律子からのプレゼント---------!!
ピアノの蓋を開けたら、そこには青い色の手編みの手袋が・
「え!?」
戸惑う薫。
これは自分が受け取っていいものなのか。
だが、自分は一度振られている身。
変に期待してはダメだと、自分を戒める薫。
昼休み、購買で星児と遭遇した薫は、百合香の駆け落ち話を聞かされる。
しかも、すでに千太郎はそれを聞いているとのこと。
一体どんな気持ちでその話を聞いたのか?
思わず駆け出す薫。
果たして千太郎は百合香が描いた、自分をモチーフにした絵の前にいた。
だがそこへ、なんと県知事賞まで採ったその大きな絵画を外しに来た生徒が!!
なんでも不祥事を起こした生徒の絵を飾っておくことは出来ないんだとか。
大切な絵だという薫をからかう生徒。
それを、むしろ千太郎はもってってくださいと頭を下げたのだ。
別れは告げたという千太郎。
どうやら千太郎の方が立ち直りは早かったようで・・・。
帰り道、思い切って薫は千太郎に誰かに毛糸の編み物をもらったかと問う。
すると、もらったと答えた千太郎。
あぁ、やはり律子は本命は千太郎で、余ったから薫に手袋をプレゼントしたのではないのか?
落ち込む薫。
だが・・・どうやらそれは、幸子にもらったリリアンだったよう。
そう、手袋は薫にだけのプレゼントだったのだ!!
嬉しさをこらえきれず、初めて手を通したその手袋は・・・あったかかった。
すると、道端に落ちていた雪で突然雪合戦を始めた千太郎!!
薫もすぐさま応戦!!
すっかりやんちゃ坊主がふたり~♪
でも、その雪玉が律子にぶつかりそうに!!
思わずそれを庇った薫。
目の前に広げられた青い手袋をした薫の姿に驚きを隠せない律子。
「これ、すごくあったかいよ、ありがとう」
照れながらそういう薫に、嬉しそうに微笑む律子だった・・・。
だが、もうすぐ3年生になる3人。
今度のクラス替えは成績順になるそうで、進学組の薫はトップクラス、律子も一応進学組だけど、クラスは違うだろうと。
で、のんきな千太郎は、自分は進学できるかすら怪しいだって(^^;)
そこで千太郎のため、薫は必死に勉強を教えることに。
「絶対に落第なんかさせない!!」
わお!!
本人より必死になってる薫がめちゃいいわぁ♪
一緒に学校に!!
その想いが強いんだろう。
弟妹たちの事を考えると、千太郎のことだから今すぐ働きたいとか言い出すだろうし。
でも、その弟妹たちと一緒に遊んでるときの千太郎は、本当にいい顔してる。
だがその時・・・なんと下の妹が、薫の膝の上でお漏らしをしてしまったのだ!!
仕方なく千太郎の家のお風呂を借りることになった薫。
だが、出入り口がふたつあるその変わったお風呂につかっていると・・・なんとそこへ律子が!!
石鹸を届けに来たようで、確認もせずに声をかけて入ってきた律子に、驚いて何もいえなかった薫。
律子の悲鳴が響き渡る!!
どうやらこのお風呂、律子のところと、千太郎のところで共同で使っているそう。
だから2箇所の出入り口があったのね。
もう少し早く手袋を渡せばよかったという律子。
・・・いや、悲鳴上げたくらいだから、てっきり逃げ出すと思ってたんだけど、風呂に入ってるところ、背中向けてるとはいえ、そこに留まるとは意外だったわ。
律子、結構大胆だなぁ(^^;)
「ねぇ、律ちゃんはなんで俺に手袋くれたの?」
千太郎が好きだと思っている薫にはごもっともな質問。
「なんで、あいつじゃなく、俺に?」
質問に答えもせずに家に戻って行く律子。
薫もまた律子の気持ちを測れずに、髪を拭いてくれようとした千太郎の腕を「やめろよ」と振り払ってしまったのだ!!
なんとか繕って明日と言い残し、家に戻って行く薫ですが・・・。
「どこかで引っかかっていたんだ。
律ちゃんの心に、まだあいつがいるんじゃないかって・・・」
翌日、風邪を引いて高熱で学校を休んだ薫。
2,3日休みが続いて心配な律子ですが・・・お見舞いにもいけなくて、地下で「いつか王子様が」を指一本で演奏しているところへ千太郎が。
付き合って欲しいといわれてやってきたのは・・・薫の家。
だが、ここまできても千太郎は見舞い品のバナナを律子に託して、帰ってしまったのだ。
その様子を窓から見ていた薫。
見舞いは嬉しい。
心配かけてゴメンという気持ちもある。
でも、なんで一緒に来なかったのか?
