ついにその日を迎えた八軒-----------!!
豚丼との別れ。
やっぱり切なくなったお話だったなぁ・・・。
殺して食べる。
それが当たり前だと思ってた八軒のクラスメイトたち。
だが、八軒が一生懸命豚たちの面倒などを見る姿を見て、改めて食用のあり方を考えることになってしまったというのだ。
当たり前すぎて忘れていた事。
八軒はバカだといいつつも、大切な事を思いださせてくれた八軒に敬意を示しているのだ。
でも、やはり情が移れば、それだけ別れがつらくなる。
その結果だけは変わらないのだ。
まゆみは人懐っこくなってしまった豚たちが食べられなくなったらどうするのかと、責任取ってよねといいつつ、悪い気はしてなさそう。
でも・・・そんな二人を見ていた
常盤が大きな勘違いっ!!
責任を取るだとか、真剣に考えてるとか言ってる八軒の言葉を、二人の付き合いだと思ってしまった
常盤は「誰にも言うなよ」と前置きして皆に二人がそういう関係なんだと言いふらしてしまったのだ!!
あ~いるよね、「ここだけの話」とか言いながら色々吹聴する奴(^^;)
噂はあっという間に広がり、知らぬは当人ばかりという状況。
八軒もまゆみも自分たち見る視線と変な空気があることに気づいたようだけど・・・。
そして先生に呼び出しを受けて初めて噂を聞かされ、
二人してなぜそんな話になっているのかと、全力で唾飛ばしながら否定!!
ま、エゾノーに入ってそんな余裕あるはずないだろって話だよな(^^;)
例によって常盤が単語だけを拾って盛大な勘違い。
強制労働3日追加の刑を受ける常盤でした。
ちゃんちゃん♪
それでも生ぬるいわと憤慨の八軒。
そして今日も豚舎へ向かうのだが・・・。
なぜか豚たちが騒々しい鳴き声をあげていたのだ。
どうやら餌をもらえてないらしい。
そこへ現れた富士先生。
告げられた言葉は、解体の際、清潔に保つため、胃の中を空っぽにしておく必要があるというのだ。
そう、豚たちは、明日が出荷決定----------。
ついにやってきたこの日。
寂しさと落胆が隠せない皆。
八軒は思わず
「俺、買います」と言ってしまう。
相場3万。
だが、買ってどうするというのか?
ペットのようにかわいがるというのか。
餌は?
場所は?
問い詰められる八軒。
だが、
八軒が「買う」と言ったのは「飼う」ではない。
肉になった豚丼を「買う」と言っているのだ!!
夏休みのバイト代。
それを豚丼を買う金にするという八軒。
富士は「売った」というのだった。
翌朝。
眠れない夜をすごした八軒は、早朝から豚丼たちの世話をしに豚舎へ。
毛をすいてやると、嬉しそうな豚丼が、八軒のシャツを咥える。
いつもの光景。
順番を待ってろと豚丼を持ち上げようとしたが・・・もう重過ぎて持ち上げられなくなっていた。
子豚の豚丼は軽々持ち上げられ、餌にありつけなかった時は、八軒が面倒をみてやった。
なのに・・・今はもう。
思い出される豚丼との思い出。
顔。
「みじかいよな、お前たちの命・・・」
そして業者に連れて行かれた豚たち。
最後に豚丼に触れようとした八軒。
だが、豚丼は少しさびしそうな顔をして、自ら車へ乗り込んでしまうのだった・・・。
伸ばした手が宙で止まる。
でも、最後に言わずにいれなかった。
業者の男性に頭を下げた八軒。
「よろしくお願いします」
八軒はその後、豚舎を徹底的に掃除。
もうここにいない豚たち。
流した泡と共に消えてしまった命・・・。
音楽ともあいまって、涙だったわ。
蝉の死骸がまた物悲しかったね。
友人たちは落ち込む八軒をなんとか慰めようとするのだが・・・。
なかなかうまくいかない。
先生たちも八軒の事情を聞き、うまみ成分の授業を時間外でしてくれたりと、皆がそれぞれの形で生と食について考えてくれる。
だが、このタイミングで、
次の授業は家畜が屠畜場へ運ばれて行く過程から、肉になるまでの映像を見るというのだ。
強制はしないという先生。
だが、八軒は立ち上がり、視聴覚室へ。
仮死状態にして血抜きする・・・。
血が苦手な相川も頑張って視聴したけど・・・なかなかにしてグロッキーな映像だったようで、八軒よりぐったり。
だが、屠畜場の解体をする人たちは、あの短時間でこのさばきができるということは、それだけ家畜の事がわかっているということ。
自分も獣医になるというなら、そこまで家畜たちの事をわかっていなければならないと、前向きに考える相川。
で、そこへ届いた昼食は・・・なんと牛丼!!
