韓国ドラマ「白夜3.98」。
昨年、「パソコンテレビ GyaO」で放送されていた韓国ドラマ「白夜3.98」が再放送されています。7年前のドラマですが、出演者たちも豪華キャストです。イ・ビョンホン、チェ・ミンス(リベラメ)、シム・ウナ(8月のクリスマス、カル)、シン・ヒョンジュン(天国の階段、輪舞曲)、イ・ジョンジェ(ラスト・プレゼント、イルマーレ)、シム・ウナさんの子供時代を故イ・ウンジュ(ブラザー・フッド、火の鳥)が出演しています。このドラマの内容はいわゆる核問題をテーマとして南北韓そしてロシア, アメリカとの壮絶な情報戦争を描く大型アクションドラマです。1998年放送ということで、日本で大ヒットした「シュリ」よりも以前の作品。ドラマといえども、総制作費5億円もかけて作られた壮大なドラマで、ロシア、中国、中近東・・色々な地域で撮影されています。ロシアを舞台とした映画は少しは見たことがあるけれど、ドラマの撮影地としてモスクワやサンクトペテルブルグなどの街中をこれだけ興味深く見せてくれたドラマは初めてでした。ロシア好きにはたまらないかも・・。ソビエト連邦のままだとしたら、きっと撮影許可はおりなかったでしょう。CGなどの特殊効果だとは思いますが、ロシアの戦闘機やら軍事設備なども登場しますし・・・。何よりも驚くのは、韓国人俳優・女優さんたちの語学力。昨年、結婚して引退してしまった、「シム・ウナ」さんは、北朝鮮から亡命してロシアに住んでいる父の元へ・・・そしてロシア語通訳者として働いています。ドラマの中でも、かなり長いロシア語のセリフを話していて、本当にびっくり。イ・ビョンホンさん、その他の俳優さんたちも、かなりの語学力の持ち主だと思いました。青瓦台襲撃事件で父を失ったギョンビン(イ・ビョンホン)は、子供の頃からの夢だった戦闘機の操縦士を目指して空軍士官学校に入学するけれど、ある事件によって退学しなければいけないはめとなってしまう。もう一人の主役、北に住んでいたテッヒョン(チェ・ミンス)も、青瓦台襲撃事件で父を失い、革命戦士を夢見て大学生活を送っていたが、愛するアナスターシャ(シム・ウナ)の亡命を助けたばかりに特殊工作員として生きる運命となってしまう。この3人の切ない出会いと宿命的な運命がとても悲しく描かれています。私の感想としては、最終回の内容はあまり共感できませんでしたが、一見の価値はあると思います。