邦画一日2本
過ってのわたしには想像できないでしょう。日本映画を一日に2本見てしまった。しかも映画館で。これには幾つか理由があります。地元のシネコンで男の日が設定してあり、1000円で見れた、帰国した時に友人から評判を聞いていた作品で、父までもが映画館に行って見ていた。こんな状況に黙っていられずに行ってきました。まずは「YAMATO」。駄目です。相変わらずの駄目邦画。ジミーな役割の登場人物。作品の方向性、何を言いたいのか伝わらない。ただ、観客に泣いてもらいたいだけで別に大和じゃなくてもええやんってな感じ。途中グロイ映像を中途半端に挟むのも邦画の嫌な意味での特徴。でっかいセットが広島にあるそうなのでこちらは見に行きたい。もう一丁。三丁目の夕日。これは、良い。同業の編集マンが最初のワンシーンが凄いとか言っていたが、よく見れば加工だらけで特に珍しくない。(フォレストガンプと同じ)ただ、中身は満足。わたしは堤真一のファンだったりするが、この作品でもやってくれてます。薬師丸ひろ子もサイコー。一番のヒットは堀北真希。PNGにいたわたしには最近の連ドラばなしは出来ないが、彼女の素朴な存在感は見事です。今時の娘なので背が高いのがちょっとですが地元民でないわたしにとって方言丸出し系でここまで自然にやれているのが凄い。幅の広い役者さんになりそうです。その他の出演者も正につぼを押えた感じで中でもピエール瀧がいい役者になっているのには驚いた。一応主演は吉岡秀隆らしいのですがわたしにはみんなが主役に見えるそんな役者の生き生きした感の伝わる作品でした。本日の危険度50%…日本映画。簡単には説明できない魑魅魍魎の世界。