あ~、本当は先週末借りてきた「STAY」やウィル・ファレルの映画を観るべきなのに、
昨日の夜、バイト先の友達二人と"Year of the Dog"を観にいってしまいました。
題名の通り、戌年(ちなみに私の年だ)のお話でもなく、
アジア圏のお話でもありませんでした。
仕事が充実しているわけでもなく、恋人がいるわけでもない
平凡な毎日を送っているある会社の秘書のペギー(モリー・シャノン)。
そんな彼女の生きがいは小さなビーグル犬(たぶん)のペンシル。
寝るときも、テレビを観るときもいつも一緒。
唯一、一緒でないときは彼女が会社に出かけるときだけという生活。
あるとき、その大事なペンシルが毒を間違えて食べてしまい、死んでしまいます。
「ペンシル(鉛筆)のように細かったから、ペンシルと名づけたの!!」
と嘆き、泣きまくるペギー。
そんな彼女の生活は、ペンシルの死によりまったく違うものになってきて・・・
というのがあらすじです。
犬が死んだ後は、明るい方向に進んでいく映画かと思っていたら、
そうでもありませんでした。むしろ、どんどん危ない方向に・・。
大事なペットが死んだことで、彼女は異常なまでに動物愛好家になり、
動物をどんな方法でも殺すことを毛嫌いするようになります。
でも、人間、一度は普通の道を外れたことをしないと、
おかしくなるんだな~ということが再確認できた映画でした。
主役のモリー・シャノンは少し前にサタデー・ナイト・ライブで
一世を風靡させた女優さんですが、日本では有名なのでしょうか?
危なっかしい可愛らしさが出てて、なかなかに愛らしかったです。
他の出演陣(ジョン・C・ライリー、レジーナ・キングなど)も
そこまで有名でないけど、小粒に演技が巧い俳優さんがそろっていて、
とてもよかったです。
おもいっきり笑いたいときに観る映画ではないと思うけど、
アクションなど激しいものを観たい気分でもないときに、観ることをオススメします。
最近の日本映画って、こういう映画が多いのかな~なんて思ったりもしました。