期待はずれ?
昨日ブログを書いたんだけど、サーバーに繋がらずアップ出来ませんでした。(泣)いっぱい書いたのに・・グスン仕方ないのでまた書きます・・・。一昨日、教育センターでWISK3のテストを受けてきました。本来なら来月受ける予定だったんだけどね。このテストが難しくて、ほとんどチビの苦手分野でした。来年就学を控えてるのでテストもパワーアップされています。IQも出ました。結果から言うと88。前回の療育手帳再判定の時とあまり変わらないです。テストの内容は、「耳はいくつ?」「タオルは何するもの?」等、口頭で答えるものが殆ど。耳は2つと答えられたけどタオルに関しては「お風呂!頭!」と単語を言うのみ。言いたい事はわかるけどこれでは点はもらえません。「ウサギって何?」の問題では「耳が長くて~、ピョンピョン!」これは一点もらいました。耳が長いと言ったのが良かったです。でも「動物」と言ってくれたら満点の2点をもらえたんだけどな・・続いて口頭で「あめが5つあります。太郎君に1つあげました。よしこさんにも1つあげました。残りはいくつですか?」チビの回答、「2つ」聞いてるようで聞いていない。雑な部分が露呈する結果になりました。それから、「お隣の家から黒い煙が出ています。あなたはどうしますか?(火事と言わないところがミソです)」の問いにチビ、「消防車!家に水!かける!」これはギリギリセーフで点をもらいました。あと、「スーパーで買い物をしていたら財布が落ちていました。あなたはどうしますか?」の問いにチビ、「知らない人の財布・・・もらっちゃう」でした。盗人だって!あとはパズル。パズルと言っても色がついていないパズル。いつもは色の繋がりを見てパズルをしているんだけど、そのやり方が一切通用しない。リンゴのパズルと人体パズルが出来ただけ。あとは全滅でした。それから色あわせの積み木。これも最初の2、3回が出来ただけ。あとは全滅。それから形の中に記号がかいてあるものを、同じように形の中に記号を書いていく単純なテスト。まずやり方を説明してもらいます。三角の形の中に○がかいてあるので、三角の形が出てきたら同じように○を書く。星型には線が二つ・・等。形は全部で5、6種類ありました。しかし!練習のときに早くもつまづくチビ。図形が多すぎるようだ。これは時間を計ってどれだけやれたかという問題です。これまで担当の先生はチビのことをかなりいい感じで評価してくれていましたが、テストを始めて「あれ?何で出来ないの?」というような表情を何度かされました。(見逃していないぞ!)このテストでは「あれ?わかんない?」と聞いていました。期待を大きく裏切ってしまったんでしょうか?なんとか練習を終えて本番。なんとか時間内頑張ってくれました。あとは数唱と逆唱。そして類似問題。もうこれは悲しくなるほどチビの問題点が大きく露呈していました。例えば「タイヤとボール」と聞かれたら、似ている所を言います。答えは「丸い」か「転がる」チビは「赤い線」と答えました。もう何が何だか・・あとでわかりましたが、チビは類似がわからなくて、でも何か言っておこうと思い、庭でいつも使ってる野球のボールを思い出して言ったのです。野球のボールには赤い線があるので・・・この類似系問題もほぼ全滅・・・途中何度も軟体動物になりかけたけど、70分という長丁場を経てテスト終了。集計を出してもらいます。その日はチビを含め、3人の男の子が来ていました。保護者が先生とお話をする際は他の教員の方が子供を観ます。活発な男の子がいて、その男の子を必死に追いかける教員の方がいました。よく見るとその先生、昨年度長男が卒業したS中で校長先生だったんですよ!いや~、ビックリ!天下りして、いや失礼!定年退職されてこちらで今頑張っていらっしゃるんですね~・・簡単に挨拶をして、集計が出たので担当の先生とお話します。「難しかったけど、出来るかな~と思った問題もあったんだけど。」と先生。やはり、期待外れでしたか?すいません。あんなもんですよ・・問題とチビの答えの解説が始まります。