#86 ATTACK 《MAGIC IN THE AIR》 6?年英国
Magic In The AirColour Of My MindMr. Pinnodmy’s DilemmaHi Ho Silver LiningTry ItFreedom For YouAny More Than I DoStrange HouseNeville ThumbcatchFeel Like FlyingLady Orange PeelWe Don’t KnowToo OldGo Your Way Richard ShermanvoJohn Du Canng (1, 3, 6, 8-11, 13, 14)Geoff Richardsong (2)Davey O’Listg (4, 5, 7, 12)Jim Averyb (1, 9, 11)Kenny Haroldb (2)Roger Deaneb (3, 6, 8, 10, 13, 14)Gerry Hendersonb (4, 5, 7, 12)Chris Allends (1, 2, 9, 11)Keith Hodgeds (3, 6, 8, 10, 13, 14)Alan Whiteheadds (4, 5, 7, 12)George Wattorgan (1, 2, 9, 11)Bob Hodgesorgan (4, 5, 7, 12) いつの間にやら選盤の基準が人脈になってます。 前回のアトミック・ルースターから、ヴィンセント・クレインのクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンに飛ぶのはベタ過ぎるんでジョン・ドゥ・カンがいたアタックをチョイスしてみました。 アタックならいろんなメンバーが揃っているから、次にレビューするアルバムの選択肢も増えるしね。 シンガーのリチャード・シャーマンを中心に66年にロンドンで結成され、68年に解散したアタックによる「マジック・イン・ジ・エア」はサイケでハード・ガレージでビート・ポップな作品。 契約を結んだ相手はシャロン・オズボーンの実父ドン・アーデン。 ソウル・システム名義で5を発表するも売れず、アタックに改名することに。 3の一部にビゼーの“アルルの女”のメロディを導入してみたり、4を聴いて驚いたジェフ・ベックが同曲を最初のソロ・シングルとしてリリースしたり(ベックさんしたたかですね)、7がジョン・ピールのラジオ番組のジングルに使用されるなど、興味深いエピソードがちらほら。 また、同じ曲を同時リリースしそうになった相手のバンドがシン(イエスのクリス・スクワイア&ピーター・バンクス在籍)だった、なんてこともありました。 先のベックの件とおなじく、アタックはまたしても発表を見送っています。 基底にあるのは上にも書いたようにビート・ポップの香り漂う「いかにもこの時代の英国」な音。 軽く汚いギターがゴリゴリしててかっこいいんですよ。 時折木管も使っていて、誰が書いてるのかは不明だが曲のセンスは良いです。 ただし音質はあまり良くありません。 覆面バンドのファイヴ・デイ・ウィーク・ストロー・ピープルからアンドロメダを経てアトミック・ルースターに加入するカンの他に、マーマレードのアラン・ホワイトヘッドもいます。 後にナイスを結成するデイヴィ・オリストは結成メンバー。 しっかしこのジャケは思いっきしビートルズだわね。 どうやら長いこと埋もれていたアルバムのようで、初レコ化は90年、CD化は92年みたいです。