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テーマ:今日のコーヒー(5156)
カテゴリ:お茶の時間
午前中、この間も遊びにいった小さなオハナちゃんの家におじゃまする。
オハナちゃんのお父さんがくまをスキーに、お母さんがわたしをお茶に誘ってくれたのです。 くまと一緒じゃない社交はとてもひさしぶり。前の晩からわくわくして、くまのためにおにぎりをどっさり握った後、おみやげのハーブティーとクリームをせっせと作る。 洋服もお風呂の中で考えて、オハナちゃんとたくさん遊べるように、この間買った春のバルーンワンピースに、レギンスを合わせて出かける。 外はすっかり春の陽気。ゆっくり歩くだけで楽しい気持ちになる。 玄関を開けたら、オハナちゃんが天使のほほ笑みで迎えてくれて、これが笑顔にならずにいられようか。だいすき、と言われて胸がときめく。小さな友達ができてうれしい。 白磁に、鮮やかな青で小花柄の縁取りをつけたアンティークのカップで、とびきりおいしいコーヒーをいただく。 オハナちゃんは心得たもので、わたしに「どーぞ」とコーヒーをすすめた後、おもちゃ箱からおままごとセットのカップを取り出して、一緒に飲んでいるつもり。 洋食器のコレクションを見せてもらったり、いろいろお話して楽しいひとときを過ごしました。 なんだか気持ちがはればれとして、スキーから帰ってきたくまにも「お、顔がすっきりしてる。楽しかったんだね」と言われた。 会社を辞めて、友達とも離れ、ひとり北国に来て気がついたこと。 東京にいたときも、仕事で関西にいたときも、わたし本当にたくさんの人に支えてもらっていたんだなあ。 友達と過ごすお茶の時間や、会社の人に誘ってもらう食事や。 ずっとそういう暮らしだったから当たり前みたいに思っていたけれど、それはなんてかけがえのないことだったんだろう。 この土地は大好きだし、今の穏やかな暮らしには何の不満もないけれど、洗濯物を取り入れるとき、ベランダに出て夕方の雲を見上げたりすると、ああ、みんなに会いたいなあって切なくなる。 これからこちらはすばらしい季節なので、みなさん遠慮なく遊びに来てね。 ともかく、外に出て人と話して、自分の中に化学変化を起こすことが、心の風通しをよくするためには欠かせない。 極端に生活を変えなくても、小さなきっかけとささやかな勇気があれば、ちょっとしたことで気分転換はできる。 出かけるにもいい季節だし、友達づくりキャンペーンをはじめようかな。 * オハナちゃんの家の、おいしいコーヒーの味が忘れられなくなってしまったくまとわたし、くまの先輩おすすめのタリーズで豆を挽いてもらい、いつものコーヒーメーカーでふたり分を淹れてみた。 香りがよくて、後味がすっきりして、まるで喫茶店のような深い味! 豆がちがうと、コーヒーってこんなにおいしいものなのね。 それぞれ独身だったときは、そもそも、家でおいしいコーヒーを飲もうという発想がなかったものなあ。 そんなわけで、休日の朝、それもときどき飲むだけだったコーヒーを、今では夕食後に毎日楽しんでいます。 台所に豆が置いてあるだけで、ふとした拍子にいい香りが漂ってきて、うれしい気持ち。 家で豆を挽いたらもっと素敵な香りが楽しめるのだろうな。 便利な電動ミルもいいけれど、調べたら手挽きミルというのもあるのですね。 レトロなデザインがたまらない。週末、探しに行ってみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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