What color-------?
目を覚ました酒々井。
だが、身体も頭部も自由は奪われた状態。
手はドミネーターを構えたまま包帯で固定されていたのだ!!
思い出すのは・・・自らの手を使って、執行官に向けてドミネーターを発動させられた事。
思わず悲鳴を上げた酒々井。
しかも酒々井の右眼は-----鹿矛囲により抉り出されていたのだ!!
それが目の前でポッドに入れられ飾られていたのだ。
すると穏やかに、時に興奮状態が色相を浄化する事があると語りだす鹿矛囲。
眼を失い、パニック状態に陥ってしまった酒々井の犯罪係数が上昇する。
だが、鹿矛囲は自分には『監視官の眼』が必要だったからと詫び、今から色相をクリアにしてしてあげると、彼女の頬に触れて優しく囁いたのだ。
事件の度に曇るか心配な色相。
いつ執行官に狙われるかわからない不安。
酒々井に理解を示す鹿矛囲。
「君を縛り付けているのは、君自身だ」
彼女の強さを認め、酒々井の口に指を突っ込み、噛ませ、血を流させたのだ!!
君自身から、シビュラから解放するという鹿矛囲。
「思い出すんだ、忘れてしまった本当の自分を---------」
そういわれた酒々井の犯罪係数は、150超えを示していたのに、あっという間に正常値へと下がったのだ!!
「僕の名前は鹿矛囲桐斗。
君はこの世界をクリアにしたい。
限りなく透明に------」
これは無邪気な顔をした悪魔なのか。
救いの天使なのか--------。
シビュラの眼に映らない透明人間、鹿矛囲。
彼は一体何者なのか。
監視官の眼を奪い、酒々井を取り込み、何をする気なのか。
さて、朱の部屋に書かれた壁の落書き。
『WC?』
侵入者はいなかった。
では朱が自分でこれを書いたのか?
美佳は完全にそう思ってるようで、セラピーを受けるべきだと主張。
・・・本当イヤな奴(><)
だが、スキャンデータに不審人物はいない。
これでは朱がやっていないという証明をすることも難しいという事。
宜野座も朱を疑っているのか?
これは判断しかねているという話だろうな。
朱を信じているからこそ、それを証明できない以上、説明も納得もできないのだから。
で、美佳はすぐに朱のサイコパスを調べてるあたりがめちゃムカツク(><)
東金は一人で気になる場所を捜索しだしたよう。
それを咎める美佳に、東金は言う。
侵入者はいない。
だが、朱が正気を失ったとも考えにくい。
「二つの可能性が等価なら、
執行官は監視官を信じるべきだ」
今の朱には何よりの援護。
いいこと言うねぇ、東金♪
公安局へ戻る前に、隔離施設へ向かい、そこに収容されている雑賀を訪れる朱。
あら、雑賀ってばこんな所に!!
気分が悪いと帰る美佳。
彼女はサイコパスを他人に濁らされるのを恐れ、出来るだけ関わらないようにと動いたようで。
そんな行動にも理解を示す雑賀。
でも、朱はそういうものかと、あっけらかんとしたもので、色相が濁るとか全く考えてはいないよう。
自分の中の絶対的クリア領域を信じているのだ。
だから雑賀も信じられる。
そんな朱を変わり者だと言って、一緒にコーヒーを飲む二人。
「私は正気に見えますか?」
自分以外誰にも書くことができないメッセージの話を聞かせる朱。
そのすべての判断を雑賀に委ねたのだ。
彼以上に適任者はいないからと。
あのメッセージの答えは「What color?」「何色か?」という意味。
だが、色相など簡単にチェックできるではないか。
何故わざわざ犯人は色を問うたのか?
そもそもこれは誰に対するメッセージなのかという事。
現場の人間か。
公安か。
「あるいは・・・」
「自分への問いか」
現場の監視官以外は書いた人物がいない以上、透明人間の仕業としか思えないのだ。
監視官の失踪。
あるはずのないメッセージ。
この捜査を進めたいと願う朱は、最後の頼みの綱として彼を訪ねたよう。
「先生しかいないんです!!」
起こった事実は、壁のメッセージ。
喜汰沢の下がった犯罪係数。
逆に想像の事例は、スキャンをかいくぐり、メッセージを書いた人物の存在。
そして--------『鹿矛囲』の存在。
雑賀曰く、これは「悪魔の証明」
今の時点で、透明人間の存在を証明する方法はない。
だが、いないと断定もできない。
そこで朱は、透明人間はいると証明できたらいいのかと詰め寄る。
酒々井が未だ独走扱いで行方不明なのが気になるのだ。
慎也の件で自責の念から自らここに入っている雑賀だからこそ、朱は頼れるのだ。
「わずかな可能性でも手を尽くす事の価値を知っている。
先生はそういう人です」
その頃、疲れている青柳に酒を勧める宜野座。
もう彼は機械の腕を隠さないようで。
って、宜野座ってば、脱いだら凄いのよ~♪なんだ(≧▽≦)
結構筋肉あるから驚いたわ。
執行官になって鍛えたか。
監視官を10年勤めれば厚生省のポストが待っていると信じていた青柳。
だが・・・人生はどこで狂ったか?