まぁ、なんというかもう嫌がらせな勢い。
肉、肉、肉。
そして・・・。
ついに豚丼が届けられたと富士から一報が入る。
豚丼から取れた51kgの生肉。
しめて約25000円分。
バイト代の袋から取り出したお金を払い、その肉をどうするか思案する八軒。
すると早速多摩子が相談に乗ると言い出す。
ま、もちろん顧問料を取るつもりのようですが(^^;)
ベーコンなどにするのも手。
だが・・・
豚丼!!
ま、さすがにこれはないだろって話だけど・・・そこへ炊飯ジャーを持ってきた奴が!!
早くしないと肉狩りにあってしまうと青ざめる八軒。
そこでベーコンを作る事にして稲田に教えを請う事にした八軒。
すべての過程をひとりでこなすという八軒に、稲田は大変だけど、その心意気を買ってくれたよう。
素手で擦り込みをするという八軒。
それが八軒なりの気遣い。
下ごしらえ完了。
これはかなりの重労働。
たくさん切ったり、つったりして絆創膏とシップだらけの手になってしまった八軒。
でも・・・これで少し吹っ切れたものがあったようで、笑顔が出たのだ。
ベーコンができたら買いたいという稲田。
もちろん八軒はお金などと断るが、それでは多摩子に怒られてしまうというのだ。
労働には対価を。
その申し出をありがたく受ける八軒。
ひどい手の有様に、八軒は自分は鹿を解体した時も思ったけど、料理人には向いてないという。
アキはでもその手を
「かっこいい手だよ」と言ってくれたのだ。
そして、匂いが少ないという貼り薬をくれたのだ!!
大感激の八軒。
愛を感じると大喜び♪
でも・・・
どうやら市販のシップの匂いは馬が嫌がるかららしい。
って、馬への愛情っすか!!(わはは)
でも、そんなアキの乗馬姿はやっぱり美しいのだ。
そして・・・燻製が始まった豚丼。
まゆみは燻製チーズ作りたいって、中島先生秘蔵のチーズを持ち出して一緒にやってほしいと言い出す始末(^^)
あぁ、建物の影から見ている中島先生の目が怖いっ!!
燻製の匂いと煙につられて皆が集まってくる。
その煙は・・・葬式に出る煙に似ている。
父の葬式を思い出すという駒場。
そっか。
確かにこれは豚丼の葬式なのかもしれない。
「おいしくいただくのが供養になる!!」
どんな屁理屈だっ!!
それは人間のエゴだとへこむ八軒。
でも、みんなその煙をじっと見つめている。
そのうちお腹が鳴ってしまう八軒。
その時、多摩子が豚丼の残りの肉を持ってきたのだ!!
これをベーコンにするなどもったいないと、そこで皆で焼肉開始!!
スカイツリー豚丼!!
ぎゃ~~!!(><)
肉を焼く音とか、食欲刺激される~!!
ご飯より高く積まれた肉!!
皆で八軒に感謝して豚丼を食らう事に!!
美味いっ!!
甘しょっぱいのは涙の生って事で。
ちゃんと豚丼を食べられたね。
おいしい。
そう感じられた事が八軒の成長の証。
買うと言ったときはどうなるかと思ったけど、肉を買うね。
しかもそれは自分が稼いだバイト代で。
いい金の使い方してると思う。
そこから八軒が学ぶべき事は多いだろう。
大きな一歩。
当たり前だった意識の原点に。
友人たちにも大きな刺激になった過程だったろうに。
涙だったなぁ。
演出込みで今回は一番の山場だったと思うね。
イイハナシでしたわ。
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