慎也の決意--------!!
ドローンに行く手をさえぎられ、宜野座でもそれ以上の場所への立ち入りを禁止されてしまった槙島輸送機の墜落区域。
そこへ現れたのは--------禾生局長!!
うわ、マジで身体のスペアはいくらでも・・・状態なんだね。
では脳も藤間のまま?
あれで脳は無事だったって話なのか・・・こうなると完全不死身って事になっちゃうけど・・・別人なのかしら。
厚生省の手引きがあったとしか思えないと、槙島の逃走を説明する禾生。
そして、再度一係に槙島の捜査を命じるのだが・・・それでは納得出来ない宜野座。
だが、禾生は秀星の逃亡の捜査が行き詰っている現状で、汚名返上のチャンスだというのだ。
これでお互いウヤムヤにしてしまえばというのだが・・・。
さらには慎也をこの捜査から外させろと言うのだ!!
槙島の身柄確保の安全性を考慮して・・・というその命に、慎也は不審感しか沸かない。
何故人手が必要なこんなときに槙島の再犯より、身柄を優先させるのか?
その意味が分からない。
しかも局長が直々に名指しする事の不自然さ。
「そいつはもう『逮捕』とは言わない。
身柄の保護、とでも言い直すべきだろう。
上の連中は槙島を裁くつもりはない」
また捕まえたとしても、局長はきっと槙島を別の扱い方をするのだろうと推測する慎也。
槙島は自分たちも知らないシビュラシステムの存在全容を知ってしまった。
犯罪者の言葉を信じるなという宜野座。
だが、槙島はシビュラシステムを操る者と交渉したのだと確信。
輸送にヘリを使ったこと。
同乗していたのがドローンだけだったこと。
だが、現場から運び出された遺体は誰のものだったのか?
記録からは消去されているというそれ。
槙島の事に関しては不審な事ばかり。
シビュラで裁けない人間がいるという事を上層部は消したがっている。
部屋を出て行った慎也を追った朱。
慎也はそんな存在がいて悔しくはないのかと朱に問う。
「悔しいです。
でも・・・正義の執行も、秩序の維持も、私はどっちも大切だと思います」
前回の暴動で分かったという朱。
では、どうすればこの混乱が収まるか?
法廷で裁く。
過去の事例に頼るしかないという朱。
だが、そんな気の遠くなるようなことをしなくてもよかったのだ。
「あの時、槙島を殺しておけばよかった」
自分がとどめをさせばよかったという慎也。
朱には出来ないことも、執行官の自分になら出来る。
だが、それでは殺人犯が2人になるだけだという朱。
「犬ではなく刑事として働きたい」
慎也がそう言ったかから朱はこの仕事をやめずに済んだ。
「これからもずっと『刑事』でいてくれますか?」
約束して欲しいという朱。
慎也はそれにため息交じりに「ああ」と答えるのだった・・・。
一方、今回の事は流石の宜野座にも納得いかないもの。
どうすればよかったのか?
答えを珍しく征陸に求める宜野座。
それだけ彼も参っているという事なんだろう。
正義に迷いが生じた瞬間。
自分で考える。
宜野座もこれで本当の意味で人間らしさというものが生まれたのかもしれないね。
征陸は言う。
「正解はない。
あるのは妥協だけだ」
だが、落ち込む宜野座に征陸は身を守れと忠告。
この1件は宜野座の手に余る。
だから、転がす側でもなく、転がされる側でもなく、ボールになれというのだ。
それが一番傷つかないで済む方法なのだから・・・。
低い方へ転がされる役立たずに徹すればいいというのだ。
酷いアドバイス。
でも、征陸なりの親としての言葉なのだろう。
傷ついて欲しくない。
それは当たり前の感情だろうから。
だが、それでも宜野座は槙島を捕らえる上で、慎也の戦力は欠かせないと考える。
「刑事のカン」
慎也のそれは槙島に関しては恐ろしいほど鼻が利くのだから。
ではどういう口実をでっちあげるか?
そこで宜野座が考えたのは2係との執行官の交換。
槙島捜査に関わらせるなというのなら、2係に移った秀星の捜索に執行官を交換して参加させようという手段。
なるほど。
手が足りない今、慎也を捜査から外すより、マシな言い訳にはなるわけだ。
2係の方も秀星の失踪に関しては不自然な面が多いと判断しているようで、宜野座の提案に乗ったよう。
だが・・・慎也が2係の監視官と共に外へ出ようとしたその時、ドローンが慎也を取り囲んだのだ!!
