真夜中のボウリング大会
本日の歓送迎会は、なぜかすっかり夜も更けてからの2次会がボウリング大会であった。全国に店舗展開しているここのボーリング場は、「マイボール」を1,980円で買えるというのが結構評判を呼んだらしいが、以前ここの2代目の若い社長の話を聞いたときに、マイボールを売るのが目的ではなくて、中国工場で激安で大量に作ったマイボールを撒き餌にして、常連の会員客を増やすためにやっているのですよ、と言っていたのを思い出した。それはまぁどうでもいいのだが、ボーリングをするのは実に5年ぶりぐらいである。自分の中でのボーリング全盛期はおそらく高校生時代だったと思う。当時のスコアは四捨五入で200点近くまで行ったこともあったが、それ以降はせいぜい130点ぐらいに低迷している。この日は、宴会の2次会でアルコールが大量に入っているせいか、自分の意識とは全然違う方向に球が進んでいくのが大いに幸いし、前半戦からストライクやスペアがバコバコ出るので「おぉ、これは250点ペースかも」などと思っていたら、後半になってくると徐々にちゃんと自分の投げた通りにガーター連発となり、終わってみればいつもと同じ低級レベルのスコアであった。それにしても、いまだに自分に適したボーリングの球の重さとサイズの選び方というのはさっぱりわからんので、いつも適当にその辺にある球を取って来てうりゃっと投げるだけであり、そういうことで良いのかというのは多少気になるところである。もひとつついでにいうと、ボーリングの球というのは不特定多数の人間が握ったりさすったり指を入れたり噛んだり舐めたりしているためか、いつもなんだか非常にベタベタしていて不快である。いちばん良いのは、毎回来るたびに1,980円の新品マイボールを購入して、終わったらそのまま店に捨てていくというスタイルが、きっとエグゼクティブなオトナの選択なのである。できないが。