Salty○●○○○　Malty　　◇ 　○●○○○　Body●○○○○　Woody　　◇ 　○○○●○　Finish●○○○○　Iodic　　◇ 　○○●○○　Oily○●○○○　Smooky　◇ 　○●○○○　Spicy↑♪の～い♪さん方式採用してみました。如何でしょうか？グレンフィディック15年　カスクストレングス　51度　1000ml2杯目Grenrothes (1992)12YO, 43％, OB　二杯目は、大好きなグレンロセス。マスター、ボクの好みよくわかってらっしゃいますｗ。以前呑んだときはちょっと硫黄臭さを感じてしまったのですが、今日はそうでもなかったなぁ。今日が封切りでした。コメント：　まず心地よい麦芽の香りがふんわりとグラスを包みこみます。穏やかなフルーティーな香り。ただ、1973ビンテージに感じるシトラスやオレンジっぽいニュアンスは弱く、どちらかというとエステル系の香りでしょうか。口に含むと、やはり麦芽系の香りが広がるとともに、ここで柔らかなオレンジ風味と軽いスパイシーさ。ヨーロッパの片田舎のホテルの朝食で食べるパンのイメージです（なんて書いてもさっぱり分からないっすよね（＾＾；））。Floral:3 Sweet:3Ester:2 Sourt:1Citrus:2 Bitter:1Grassy:1 Salty:1Malty:4 Body:3Iodic:1 Finish:3Woody:1 Oily:2.5Smooky:1 Spicy:3グレンロセス1992 【ブリティッシュフェアー】↑3/1まで特売中です♪

2006.02.22

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モルトのテイスティングノート

　断酒生活4日目。幸い禁断症状は出ておりませんが、それでもモルトが恋しくて恋しくて仕方がありません。あ、これってやっぱり、禁断症状でしょうか（大汗）。今日は未練がましく開栓しているボトル、片っ端からノージング。ただしグラスに注ぐと絶対呑んでしまうので、コルク栓のノージング。グラスに注いだ時とは、またニュアンスの違う香りが楽しめました。でも、呑みたい・・・・　さて、お題の「テイスティングノート」。実はこのブログを始めるにあたって絶対作ろうと思っていたページなのですが、遅々として作成が進みません。一番大きな問題は、Dannyに「モルトを表現する力」がついていないこと（自爆）。マイケル・ジャクソン御大や土屋守氏の著書などみると、本当に多彩な（そして意味不明な）言葉でモルトが記述されています。ただ、悲しいかなDannyには「ヘザー」も「亜麻仁油」も「トフィー」も分かりません、ってか、知りません！本当に土屋守氏はこれらの香りを知っているのだろうか・・・　とはいえども、いろいろなモルトを呑んで「あ、これ美味しいね」「こりゃ、ダメだ」だけではちょっと寂しいし、「本当に自分が好きなモルト」を探す上でも、やっぱり自分なりの言葉でノートに残していく必要があるかな、と思ったので、やっぱりテイスティングノートはつけよう、と決心したわけであります（決心しただけで、まだ何もしてないのですが）。　web上でもいろいろな方がテイスティングノートを公開されていますが、尺度はやはり人それぞれなんですね。でも、「どんな感覚を軸に」モルトを記述するか？というのはやっぱり大事な気がします。当然「自分に捕らえられない記述（尺度）（例えばDannyならトフィーなど）」でもってモルトを評価することはできないし、またボクがなぜか敏感に感じてしまう香りもありそうです。ということでTaste:Sweet（甘味）Salty（塩味）Bitter（苦味）Sour（酸味）Spicy（スパイシーさ）Oily（オイリーさ：味というより食感？）Aroma:Malty（麦芽っぽい）Fruity（桃、林檎、アプリコットなど甘い果物）Citrus（オレンジ、レモン系の酸味の果物）Floral（花のような甘い香り）Woody（いわゆる木香）Peety（ピート香）でいこうかと思います。ただ、最後のピート香、これが難しいんですよね。はっきりいって、Dannyはヨード香は苦手です。でも、ハイランドパークやモートラックに感じられるピート香（というよりスモーキーさ？）は、これは好きなんですよね。こんなこといってると、Fruityの中のエステル系とラクトン系の香りは分けたくなるし、Citrus系にもWoody系にも分類されうるテルペンの香りはどうするんだ？とか際限なく細分化されてまとめようがなくなっちゃいそう。。。ま、そういうのは尺度ではなくコメントであらわせばいいんでしょうね。とりあえず、やってみることが大事！ぼちぼちアップしていこうと思います。

