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一緒に楽しむ 絵本 子どもの本 こども生活

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Jun 26, 2005
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「かいじゅうたちのいるところ」センダック作

モーリス・センダックの絵本を知らなかったらモグリだ(??)というくらい有名な作家です。子どもの心の世界をそのまま絵本にしたような、現代のおとぎ話ともいえるような、素晴らしい作品をたくさん書いています。
絵がコミックっぽくて、子どもも受け入れやすいようです。

小さい子には、読み聞かせにもぴったり。
おりこうという言葉とは無縁のマックス君がお母さんに叱られて家出。かいじゅうたちの国でかいじゅうの王様になり、大暴れ。でも、おなかがすいたら、やっぱりママのところへ・・・。というお話。
指輪物語(ホビットの冒険でしたっけ・・・?)の副題に「行きて帰りし物語」というのがありますが、まさにこの物語もそれに当てはまります。
心の旅は、行きっぱなしではどうもまずいようで、やはりやすらぎのある場所に帰って、めでたしめでたしとなるようです。

クレヨンしんちゃんも、いろいろ意見が分かれますけど、子どもは発達途上の人間ですから、親の意図にはそぐわないおばかなことをいろいろとしでかします。親の知らないところでいろいろやって、何かを知って、ちょっと成長して帰ってくる。そしてまた出て行っておばかなことをして・・・。というように大きくなっていくんでしょうね。。。
親のほうも、そんなおばかの子たちを「しょうがないね」と許すことで、けっこう成長していくもんかなと思ったりします。

この本も、「ぎょろぎょろめだま」のかいじゅうたちが、マックスと一緒に「ウオー、ウオー」と暴れまわって、子どもたちにすごいインパクトを与えます。
ちょっと怖がる子もいるかもしれませんが、心の奥底に響く本だと思いますので、そんなときは少し時間を置いてまたトライしてみてください。
うちの子も、はじめは「こわいよー」と言っていましたが、1年後にトライしたら、愛読書になりました。 やっぱり時期ってあるんですね。


かいじゅうたちのいるところ 


かいじゅうたちのいるところ人形 セット(大)





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最終更新日  Jul 18, 2005 01:04:00 PM
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