☆よって件のごとし・宮部みゆき
三島屋変調百物語八之続
・角川書店
・2027年7月27日 初版発行
人は語る。生きていくために。
江戸は神田の袋物屋・三島屋で行われている、風変わりな百物語。
二代目の聞き手となった富次郎は、語られた話を墨絵に封じ込めることで聞き捨てとしていた。
年齢不詳の男が語る、虻(あぶ)の呪いから姉を救うため神々の賭場で下働きをすることになる「賽子と虻」
兄の女房について妹が語る「土鍋女房」
そして、おちかの出産を目前に、百物語を休止することにした富次郎。
最後の語り手に選んだ夫婦が〈ひとでなし〉について語る「よって件のごとし」
胸の内には納めておけぬこの世の業を語るため、人は黒白の闇を訪れる。
(帯の文章をお借りしました)
「☆1つ」
宮部みゆきさんの本は大好きですが、このシリーズもそろそろネタ切れでしょうか。
一応最後まで読み通しましたが、私には全く面白くなかったです。あくまでも個人の感想です。