< 新しい記事
新着記事一覧(全176件)
過去の記事 >
最近、新しい映画を観てない!! と我慢が出来なくなり、久々に映画を借りてみました。 選んだ一本は"Thumbsucker"というミニシアター系の映画です。 Thumbsucker=おしゃぶり少年のジャスティン(ルゥー・プッチ)は、 赤ちゃんではありません。 17歳の少年なのです。 両親を含め、周囲の人々から、おしゃぶりは変だと思われているのですが、 ついに怪しげな歯科矯正医(キアヌ・リーブス)が彼のおしゃぶり癖を 直そうと一歩踏み出します。 親指に薬を塗られてしまったため、おしゃぶりが出来ないジャスティン。 落ち着きがなくなって、ディベートクラスの先生(ヴィンス・ヴァーン)に 言われるまま、注意欠陥性と判断されます。 両親は注意欠陥性のための投薬に戸惑うのですが、 投薬を始めたら、一転ジャスティンの生活は一転して、 表面的には明るいものになるのですが・・。 というのが、話のあらすじです。
17歳の思春期真っ最中の男の子なんて、 ただでさえ大変なのに、ジャスティンにはいろいろなドラマが重なります。 父親はコミュニケーション下手、 母親はなぜかチープなテレビ俳優(ベンジャミン・ブラッド)に夢中、 好きな女の子はミステリアスで、やけに胸が大きい。 とこんな風に、いろいろあって、 ジャスティンはおしゃぶりがやめられないんだろうな、と思いました。
ちょっとネタばれになってしまうのですが、 ただ悩んでいるだけの男の子が、投薬によって、 よくも悪くも変わっていく様子は、怖かったです。 私と同じくらいの年齢で、周りにおしゃぶりしている子がいたら かなり私もびっくりすると思いますが、 まだおしゃぶりしている方が人間らしくていいと思いました。 アメリカ社会がどれだけ(ドラッグを含む)薬と関わっているかが 描写されている映画でした。 人間の違うところを否定することは、異常な事態を生むんだな と思いました。
なんだか怖い感想になっていますが、 実際はけっこう爽やかで音楽もほのぼのとしていて、 明るくて軽い感じの映画です。 最後の最後に気づいたのですが、なんと舞台が 私が今住んでいる州で、ここから2時間くらいの場所にあるところでした 観てから、「ああ、確かに雰囲気が伝わってるかも!!」と納得。 最初はちょっとおどおどしながら、観ていたのですが、 もう一回観てみたいなと思わせる感じの映画でした。 日本で公開されないかな。 けっこうオススメです。
映画 「あるスキャンダルの覚え書き」 Mar 14, 2008 コメント(9)
映画 「ファーストフード・ネイション/Fa… Jul 12, 2007 コメント(12)
映画 「プリティ・へレン」 Jun 9, 2007 コメント(10)
もっと見る
PR
Freepage List
Category
Archives
Favorite Blog
Comments