寿司屋のランチ
普段、夜に訪れたならば少々お高いお寿司屋さんも、昼間のランチとなれば質が良いままお安くいただける訳で。世話になっておる馬車道近辺のいつものお寿司屋さん。ランチには行った事がござらなかったわい。いつものように遅めのランチをいただこうと、13時頃に暖簾をくぐる。『あれッ!?いらっしゃいませ・・・』暫時、寿司屋のお父さんに見つめられる我輩。ナンだか、にやにやと笑みを浮かべておられる。『ふふふ・・・。アレッ、昼間も元気じゃないッ!?』と、ご主人。『当然でござる。仕事の合い間でござる。シ・ゴ・トッ・・・で、ござる。』と、我輩。『ふふふ・・・、そうだよねぇ。』ご主人。このお寿司屋さんで、初めてランチメニューを見た。一番高いランチが確か\3,500くらいじゃったろうか!?『初めてランチのメニュー、見たね。どれにしようかな~』お供。『そうじゃな。夜とネタは一緒なんじゃから、一番安いので行こうッ。』『いやッ、一番高いのと一番安いので行こうよ~。』お供。『・・・・・・。』我輩。『一番安いのも旨いよッ!』ご主人。我輩は、一番お安い\1,200の握りのランチをお願いした。高いランチと見比べてみたが、イクラとウニ、中トロがあるくらいで、大して変わらない気がしたわい。お供はイクラもウニも×じゃと言うからして、我輩がいただくにいたり・・・。『お供ぉ~、意味ないぢゃん・・・。』我輩の心のつぶやき・・・。まあ16MBの脳ミソだからして、いた仕方ナシ・・・の、お供。8MBを増設して16MB程度の脳ミソ・・・。うふふ・・・。こちらの自家製玉子焼きが、大好きでござる。『コレ、食べた事あったっけ!?』異様に大きな足の蛸をカウンター越しに見せられた。直径7~8センチはある、蛸の足。『いやッ、食べた事ないのぉ~。多分。』北海道の蛸で、柔らかく甘みが強くて美味しいのだと言う。お客もすっかり引ける時刻じゃったからして、サービス握り。『あッ、うんまい。好きでござる。うまうまッ。』お塩でいただくと、もっとうんまい。『あッ、生ビール一杯いただけるかのぅ!!??』我輩。『はい、ビールお願いねぇ~!!○○サンのとこだよッ!!』カウンターの中から叫ぶ、お寿司屋。『ナンか、恥ずかしいのぅ・・・』弱気な我輩。『イイぢゃん、別に。』寿司職人・・・。昼間のビールはまた、格別でござった。