本読みのひとりごと

家に帰ったら、黒猫さんがうれしい荷物をふたつ、くわえてきました。

高原に暮らす素敵な先輩、Ｋさんからの贈りものと、
お山に住むかわいいお嫁さん、青豆ちゃんからのプレゼントです。
いつもの部屋が、一気に華やいだお祝いの雰囲気に。うれしい。



これはＫさんが送ってくださった紅玉。
箱を開けたら、ふわっと甘酸っぱいりんごの匂い。
今朝、テレビのニュースでりんご収穫の様子を見て、「りんご食べたいなぁ」と思っていたところだったのです。
願いは叶う！
くるくるとむいて、ひと口。
みずみずしくて甘みたっぷりでおいしい。
翌朝、うさぎりんごを作ってお弁当にも詰めました。



こちらは高原のパン屋さんのカンパーニュ。
持ち上げると、ずっしり重いのですよ。
さあ、どうやっていただこう。
きのこシチューと合わせて食べるか、クリームチーズをのせて噛みしめるか、実家にひとつ持ち帰って皆で分け合うか。
考えるのもたのしい。

それからもうひとつ、音楽の贈りもの。
何が録音してあるのかは秘密になっていて、そっとプレーヤーにのせたら、わたしがとてもとても聞きたかった音楽が！
信じられないくらいうれしくて、びっくりして、音楽もぞくぞくするほどすばらしくて、顔を手で覆って小さな子供みたいに泣いてしまいました。
この世界にあなたの音楽があって、本当に、ほんとうにわたしは。


ぐすぐす泣きながら青豆ちゃんの箱を開けたら、ふわっといい香り。
これはお花の贈りもの。
でも、この時点ではまだ、花の姿は見えません。
お湯をわかして、透明なコップに花の「タネ」を入れて、上からお湯を注ぐ。

そう。グラスの中で咲く、中国茶のセットなのです。
背の高い耐熱グラスと、お茶が何種類もたくさん入っていました。
３段重ねの菊のお花がふわりと咲いたら、飲みごろ。



ほうっとするやさしい香り。見た目もきれい。
ゆったりしたお茶の時間ごと、たくさんプレゼントしてもらったみたい。幸せ。



こちらはバースデーカード。
写真だとわかりにくいけど、奥行きのある立体になっていて、窓の外を幸せの鳥が飛んでいるみたいに見えるのです。
さっそく本棚に飾って、眺めています。


わたしは本当に幸せな女の子（…というのはそろそろ限界ですか？）だなあ。
いただいた幸せの何分の一かでも、お返しできるわたしでいたいものです。