2006.02.21

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今日は久しぶりにＪ’ｓ　Ｂａｒへ

　今日は久しぶりに、池袋にあるＪ’ｓ　Ｂａｒにお邪魔してきました。バックバーに並ぶモルトの種類は、そのＢａｒのマスターの嗜好が如実に表れますよね。ここのＢＡＲには知らないお酒がいっぱい並んでいるので、とても新鮮で楽しいです。　今日はなんとなく、ストラスアイラの気分だったので、オーダーしたところ、出てきたボトルがダンカン・テイラーのピアレスコレクション（生憎ＯＢが在庫切れ）。いきなりこれいってしまうと、味のバランス的にもＤａｎｎｙの懐具合からいっても、後が続きません（＾＾；　動揺を隠し切れないＤａｎｎｙ，つい、「えと、じゃ、ハイランドパークを・・・」つい先日、「ハイランドパークのオフィシャルはしばらく呑まない！」と宣言したにも関わらず、ついオーダーしてしまいました。。。【ピアルス】ストラスアイラ 1967Y～2002Y 35Y 51.1% 700ML↑多分、これ。美味しそう・・・（でも高そう（＾＾；）一杯目Highland Park 12YO, OB不本意ながら（笑）オーダーしてしまったハイランドパーク。なんやかんやいっても、落ち着いて飲めるお酒です。口ぬらしに・・・ハイランドパーク　12年二杯目Link Wood 10YO, Wilson&Morgan, 58.7%今日のお題と決めてきた、リンクウッド。J's BarではＷＭの１０年ものが出てきました。注いだ瞬間、華やかなフローラルとウッディーな香り。シェリー樽を連想させる色合いだが（このお店、照明を落としているので、実際の色合いは実はよくわからない（＾＾；）、それほどシェリッシュなフレーバーはない。セカンドフィル？味わいは甘みと酸味がせめぎあって、まるで若いリンゴを齧った時のよう。若干固い味わいかなぁ。フィニッシュも割りと短め。これがマスターの言う「切れのよい」感じなのかなぁ。比較として、同じくＷＭのハイランドパークをワンリック、マスターが出してくれました。確かに固さを感じるのど越しでした（普通のハイランドパークよりナッティな味わいでした）。リンクウッド　[1988]　10年　カスクストレングス　シェリーウッドウィルソン＆モーガン↑なんか違うような気がするんですよね。シェリーウッドって表示に記憶がありません（＾＾；三杯目今日のハラキリモルト。長期熟成ならではの深い味わい。ちょっと焦げた香りと、よくある昆布のアミノ酸系旨味。横のお客様は「お茶（紅茶？）っぽい」とおっしゃってましたが、Ｄａｎｎｙにはお茶っぽさは感じず。ご馳走様です。ところで情けない話なのですが、ブラックアダーの長熟だったことは覚えているのですが、蒸留所名が思い出せません（o_._)oドテッ四杯目先ほどのリンクウッドが気になって、もうワンショット追加。初回に感じたウッディな香りは強く感じませんでしたが、やっぱり青リンゴっぽい（しかも完熟ではない、若いリンゴ）の風味があります。2杯目、あるいは3杯目でちょっと気分を変えたいときなどには丁度良いモルトかもしれませんね。

