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Sep 1, 2006
テーマ：日本の歴史(1070)
カテゴリ：古代史レポート
ただ今広島から帰ってきましたー！
また一人ブログ仲間を作ってきました。 ほっさん 今日からブログデビューですんで、 みなさま、お見知りおきを♪ さて、昨日の続きです。 飛行機の中で今後の展開をつらつらと考えてたんですが、 話がどんどん膨らんできて、 どうもかなり長くなりそうです。 何回かに分けて書いていきますんで、 お付き合いの程、よろしゅう♪ 富本銭発見によって、 九州倭国・大和の境界線と考えていた 西暦７００～７０１年説が危うくなった素盞嗚氏。 原典回帰で、日本書紀の７世紀の辺りを もう一度精読してみました。 こんな記事が出てきました。（要約） 「天武２年（６８３年）４月１５日、 今日より以後、必ず銅銭を使うこと。 銀銭を使ったらいかんぜよ！」 こういう発令が出てるんです。 発掘された富本銭は上記の記事を根拠に、 ７世紀末の最古の通貨として報道されたんです。 この記事、ホントに史実性はあるんですかね？ こと古代史のことになると 妙に疑い深い素盞嗚氏、 まずはこの検証をすることになるんですが、 銅銭の前に銀銭があったと書いてあるんで、 「最古の通貨」ってーのはナンセンスですね。 まーこれは新聞社が阿呆なだけなんですが････ えー、実はこの記事のすぐ後に マコトに不思議なことが書かれてるんです。 「同年４月１８日（３日後） 銀を使うことは認めます」 こう書かれてるんです･･･ これはいったいどういうことなんでしょう？？？ 「銀銭」は使っちゃダメだけど、 「銀」はＯＫ！ うーん･････ いろいろ想像して、整理してみました。 １．６８３年、新しく「銅銭」を発行した。 ２．それまで流通していた「銀銭」は使えなくなった。 ３．「銀銭」を持っていた多くの人からクレームが出た。 「おいおい、そりゃーないだろ！ 俺が持ってる銀銭、どーしてくれるんだよ！」 ４．それに慌てた天武側は３日後に、 「ごめーん、じゃー『銀銭』はダメだけど、 『銀』そのものとして使うのはいいよ♪」 まー、だいだいこんなこったと思うんです。 国家の命令がたったの３日後に 訂正されて、妥協されている･････ こりゃー、異常事態ですよね。 よっぽど大混乱してたと考えられますよね。 しかーし！ この大混乱の記事にこそ、 史実性があると考えられませんか！ こんなアホな作り話を書くわけないですから。 要するにこの日本書紀の記事は真実！ １．富本銭は６８３年、天武側から 確かに発行された。 ２．それ以前には「銀銭」が流通していた。 この事実が導き出されちゃいました････ ううう、 揺らぐ素盞嗚説････ いや、まだまだ！ ここでの問題はもう一つ、 「銀銭」の実在を問う必要がある。 「銀銭」の実在は危ぶまれるようであれば、 この記事の史実性も疑われることになる。 ６８３年以前に銀銭は流通していたのか？ どうも九州倭国の素盞嗚説、 旗色が悪くなってきたような････ もうチット深く入っていきますぞ！ どぉすんのよ、オレ！ 次に期待だ！ ＳＥＥ ＹＯＵ ＮＥＸＴ ＴＩＭＥ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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