「幼児問題5,6歳程度の知識問題は解けていたので、平均よりかなり上位にでましたよ」平均より上に出た問題なんてあったかしらね・・・?歳相応問題は、「耳はいくつ?」「火曜日の次は何曜日?」とかそんな感じです。就学児の問題が出来ませんでした。「一年間の季節を4つ言いなさい」「1週間は何日?」「一時間は何分?」「一週間は何日?」の問題では「一周回る」と答えたからな~、あいつ・・・瞬間的な聞く力は高いんです。「聞いてた?」と聞けば、「聞いてたよ」と答えます。「何て言った?」と聞くと、話の中に出てきた単語を言います。そこで安心してはいけません。単語を言ってもそれをどうすると言ったのかまでは聞いてないんです。今回それが大きくクローズアップされました。この問題点をどうにかしていかなければいけません。「もう問題はそこに標準を当てましょう」と先生。もちろん学習面の問題もあります。公文の算数をやっていますが、慣れたら国語もやらないといけません。公文の国語は、発達障害児に適しているそうなのです。発達障害児が最も不得意な副詞の使い方を徹底的にやるわけです。副詞を用いる場所が空白になっていて、そこを埋めるんです。教材も子供たちが普段読むような本から抜粋されるので入りやすいとの事。これらの学習面は家でやらせる事に。そして言葉の問題。単語と単語を結びつけて文章にすることが出来ないチビ。「単語を一生懸命出してはくるんだけど、ズドンとストライクには入らないんだよね。」これは療育手帳再判定の時にも言われました。どうしたらいいのでしょう?先生は「まず落ち着いて聞く力を育てること。焦らなくていいです。決して言語教室、言語療法を受けないでください」と言われました。今回口頭での問題が多かったのですが、一番子供の口から発して欲しい正解の言葉は「言語教室で覚えさせられる言葉」などではなく、「生きた子供の言葉、子供らしい言葉」だそうです。例えば、上で載せた「ウサギって何?」の問題で言語教室に通ってるような子供は「哺乳類」と答え、自閉の症状が強い子は「草食動物の一種で耳が長く後ろ足で跳躍をします・・云々」、図鑑に載ってる説明をそのままします。子供らしい子供の模範的答えは「動物」勿論、上の答えは正解です。確かに哺乳類だし、うさぎの説明を聞けばどんな動物なのか分かります。でも正解の「キーワード」には入ってないので、逆に「哺乳類」と言ってしまったらWISKテストではアウトです。点はもらえません。点をもらえるキーワードは「耳が長い」で1点。「動物」が2点で満点です。それ以外の答えを出したら×となります。普通級にいけるか特別支援なのか、テストの結果が85~100までの子はグレーゾーンだそうです。チビは88点だったので、グレーです。厳しいそうです。今回はっきり言われましたが、「普通級でやっていくには特別な配慮が必要なお子さん」と言われました。今までは幼稚園の様子を聞いて、「大丈夫じゃない?」と言われてきたんですけど現実は厳しいんだなとつくずく感じました。*********************************************************話は変わりますが。*********************************************************うちの園、発達障害児であさひ学園出身(?)の子供にはクラス帽子のてっぺんに目印をつけることいなっています。年少、年中、年長とクラス帽子のてっぺんにリボンをつけていました。ところがある日チビが言ったんです。「何でボクだけこんなのついてるの?」「お友達からヘンなこと言われない?」って・・・自分だけがつけていることを気にしはじめているんです。私はそれを聞いて「今すぐ外してあげたい!!」って思いました。園長に連絡して相談した結果、「目印は欲しいので、チビ君と相談して、チビ君が良いと思える目印に変えてあげてください」と言ってくださいました。早速リボンを外して、後頭部の下の方に車のアップリケをつけました。チビも喜んでくれました。成長ですよね。それにしても言葉の問題!大きいな~・・・