カービングバー
カービングバーを使ってみた。さっそく杉で試し切り。面白いようにツッコミ切りも出来るし、通常の切断もなかなか食い込みがいい。次に、よく乾いたクヌギにつっこみをいれた。すると、なかなか食いこまず、オイルが熱で白煙をあげる。私の場合は素材は広葉樹、それもよく乾燥した硬い木を切る事が大部分なので、これでは困る。バーの先端での刃の動きをチェックすると、Rが小さい性で、刃先より、刃の後部のほうが出っ張って材に当たってしまうようだ。ちょうど出来杉計画さんに目立ての話題がでていて、刃の後ろを落とすのが突っ込み切りに効果があるようだと書かれていたので、早速、何のためらいもなく変速グラインダーでコマのおしりを落としました。これで試し切りをすると、杉はさらにつっこみやすくなり、クヌギにもツッコミがはいるようになりましたがまだイマイチ。直線での切削では丁度いいデプスでも、先端では小さな円弧を描くため、実質のデプスがゼロに近くなってしまうようだ。そこで今度は、片デプス落としをしてみた。バーの直線部分ではデプスを片方だけ落とせないので、先端でデプスが二つに分かれたところで、刃のついたコマのデプスだけをかなり落としてみた。こうすると、クヌギにもイイツッコミが出来るようになりました。