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テーマ:日本の歴史(1071)
カテゴリ:古代史レポート
知ってました? 一昨日、嬬恋で拓郎と かぐや姫が8時間のライブをやってたんですね。 実は31年前、素盞嗚少年15歳、 友達と見に行ったんです♪ 入場する時、係りのにーちゃんに、 「未成年者だけじゃ入れませんよぉ」 ゲッ・・・・ さーどうする! ここまで来て、帰るわけにもいかん。 ふと振り返ると、 大学生らしきおねーさまがお二人・・・・
「えーと、今日はおねーちゃんと一緒に来たんです、 ねー♪」
「え?あ・・・・、は、はい・・・・」
ちゅーことで入場に成功しました。
「あんたたち、なかなかやるじゃない♪」 おねーさまにも褒められて、 ずーと朝までなかよく過ごしました。 素敵な人たちだったなぁ・・・・
ちゅーことで、7世紀っす。 富本銭から始まった九州倭国の証明、 いよいよ7世紀に入ったんだけど、 あの「乙巳の変」で暗殺された蘇我入鹿とは 何者だったのか? 以前にもすこし書いたことあるけど、 「蘇我氏は九州倭国の人間である!」 これが素盞嗚氏の仮説です。 まずはここから証明してみよう。 その1: まずは「乙巳の変」の「変」。 「変」とはクーデターのことなんですが、 日本書紀に書かれたこの記事を読むと、 確かにクーデターという感じがします。 しかし、クーデターとは、 「下位者」が「上位者」を倒すこと。 要するに、中大兄皇子が下位者で、 蘇我入鹿が上位者ってことです。 中大兄皇子は時の大王(天皇)、皇極のセガレで、 「大兄皇子」の称号は「時期天皇候補」って意味なんです。 入鹿はその上位者だったということですね。 時期天皇候補より上位者っていうと、 一般論から言うと、もう天皇しかいないですよね。 そんなところから 蘇我氏天皇説ってーのもあるんだけど、 素盞嗚氏は違うと思うんです。 九州倭国説の立場から考えると、 蘇我氏は九州倭国から派遣された、 大和の統治者だった。 その2: 日本書紀を読むと、ちょっと不思議な記事があるんです。 蘇我入鹿が大臣になった時に、 その弟を「物部大臣」と呼んだって書いてあるんです。 蘇我と物部は、仏教をめぐって戦争までした 犬猿の仲だったんじゃないか・・・・ で、物部氏の家伝「先代旧事本紀」をみると、 物部系のソガ氏ってーのがいたらしい・・・・ しかもその物部系ソガ氏の出身は どうも九州北部みたいなんですね。
その3: 蘇我氏が日本書紀に登場してくるのは 6世紀中ごろなんですが、 これはどういう時代だったかっていうと、 あの「筑紫の君、磐井」と継体天皇が戦った 「磐井の乱」(素盞嗚的には『継体の乱』) のあとなんですね。 これも以前書いたんだけど、 磐井は継体にだまし討ちにあって殺されるんだけど、 その後は形勢逆転して、継体は大和に押し戻されるです。 九州倭国は倭国王を失ったけど、 後継者の葛子が立て直して、 大和が二度と反乱を起こさないように、 監視の意味も含めて、蘇我稲目を大和に派遣した。 鎌倉時代に京都が反乱を起こさないようと、 六波羅探題を設置したようなものだったんじゃないか・・・ そして、稲目、馬子、蝦夷、入鹿と4代に渡って、 大王家(天皇家)を抑えて、 大和を統治していた・・・・ 素盞嗚氏はそう考えています。 その4: 郡評問題。 日本書紀では、7世紀の行政単位は 「郡」である。 そして「郡」を統治するのは「郡司」である。 そう徹底して書かれてるんですが、 昭和20年代に井上光貞氏が 「それはおかしい。 行政単位は『評』だった! そしてその統治者は『評督』である」 そう主張したんです。 井上氏の師匠である坂本太郎氏は それに猛反発! 「日本書紀に『郡』とあるし、『評』とは一言も書かれていない!」 学界を二分する大論争になったんだけど、 結局は井上氏の勝ち。 地中から出土したさまざまな「木簡」から、 699年までは「評」だったことが明らかになったんです。 要するに7世紀の間、 大和の行政単位は「評」だった。 そしてその統治者を「評督」と言った。 でも日本書紀は故意にそれを隠し、 「郡」であり「郡司」だったと書いてるんです。 なぜか? 「評」という単位は大和が発令したものではなかったからだ。 行政単位の発令者は、当然「時の最高権力者」だ。 要するに大和より上位の権力者がいたからに他ならない。 では、その最高権力者とは誰か? もう九州倭国王しかないでしょ♪ そして、大和の「評督」、 またはその上位者として 大和に君臨していたのが蘇我氏だった・・・・・
うーん、カンペキ♪ 次回は、蘇我入鹿暗殺後のことを書きます。 前にすこし予告した石原莞爾と鎌足をダブらせて 考えていきますゾ!
だいぶ「リキ」が入ってしまった・・・・ さーてお仕事じゃ! SEE YOU NEXT TIME
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