映画『嫌われ松子の一生』
評価(★★★→無印→☆☆☆7段階評価):☆☆☆公式サイト「壮絶な不幸に揉みくちゃにされながらも、誰かを愛し、その人だけを信じて突き進む。傷ついても、傷ついても愛する人への思いを胸に夢を見つづける松子」(公式サイト解説より)純粋だけども、パニくり易く、深く考えずに直感で行動したことが人生の節目において、なんでこうなってしまうのと嘆く結果になりがちな松子。病弱な妹に父の愛を取られたと思い、その代りを求めた松子。文面だけでは悲惨な物語を『下妻物語』の中島哲也監督が部分ミュージカル仕立てでポップに演出します。観てる途中は松子に対して、こんなバカやったら、そら不幸にもなりますがなと突き放した見方をしていたのですが、映画が終わり、松子の求めていたものを改めて思いかえすと、ジーンとくる映画でした。私は変な映画が好きなのかもしれませんし、たまたま中島哲也監督の演出と波長が合うのかもしれませんが、敬意を込めて三つ星を進呈したいと思います。