2006.02.17

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WMLに行って来ました（４）　ＭＣ23白州蒸留所

　ＭＣシリーズ第二段は、【ＭＣ23白州蒸留所】　白州蒸留所はサントリーの第二蒸留所として山梨県の甲斐駒ケ岳山麓の白州の地に開設された、比較的新しい（自分の年といい勝負だｗ）蒸留所。山崎蒸留所のほうは、昔大阪に住んでいたこともありなんどか訪れたことがあるのですが、白州のほうは行った事がありません。あまりモルト「白州」について知識はなかったのですが、勉強のため参加しました。　ＭＣ直前まで展示ブースで呑んだくれていたせいもあり、着席して会場が暗くなった瞬間睡魔に襲われてしまいました（大汗）。そうでなくても暗い所に入ると反射的に瞼が下がってくるのに、暖かめに調節された空調、そして、これまたまったりとした講師（輿水さん）の口調とで、もうすっかりグロッキー状態(o_._)o ドテッ　とりあえず前半部で覚えているのは1.白州蒸留所では、できるだけ環境を保持するように心がけている　　樽の熟成には、温度だけではなく湿度の年内変動も　　重要に関わっている。こういった温度、湿度変動は　　周囲の森林生態に強く影響を受けるので出来るだけ　　保存していきたい。また森林帯のマイクロフローラ　　（の乳酸菌？）がウォッシュ生成に関与しているの　　で大事にしたい・・・みたいな事だったかな。2.白州蒸留所では、発酵酵母にもこだわっている　　蒸留に用いるウォッシュ生成時に使われる発酵酵母　　によって、最終的に生成されるスピリッツに含まれ　　る香りの複雑さ（特に硫黄化合物）に差が出るので　　この研究は大事だ・・・　　でも、この説明の時、香りの複雑さの指標となった　　三硫化物（ジメチルトリサルファイド：ＤＭＴＳ）　　恐ろしく臭い（卵や玉葱の腐った匂いの主成分）し、　　本当に硫黄化合物で匂いの複雑さ、評価できるのか　　なぁ・・・今度学会でサントリーの人に聞いてみま　　すｗといった所でしょうか。ほとんど意識朦朧としたまま、テイスティングタイムに突入です（これでいいのか・・・）さて、テイスティングの細かなポイントは、shibuya8604さんのサイトを参照してもらうことにして、以下は素人Ｄａｎｎｙの所感を・・・【白州原酒】　shibuya8604さんのサイトによると、「エステリー」というタイトルがついております。なぜかボクのメモ帳には「白州原酒」とあります。寝ぼけていたんですね(o_._)o ドテッ　まずストレートで頂くと（ノージングデータがない（＾＾；）苦味、そしてなぜかマヨネーズの風味を感じる。モルトからマヨネーズを感じたのは産まれて初めて。そのせいか一度マヨネーズを感じてしまうと、なかなかその風味が消えません。加水するとクリアなエステル香が湧いてきます。更に酸味とウッディーさが出てきて、最後にバニラ様の甘い香り。【シェリー（樽熟成）】　これは明らかなシェリーのトップノート。でも、やっぱりマヨネーズを感じてしまいます。多分硫黄系の香りと酸の香りが混じってマヨネーズに感じてしまっているのでしょう。よくシェリー樽モノにある硫黄臭とはちょっと違うようです。加水すると個性が消えて（とメモにある）、甘み、オイリーさが残ってまったりとした味わいになるようです。【スモーキー】　「スモーキー」と銘打ってありますが、それほどスモーキーさを感じません。酔っ払っていたせい？でもshibuya8604さんの所にもそう書いてあるので、間違いないでしょうｗ。それくらいしかメモにありません（＾＾；【１８年熟成】　ここに至っても、どうしてもマヨネーズの風味が外れないようです。たださすがに完成度は高く、エステリーでシェリッシュ。また、他の樽ではあまり感じなかったリンゴ様の甘酸っぱい美味しい風味を感じます（ま、これもエステリーといえばエステリーか）。といった所です。でも、なんで「マヨネーズ」を強く感じてしまったんだろう？？？他のＭＣや試飲では感じなかったので、単に体調の問題だけではないような気がします。ＤＭＴＳの話を聞いてしまったので、感覚がそこに引っ張られてしまったのかもしれませんね。

2006.02.15

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