所詮自分は敵わないと咳き込みながらつぶやく薫。
うわ!!
かなりウザイ自己完結タイプ(><)
でも、すまぬ!!
腐女子にはこれ、完全に薫の千太郎への告白だったわ!!(わはは)
だって、ガタイがいいとか、顔も時々はっとするほど男前とか・・・告白意外何者でもないでしょ(><)
ご~め~ん~!!(わはは)
「律ちゃんは俺なんかより、あいつといる方が・・・」
「もうやめて!!」
律子はもう聞きたくないと帰ると言い出す。
だが最後に扉の前で律子は薫に背を向けたまま問う。
「薫さんはうちの事嫌いになったと?
それとも・・・ただ、自信のなかけん、うちば遠ざけようとすると?
薫さんがうちに自信持てって言うてくれたとよ。
そのおかげでうち、何回も救われたとに。
薫さんの自信のなかとこ見とったら、うちまで自信なくしてしまいそうよ・・・」
そういい残し、去ってしまう律子。
今まで自分は何をしてたのか?
慌てて体力が落ちた身体を引きずって、表へと向かう薫。
律子を止め、その身体を抱きしめ大声で告白し始めたのだ!!
「好きだ。
俺は律ちゃんが好きだ!!
好きだ!!好きだ!!
律っちゃんを好きな気持ちは誰にも負けない!!」
そして、またもキスをしようとした薫だが・・・風邪がうつると心配する薫に「うつってもよか」と答える律子。
ふたりの距離が縮まり・・・今にも唇が触れようとしたその時。
薫はついにブラックアウトして倒れてしまったのだ!!
またも熱が上昇。
崩れ落ちた薫を前に焦る律子。
そんなふたりを見ていたいとこのまり子は「凄いもの見ちゃった」と面白がるのだった・・・。
で、あっという間に夏!!
早っ!!
でも、あれからコレと言った進展もない薫と律子。
「触りたい」
わはは!!
欲望垂れ流し!!
悩む薫の前に、律子がオリンポスからの挑戦状だと、学校新聞を見せてくれたのだ!!
そこには、今年の文化祭の主役は自分達が奪うと宣言し、ジャズは時代遅れ、今からはロックの時代だとの星児のインタビューが。
すると・・・何を演奏するか。
いきなりスイッチが入ったように選曲をする薫と千太郎。
そんなふたりを見て、めちゃ嬉しそうな律子。
だが・・・川渕家に手紙が届く。
それは、ずっと出稼ぎに行っていた父から。
どうやら明日家に戻ってくるのだとか。
これで家族一緒に暮らせると、大喜びの弟妹たち。
だが・・・複雑な胸中を隠せない千太郎。
そして・・・幸子もまた怖いと、ひとりで公園にいたところを薫に発見されてしまう。
家に居場所がないと言っていた千太郎。
心配になった薫は、送るついでに千太郎の様子を見に行くことに。
酒びたりの父を覚えている幸子には、どうやら出稼ぎ先で父は酒をやめたという話を聞かせて、安心するように伝える千太郎。
だが、薫が心配なのは、幸子ではなく千太郎の方。
「ボン、余計な心配はすんな。
おいは大丈夫やけん」
そう言って肩を抱き寄せ、頭をぐりぐりする勢いの千太郎ですが・・・。
明日は練習へくるか?
背中を向けたまま、おおと答える千太郎。
「やっぱおいは、お前とセッションしとる時が、一番楽しかばい」
そう言って家に入って行った千太郎。
不安が募る薫。
そして、翌朝--------。
荷物をまとめ、ハトを空に放った千太郎。
「ボン、嘘ついてすまん。
文化祭、おいも楽しみやったし、出たかった。
りっこのことよろしくな、元気で----------」
そして、千太郎は、何も言わずに、姿を消してしまうのだった-----------------。
うぉぉぉぉぉ!!
千太郎(><)
それが彼の選んだ答えなのか。
寂しすぎる。
大切な家族、兄弟、律子や、薫にまで内緒で・・・。
彼は一体どこへ消えてしまったのか?
そして、薫と律子はどうなる。
折角思いが通じ合ったのに、千太郎がいなくなったら、ふたりで・・・というのも考えにくい話だろう。
あと2話かぁ。
どう纏めてくれるかなぁ。
すごく気になる。
それぞれの選択が迫られた3年生の今。
彼らの行方を見守りたい。
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