フレンチ→観音→あんみつ
カボチャのスープタラのナントカソースomu さんと私がランチしたのは、 『Le Point Ouest ル・ポワン・ウエスト』 というフランス料理店。御成通り (鎌倉駅西口) を少し行ったところにある、最近オープンしたばかりのお店です。ランチは前菜とメイン (お肉かお魚) で1,200円。ボリュームはどちらかというと少なめですが、お値段がこれなら合格点でしょう。そして、お味のほうも、これまた合格点でした。カボチャのスープは、こってり濃厚なバタくさいのを想像していたのですが、あら、意外、味付け自体はごくごく控えめの、カボチャ本来のコクを生かした私好みのお味。メインは、タラのナントカソースか牛タンの (これまた) ナントカソースから選べるということだったので、私も omu さんも、タラをチョイスしたのですが、このお魚の焼き具合が絶妙☆ ただ、ソース (トマトベースのクリームソース) が私にはちょっとクリームクリームしすぎかな? というのと、サラダにかかったバルサミコがちょっと甘すぎかな? というのだけが残念でした。カボチャのスープの塩梅があまりにも私好みだったので、期待しすぎてしまったのかもしれません。メインの付け合せにどこかの肝がついていたのですが、これはナイスでした。と、まぁ、お味は合格点ということで。あとは、お店の雰囲気がいい意味で “日本人の好きなおフランス風” であるというのも、好きな方にはたまらないかもしれません。壁に、モルヴァンとかサヴィニャックのポスターがかかってるんですよ~。お~い、そこのおねえさ~ん、どうぞ見てって~。給仕の方は日本人の女性 (←美形) でしたが、これまた、なんとなーくおフランスな雰囲気がただよってて○、お水やパンのおかわりを絶妙なタイミングで持ってきてくれるのも◎でした。ただひとつの誤算は、デザートを食べるおなかが残っていなかったことですね。【告知】ル・ポワン・ウエストでは、期間限定のハロウィン・スペシャルディナーコースというのをやるそうです。期待できると思います。メニューは、スープ、牛フィレ肉のパイ包み焼き、または本日の鮮魚料理、パン、カボチャのデザート、食後のコーヒーで、お値段は3,150円 (税・サービス料込み)。10月22日から31日の期間限定です。予約: 0467-23-9337【追記】先ほどお店の前を通りかかったところ、黒板に書かれたお昼のメニューの値段が、1,200円ではなく、1,050円になっていました。値下げしたのだとしたら朗報ですね (10月31日現在)。さてさて、食後は、散歩がてら長谷方面へ歩き、道みち雑貨屋など冷やかしました。そして長谷では、長谷観音を詣で、道徳上人坐像と目を合わし、絵巻の世界に入り込み、omu さんの花レクチャーに感心しつつ、 「んでも、ホトトギスったって、鳥のホトトギスには似てないじゃないのよ」 などとたてつきました。そしてその後、もう一軒のお寺 (というかほとんど民家で、私はこれがお寺であることをいままで知らなかった……) を訪ね、その並びにある豆腐屋で omu さんがおからを買うのを見届け、 「ところでおからってどうやって食べるの? ひろうずと違うの?」 などという低レベルな質問を投げかけました。それから、ようやくデザート腹になってきたので、 長谷倶楽部 さんが女将をしてらっしゃるという甘味処 『旬憩』 へ押しかけ、クリームあんみつを食べました。長谷倶楽部さんと私はたまにブログを行き来する仲ですが、仲、というほどしょっちゅうコメントしているわけではないので、私のこと、わからないかも、と心配したのですが、杞憂でした。ていうかね、長谷倶楽部さんって、すっごーく人当たりのいい方なんですよーーーー。あの方の前では心配無用、って感じです。10年ぶりくらいに食べたあんみつが余計においしく感じられたのも女将さんのおかげでしょう。なーんて言わせちゃう雰囲気が、あるんですよねー。女将さんには。ところで、私が食べたのはクリームあんみつでしたが、このお店の看板メニューは、その名も “大仏あんみつ”。ソフトクリームを大仏さんの形に模した、クリームあんみつです。 るるぶ いわく、 「天然天草から作る寒天はほのかに磯の風味を残す。丹精こめて煮込んだ極上の金時豆の上には大仏さまに見立てた冷たいソフトクリームが乗る」 とのこと。ここ一週間ほとんど毎日あま~い煮豆を食べていた私は、お豆じゃないものを食べたかったので、今回は、大仏あんみつにはトライならずでしたが、次回はぜひと心に決めました。ふっくらほこほこのお豆さん旬憩は、長谷駅から大仏さんに向かう途中のビルの二階にあります。見落としがちなので、 地図 でチェックしてから行くのがよさそうです。みなさん、大挙して押しかけてくださいね。鎌倉の飲食店としてはめずらしい完全禁煙のお店ですから、私は、がぜん応援してします。そうしてあんみつでおなかを満たしたあとは、そろそろと鎌倉方面に戻り、図書館で解散した omu さんと私なのでした。omu さん、女将さん、今日は本当にありがとうございました。 (←って、書いてるのは、5日もたった後なんですけども)。