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素盞嗚(スサノオ)の日本古代史

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Dec 22, 2007
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テーマ:日本の歴史(1070)
カテゴリ:古代史レポート

今回は真面目に古代史いってみます。

安本氏の提唱する

古代天皇平均在位10年説でベースとなっている2点、

1、もともと古代では平均寿命が短かったので

  天皇の在位年数も短かった。

2.政治権力者の在位年数は短い。

このうち、1はすでにやっつけましたね。


こいつです

んで今回は、2をやっつけてみます♪

政治権力者の在位年数が短いってのは

どういうことかというと、

古代天皇は直接的に政治権力を持っていた。

政治権力の座は他から狙われやすく、

 また責任が重いので、心身が果たせる期間は短い。

だから権力の座にある者の在位年数は短い。

しかし南北朝以降、天皇は直接的政治権力から

 離れていったため、その地位は安定し、

 在位年数は長くなった。

これが安本説の前提の一つなんですね。

氏は、鎌倉時代から江戸時代までの天皇と、

それ以外の政治権力者であった源氏・北条氏・

足利氏・徳川氏の平均在位を比較してます。

これがその図です。

図

この時代、天皇は直接的な政治権力者じゃないですよね。

直接権力者は征夷大将軍だとか執権だとかでした。

この両者を比較すると、天皇のほうが在位年数が

長いことをこの図は示してるんです。

この分析から氏は、

古代天皇は直接権力者だったので、

在位年数は短かった。

そう結論してます。

データ分析からの考察なもんで、

なるほどと唸ってしまいそうですが、

実はこのデータ分析方法、

なんです。

まず9世紀から12世紀の為政者を見てみよう。

在位年数は6年になってますね。

これね、頼朝の7年と、頼家の5年の

平均なんです・・・・

400年間の為政者として、

2人しか対象としてないんです。

この時代のデータをとるなら、

源氏じゃなくて藤原氏じゃないですか。

んで藤原氏の在位年数を見てみると

12.71年になるじゃーあーりませんか!

天皇は12.24年だから、

藤原氏のほうが長いんです。

17世紀から20世紀の比較にしても

随分恣意的としかいいようのない

分析をしています。

ここでの比較は天皇と徳川氏でありながら、

明治・大正天皇を加えてるんです。

この2天皇をはずして比較すると、

その差はなんと0.54年・・・・

しかも15代の徳川慶喜の在位は1年だったので、

仮に江戸時代が1年早く終わっていたら、

その比較は、徳川氏の方が長くなっちゃうんです。

 

データの示し方に恣意的な感情が入ると、

決して客観的な分析ができないことが

よーくわかりました。

 

また、東洋や西洋の王の在位年数分析についても

氏のデータの出し方には問題が多いんです。

例えば東洋では、中国だけの323王を対象として、

その他の538王は無視してるし、

西洋でもローマ帝国のデータしか取り上げてない。

 

要するに、自分の都合のいいデータしか載せない・・・

この姿勢が見え見えなんです。

 

では古代天皇の平均在位年数は

いったいどれぐらいだったのか?

 

コイツは素盞嗚氏の次なるテーマッス♪

いつか解明してまたココに挙げますんで、

そん時はよろしく!

 

えー、次回はタケルさんも期待してくれてる

神籠石について考えて行きます。

 

最近のおさよちゃん、

アタシの仕事机の上がお気に入りなんす♪

何見てんねん

マウスのコードでジャレちゃいやよ♪

SEE YOU NEXT TIME






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Last updated  Dec 22, 2007 11:16:52 AM
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