別れ。。
「ごめん。私ナオとやっぱり付き合えない。」突然のメールに僕はすぐ電話をかけた。「どういうこと?」「・・・・ごめん。」「ごめんじゃわからないよ。」「ごめん。」彼女は卒業式の日にある人に告白されてそれから少しその人のことが気になっていたみたいだった。「もう俺のことは好きじゃなくなったの?昨日まではあんなに好き合っていたじゃん!その人の事が好きになったの?」「・・・・違う。。ナオのことは今でも好きだしその人の事は好きってわけじゃないよ。・・・・・でも。」「告白されて少し嬉しかったの。ナオが私のこと本気で好きなのに私はこんな中途半端な気持ちでナオと付き合っていくのは失礼だしできないよ。」「だったら、また俺だけを好きにさせるように頑張るから!それともその人と付き合いたいの?」「考えて、私なりに出た結論が、どっちとも付き合わないことにする。だってどちらかを選ぶなんて私にはできないから。」・・・頼む。少しでも僕のことが好きだったらもう少しだけそばにいてくれ。もう少し考えてくれ。俺にはお前しかいないんだ。お前がいなかったらこの先、生きていけない。僕の気持ちは彼女には届かなかった。もちろん友達に戻れる事もなく彼女と別れるしかなかった。その後一度だけ会った彼女は大人っぽくなっていた。でも、またこの頃の二人に戻れることはなかった。彼女には新しい恋人ができていた。その頃僕は大学にはいってようやくできた好きな人に振られたばかりだった。あの時の半年間。僕は彼女がいなければ乗り越えられなかった壁もあった。彼女がいなければ今の僕はいない。彼女がいなければ・・・。前の恋愛で出会った人は僕がその子の傷を癒し、助けるために出会った。今回は僕は弱い人間で一人では乗り越えられない壁を超えられるように神様が巡り合わせてくれたのかもしれない。彼女にはたくさんの「ありがとう。」を言いたい。僕を選んでくれなかったことは恨んではいない。むしろその他にたくさん感謝することがある。「ありがとう」