そこへ禾生が!!
宜野座に墓穴を掘る説明はいいので、この局面をどうするのか?
態度で示せと言ってきたのだ。
慎也にドミネーターを向ける宜野座。
犯罪係数は執行対象外。
なのに、禾生が宜野座の手に触れたその時、ドミネーターが変形したのだ!!
驚きを隠せない宜野座たち。
慎也の顔にも驚愕が。
「さぁ、宜野座くん。
君の責任者としての采配を、情に流されない決断力を私に見せてくれないか」
宜野座、どうする!?
その時、慎也を撃ったのは------朱!!
パラライザーモードで慎也を眠らせたのだ。
犯罪係数300以下なのに、エリミネーターに変形した宜野座のそれ。
そのドミネーター故障してますよと、淡々とメンテを勧める朱。
いざというときの朱の判断力と実行力はすごい。
これで宜野座と慎也、両方を救ったのだから、たいしたもんだ。
その功労者は目を覚ました慎也の隣で椅子に座って眠っているよう。
やってきた志恩が起そうとしたのだが、慎也はそれを止める。
ひよっこだった新人がどんどんタフに成長して行く。
それは嬉しいけど、寂しさも感じてしまう。
だが、慎也はこれから朱はもっとタフになると笑みを浮かべる。
そして、志恩が管理していたあのヘルメットを借りることに。
一体何に使う気なのか?
公安からは出さないという条件で・・・慎也は自由に動き回る為の手段を得たわけだ。
これでドローンも慎也だという認識をしないだろうからさ。
ただしリミットは、シビュラシステムがヘルメットに対応するまでの6日間だけのよう。
まずは征陸の元を訪ねる慎也。
どうやら征陸は槙島の事件の資料を全部読んだよう。
整理されたそれ。
肝心な部分はいつでもちだせるそれに感心したよう。
何故そんなに槙島にこだわるのか?
「お前が許せないのは悪か?それとも槙島自身か」
どっちも違うと答える慎也。
ここで諦めても、いずれ槙島を逃した自分を許せなくなってしまうと言うのだ。
慎也らしい答え。
そんな慎也に征陸はセーフハウスの鍵を渡す。
朱には何も言わずに行くのか?
あわせる顔がないと慎也は言うけれど・・・気持ちの整理はさせてやれとアドバイスする征陸。
そこで慎也が朱に残した手紙。
そして翌朝、慎也はヘルメットを被り、公安局を出て行く。
「すまない。
俺は約束を守れなかった。
誰かを守る役目を果たしたい。
そう思って俺は刑事になった。
だが、槙島の存在がすべてを変えた。
あの男はこれからも、人を殺め続けるだろう。
なのに法律では奴を裁けない。
俺は刑事でいる限り、あの男に手出しが出来ない。
今度の一件で思い知った。
法律で人は守れない。
なら、法の外に出るしかない。
常守 朱。
あんたの生き方は間違いなく正しい。
俺に裏切られたからって、そこを見失ってはいけない。
俺はあくまで身勝手に、自分の意地を通すためだけに、あんたと違う道を選んだ。
これが過ちだと理解はしている。
だが俺は、きっと間違った道を進むことでしか、今までの自分と折り合いが付けられない。
許してくれ・・・とは言わない。
次に会うときは恐らく、あんたは俺を裁く立場にいるだろう。
その時は容赦なく務めを果たせ。
信念に背を向けてはいけない。
ほんの一時だったが、あんたの元で働けて幸いだった。
礼を言う----------」
「バカ---------」
EDの入り方が秀逸すぎだ(><)
歌の途中での慎也の手紙。
朱のバカと堪えた涙から続くサビが最高の演出だったねぇ。
かっこいいなぁ。
ここのスタッフのこだわりは本当凄い。
朱は慎也がこうなることを予想していた。
だからあの時、刑事ていて欲しいと願ったのだ。
だが・・・もう彼を止めることは出来ない。
慎也は槙島に対してどうするのか?
なんか最後が怖い。
2人とも・・・生死不明とかってオチ?
願わくばまた一緒に刑事として・・・と夢を見るけど、この展開だとラストは切ないものになりそうな予感だよなぁ。
ううう。
今回は作画がアレで、ちょっと大変だったようですが、これも完全版だとどうなるか楽しみな所。
こりゃやっぱDVD買って行くしかないかなぁとか思い始めた。
後4回。
行方を見守りたい。
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