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カテゴリ:TVドラマ(2005年秋季)
開始直後から、泣いていました。。
なぜでしょう?一時期は文句ばかり言っていたのに・・・ 今回のお話 亜也は潮香とともに病院の屋上にいる。すると、高野が日記を受け取りにやってくる。 瑞生たちが、洗濯物を持ってくる。それを家族が棹にかける。それを見ている亜也。「冬のにおいがする」 病室で、兄弟たちの近況を報告する。弘樹は、中学生になり、恋人もでき、ファッションに気を使うように。理加は小学生になり、書いた絵を見せる。亜湖は東高に通い、絵画で審査員特別賞を受賞していた。東高にも飾られうという。 「東高を見てみたい」 東高に行く亜也と瑞生、亜湖。生徒が合唱コンクールの練習している。亜湖の絵画を見る。家族の絵 「来てよかった。私は確かに、東高にいた」 遙斗がもってきた鉢植えを見る亜也。 「花びらが一枚一枚開いている。一度にぱっと咲くんじゃないんだ。昨日から今日につながっているんだ」 鉢植えのほうに行こうとベットから起き上がる亜也。しかし、足が動かない。床にへたりこんでしまう。潮香と水野が来る。「どうしたの」「あしが動かない」水野と潮香が亜也を起す。 「大丈夫よ、亜也。私は亜也の代わりにはならないけど、亜也のおんぶくらいはできるんだから」 潮香は麻生と会う。 「どうですか。遙斗君は?」 「勉強はしているみたいなんですが、自分の殻に閉じこもってしまったようで。前の遙斗に戻っているようで。亜也さんの体調は?」 「自分が情けないです。あのこが日に日に弱っているのに、何もできないで」 「私は6年前に長男を亡くしました。池内さん、私には、別れの言葉すらできなかった。後悔しないで下さい。今の時間を大事になさってください」 潮香が病室へ。亜也が日記を書いている。 「そんなに無理しないでいいのよ。休もう」 「こわいの。今、書かないと明日には忘れてしまうかもしれないでしょ。私には書くことがあるってお母さん言ってくれたでしょ。お母さんが私の生きる意味、見つけてくれた」 亜也が病室で、食事を取る。するとそれがのどに詰まってしまった。 深夜、亜也の意識が戻る。家族が「亜也」と顔を覗き込む。 「みんなの顔が、涙でぼやけた。きっと私は、こんなささいなことで死ぬのだろう」 亜也あてにはがきが届く。しかし、亜也は寝ていた。 水野が遙斗を呼び止める。 診察室。 「亜也ちゃんとは逢ってないの」 「はい。人の役に立つ仕事がしたいなんていって、結局、あいつのことわかってませんでした」 「ぼくが神経内科を選んだのはね、未知なる領域が多かったから。自分なら治せるって野心があった。」 いすを見る。 「この椅子に座った患者に、『医学は日々進歩しています。諦めないで頑張りましょう』と言いながら、病気の完治を諦めてなかったかといえば、うそになる。でも、諦めなたくなかった。患者が諦めていないのに、医者が諦めてはいけない」 はがきを取り出し、遙斗に差し出す。 「君も、医者の卵だろ」 亜也が横になっている。扉の開く音がする。 「先生?」 「すっかりねづいちゃったな。久しぶり」遙斗だった。 「お前、ふれあいの会に日記かいてたんだな。それを呼んでいた中学生から手紙が来てた」 『私も死んじゃいたいと思っていました。何で、私なのと母にあたっていました。うまく歩けなくて、周りからじろじろ見られていました。でも、亜也さんの日記をみて、私も亜也さんのように強くなりたいと思うようになりました。』 「俺、人の死なんてどうでもいいと思っていた。でも、俺、お前だけは違っう。無理してでも、お前には生きていて欲しい」 亜也が手を伸ばす。はがきを握らす。 「私、歩けなくなっちゃった。でも人の役に立ったんだ」 「そうだよ」 クリスマスが近づいていた。 亜也が日記を書こうとすると、マジックを落としてしまう。見に来た水野が それを拾う。 「先生、他の病院に行くの」看護師の噂について聞く 「いや、ここにいるよ」 「良かった。見捨てられるのかと思った」 「見捨てないよ。僕の患者だよ。諦めちゃだめ」 「先生。もしも、、私の身体使って。同じ病気の人の役に立ちたい」 「検体のこといってるの?」 うなづく、亜也。 「君は、まだ生きているんだ。そんなことを考えるんじゃない」 そういうのが精一杯の水野。 「クリスマスプレゼント、何がいい?」と潮香。 「わがままでもいい?おうちに、かえりたい。」 水野も「1日なら」と。 「彼女は、自分の身体を研究に役立てて欲しいと言ったんです。今、自分が生きているんだと実感して欲しい」 クリスマスパーティーが池内家で開かれる。潮香が亜湖、弘樹、理加にプレゼントを渡す。亜湖は洋服、弘樹はスポーツバック、理加には絵の具が渡される。すべて、亜也が選んだものだった。手紙を代読する潮香 「ごめんね。亜湖。最近昔のふくばかりきてるね。私がパジャマだけだから。おしゃれがすきなのに。