ま、それは宜野座も同じ。
慎也を逃がそうとした時か。
逃亡する執行官を撃った時か・・・。
気持ちと責務は交わらない。
そういう事もある。
ふと思う事があるという青柳。
執行官を撃った時、心の中にできた蓋。
喜びも悲しみも、一定量まで行くとその蓋に引っかかり、それ以上溢れてこない。
蓋の外側でどこか冷めた目で見てる自分を感じるというのだ。
だが、ドミネーターを手にしている時だけは、その蓋が外れかける気がする。
それを止める理性がある。
その理性こそが、青柳を『監視官』たらしめていると-----------。
なのに、喜汰沢を撃った時、気分がよくなりかけたと告白する青柳。
ヤバイという自覚はある。
でも・・・。
「今の私にはこの仕事しかない」
もっと早く一緒に酒が飲めたらよかったわねと言って去って行く青柳。
それに苦笑する宜野座。
「昔の俺なら、酒など飲まなかったさ・・・」
だが青柳が部屋を出たその時。
酒々井本人から通信が入ったのだった---------。
そして朱は現状を美佳と一緒に局長へ報告に行く。
業務は疎かにしないから、この件の調査を1係に優先にしてほしいと申し出る朱に、許可を出す局長。
美佳を下がらせ、二人だけで話がしたいという局長に、不満げな表情の美佳はそれでも退出。
美佳がいなくなった途端、対等な立場で話をする朱。
「シビュラに認識されない人間は存在するの?」
存在しえないと否定する局長。
どうやらシビュラは、この問いで、朱の考えを読んだよう。
では朱は正気ではないのか?
そう考えるのが通常の判断。
だが、サイコパスがクリアな状態で正気を失う事があり得るのかという興味も沸いたようで。
「勝手に観察者を気取ればいいわ」と捨て置く朱。
だが、去ろうとする朱を止める局長。
そして、東金の状況を逐一報告してほしいというのだ。
なんと、東金は観測史上最高の犯罪係数をたたき出した人物だというのだ!!
つまりシビュラにとって、またとないサンプルなわけか。
そんな話を聞かされても動じない朱。
そして、一係に戻った朱は、皆に協力を求める事に。
ま、宜野座には朱が一番気にしているのは透明人間の事だろうとお見通しだったようですが。
業務の範囲内で収めろとアドバイスしたものの・・・それに従う朱でないことも宜野座は十分承知だったろう。
その時、エリアストレス上昇の警報音が鳴り響く。
出動する美佳。
弥生と雛河を同行させる事に。
・・・って弥生は六合塚さんってちゃんと敬称つけてるのに、雛河は呼び捨てかいっ(><)
分かりやすい奴だなぁ、オイ!!
しかも通り過ぎな、美佳は朱に告げる。
「鹿矛囲なんているはずがない。
いもしない犯人を追いかけていればいいじゃないですか、先輩は」
最悪~(><)
鹿矛囲がいたとして、なぜ執行官を殺し、監視官を誘拐したのか?
目的は?
メッセージの意味は?
どうして朱に目をつけたのか・・・。
のめり込み過ぎだと、朱の色相を心配する宜野座。
すると、東金がこの程度で朱の色相は濁らないと返したのだ!!
なんという信頼。
東金は完全に朱に従う道を選んだようですな。
そんな彼が最高犯罪係数を叩きだした事件とは何だったのか?
めちゃ気になるわ。
そして朱は、メッセージが残されていた現場に出動した爆弾解体ドローンに破損部がありメンテに回されてる事を突き止める。
なんでも内臓されいた衝撃吸収シートが外れていたというのだ。
だが、そんなものが自然に外れるとは考えにくい。
「まさか・・・」
一方、緊急セラピーを要する、増田代議士を訪ねる美佳。
雛河に命じて、代議士でも構わず連行する美佳は、自分が監視官としてこれは正しいと思っている。
だが、なぜ壬生局長も朱だけを特別扱いなのか?
納得できない。
だが、その代議士は突然「鹿矛囲を呼んでくれ」と、彼なら色相をクリアにしてくれるからだと訴えてきたのだ!!
困惑した声で、その話を朱に連絡する美佳。
やはり鹿矛囲は存在するのか--------?
一方、酒々井に指定された場所へ向かう青柳。
だがその時、突然初老の男性が受付の人間の首を締め上げ、薬では何も救えないと訴えたのだ!!
そして皆を救いたいと言い出す男。
すぐにやめなさいと叫び、ドミネーターを起動させた青柳。
だが・・・なんと、男の犯罪係数は23しかなかったのだ!!
トリガーをロックされてしまう青柳。
すると、男は自ら防犯シャッターを下ろし、この場を隔離してしまったのだ!!
「私はね、救世主になりたいんだ。
みんなを救いたい。
鹿矛囲のように------------」
そう言いながら、青柳に乗り上げ、彼女を殴りつける男。
何の感情も映さないような眼。
ボロボロになり、動きを止めてしまった青柳。
きっと彼の色相はクリアなままなのだろう・・・。
鹿矛囲のおかげで-----------。
彼はセラピスト?
まるで洗脳者のよう。
鹿矛囲の言葉を聞いた者は皆、冷静になる。
シビュラに受け入れられる正しい自分を思い出せるのだ。
では、鹿矛囲がシビュラシステムに引っかからない理由とは?
EDの絵が変わったね。
雑賀とか登場してる。
いやぁ。
色々気になる事ばかり。
鹿矛囲の存在がようやく前に出てきた事で、少し見えた面もあるので、今後も注目ですね。
何より彼の目的が気になる。
人々を我こそは救世主だと言わせ、色相をクリアにしたまま犯行を行わせることが出来る殺人鬼にでもさせるつもりなのか。
自分には色がない。
だから皆もそうしたいと思ったのか・・・。
犯罪者に見えない所がまた鹿矛囲の怖い所。
これは青柳も落ちるのか??
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第1話 第2話
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