カテゴリ:考えさせられる映画
今、私が働いている大学の女性センターの
催しものの一環として、水曜日に 中国系アメリカンの親子の映画 「素顔の私を見つめて・・・」を観賞しました。 このくさい邦題もなんだか分かる気はするのですが、 やはり原題のSaving Faceと おそらく中国語の題名の面子の方があっている気がしました。 この親子は、でも中国系(おそらくアジア全般)の考えからすれば、 かなり変わった親子なようです。 娘のウィルはレズビアンなのですが、中国系コミュニティーの人たちにも そしてもちろんお母さんにも、自分がレズビアンのことを隠しています。 ウィルのお父さんは、ウィルが小さいときになくなっていて、 お母さんはずっと独身だったのですが、 ある日、なんと48歳という年にして誰かと身ごもっていることが判明します。 けして、赤ちゃんの父親の名前を言わないお母さん。 実家からも追い出され、泣く泣くお母さんは お互いの秘密を隠しながらも、ウィルのところに住むことになります。 はじめてのレズビアンの映画を観賞したのですが、わりと自然でした。 まあ、同性愛者の人からしてみれば、同性同士のいちゃつきに ひるむ方もおかしいのでしょうが。 R指定の原因となるようなシーンでは、顔を覆っている男の子もいましたが、 他の女の子はわりと普通の恋愛映画を観る感じで観てました。 観賞している子もレズビアンが多かったのかな。 シリアスな題材なんだけど、コメディタッチに描かれていて面白かったです。 しかし、やはりこういうアジア系のコミュニティーは 保守的で閉鎖的なことを思い知らされました。 夫もいないのに身ごもるのも、レズビアンなのも論外なようです。 やっぱり題名が物語るように、面子を保つ(Saving Face)のが大事なようで 邦題にあるように素顔を見つめるのは難しいようです。 私の周りにいる留学生の子たちもアジア系の子が多く、 親類は周りにいないから、面子を保つとかそういう考えに縛られることはありませんが、 やはり保守的な考えを押し付けられて、嫌になることがあります。 おまけに閉鎖的なのも嫌になることがあります。 やっぱりどこの世界も一緒なんだなーと思いました。 もっと他に感想があってもいいのだろうけど、 企画者の一人だったのもあって、そこまで熱中して観ることが出来ませんでした。 もう一回観てみたいなーと思います。 なかなかにオススメの作品です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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