弘樹、ごめんね、ずっと小学生のもので、もっとかっこいいのが欲しかったでしょ、遠慮させちゃってごめんね。理加、ごめんね。絵を描くために、絵の具をギュって絞っても出てこなかったよね。亜湖、弘樹、理加、お母さんをとっちゃってごめんね」 翌朝、店の前で写真を撮る。 亜湖がいう。「ずっとあるからね。亜也ねえの居場所、ずっと変わらないから。」 高野が潮香のもとを訪れにくる。過去の日記も雑誌で紹介したいという。 潮香と麻生。 「お礼がいいたくて」 「私は何もしていません。あいつは勝手に思い込んでやってしまうとこがあるので」 「先生、子育てって思い込みから始まっていません?私、亜也の気持ちわかっているつもりだったんです。私、なぜ亜也なのってめそめそしているうちに、あの子は自分を励ます言葉、一生懸命探していたんです。親が子供を育てているなんておこがましいのかもしれません」 深夜、遙斗と麻生が待合室で話を。 「こんな遅くまで大丈夫か?」 「今の俺にできることはこれくらいですから」 「医師も同じだ。年を経るごとに無力さに気づく。人の運命は簡単に変えられない。でも、おもってしまう。どうして、亜也さんなのか、どうして、慶介なのか。少し子供扱いしすぎたのかもしれないな。もう、何も言わない。自分の好きなようにやりなさい。もう、充分に大人だ」 遙斗が亜也の病室へ。亜也が平仮名の書かれたボードを指差す。 『さむかった』 「うん、大雪。3メートルも積もってた」 『うそつき』 『にっき、よんで』 「いいの?」 遙斗が日記を読む。 「あせるな、あせるな、みんな一歩ずつ歩いているんだ」 「自分が苦しいんじゃない。わかってもらえない人も、わかって上げられない人も、みんな苦しいんだ」 「病気はどうして私を選んだの・・・・」 「タイムマシンを作って過去に戻りたい・・・」 「もう、過去に戻りたいなんていいません・・・」 「それでも私は、ここにいたい・・・」 「いいじゃないか転んだって・・・」 「人は過去に生きるものにあらず・・・・」 「お母さん、私結婚できる?」 「お前頑張ったんだな。がんばって、生きていたんだな」 『そうだよ』 「いばんなよ」 『いきてね、ずっといきてね』 「わかった」 遙斗は日記の最後のページを見る。「ありがとう」 亜也が寝ていた。 「笑うなよ」そういい、布団をかける遙斗。 バスケットボールをしている亜也。終了後3秒前、亜也がゴールを決める。 逆転し、亜也のチームが勝った。 5年後、亜也のナースコールが鳴る。亜也が息を引き取った。 その1年後、潮香が喪服姿で亜也の日記をめくっている。 「亜也へ。あなたと逢えなくなって、もう一年が過ぎました。亜也、あるいていますか。ごはんが食べられますか。大声で笑ったり、お話ができていますか。お母さんはそばにいなくても、ちゃんとやっていますか。ただただそれだけが心配でなりません。どうして病気は私を選んだの。どうして生きているのって言いましたよね。お母さんは今でもそれを考えています。まだ、答えは見つかっていません。でもね、亜也。」 潮香と水野は亜也の墓へ。すると水野も来ていた。 「ゆっくりですが、医学は進歩しています。あと10年、5年あれば、つい、そう思っていました。でも、それは言い訳なんです。亜也さんが生きているうちに何かできることがあったんじゃないかと」 「先生には、本当に感謝しています」 水野が去る。すると、足が止まる。 「池内さん、亜也さんはすごい人です」 たくさんの人達が亜也のお参りに来ていた。 「でもね、亜也。あなたのおかげで、たくさんの人が生きることについて考えてくれたのよ。普通に暮らすことがうれしくて、あったかいことだって思ってくれたのよ。そばにいる誰かの優しさに気づいてくれたのよ。同じ病気の人が、1人じゃないって気づいてくれたよ。あなたがいっぱい、いっぱい涙を流したことは、それから生まれたあなたの言葉たちは、たくさんの人たちに届いたよ。ねえ、亜也。そっちでは、もう泣いたりしてないよね。お母さん、あなたの笑顔をもう一度だけ見たい」 亜也がバスケットをしている。外から遙斗が来ることに気づく。笑顔を見せる亜也。「生きるんだ」 終わってしまいましたね。 亜也の人生とは何だったのかを決めるのは、彼女の人生を触れ合った人がそれをどういう風に受け止め、成長していったのかということに委ねられているのかもしれません。私は、どう受け止めるべきなんでしょう。考えないと。 ドラマとしては、8話までは、いまいち入り込めませんでした。でも、9話あたりから、入りこめました。各話の質にムラがあったからかなと思います。 最後のシーン(バスケットと亜也のお墓への弔問客)はちょっと。。。普通の闘病ドラマでもよくあるシーンで。もっと、「引いた」演出が良かったかも お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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