寒くてかないませんが、冬の星空は絶品でして、
一等星が夏の夜空より多く青く星座が楽しめます。
肉眼でも見ることが出来る彗星の話題もあり、
天文ファンならずとも興味深々のニュースが聞けそうです。
09年に改正された薬事法で、薬のネット販売が禁止され、
その際に、禁止を巡り国が提訴されたのですが、
先ごろ国(厚生労働省)の敗訴が決定しました。
この裁判によりかなりな金額が国家より支払われますが、
誰一人として負担する事はありませんので、
我が国の官僚制度の毎度お馴染みの責任者不在で藪の中です。
改正薬事法は厚生行政の完全な勇み足で、
半ば嫌がらせの面も無きにしもあらずで、
業界が天下り先の確保に消極的だったなどと飛び交いました。
まあ・あたらずとも遠からじと言ったところなのでしょう。
施行時には、厚生行政として遥かに急がなければならない事を後回しにして、
ネット販売や通販を狙い撃ちするような上意下達のような改正でした。
で、今回の敗訴で上意下達の時代なら言いだしっぺは切腹ですが、
役人の誰一人として責任を取るような事は無いでしょうから、
このような事が今後は無くなるとは誰も思いません。
厚生省の時代から、犠牲者の数でしか厚生省は動きませんでした。
もちろん厚生省に限った話ではないのですが、
仕事の内容が国民の生命に近い場所にありますので、
厚生行政が生殺与奪を握ってるかのような思い上がりも少なからずあります。
特に大きな社会問題にもなっていなかった規制でしたので、
規制直後から提訴され、この国の司法が認めませんでしたので、
厚生労働省としても更なるスピードアップと監督責任が問われます。
それにしても、まるでお上を思わせる感覚はあまりにも時代錯誤な・・・