あいうえお かきくけこ
朝晩涼しくなってきて、ココの散歩にほどよくなりました。ほんっとに暑かった今年の夏、富山に帰ってお昼さなかにお墓参り行ったら、ココ、焼けた墓石は、足が熱かったらしい。トミ父がそれを発見し「ココだっこしてやられま。アチチってなっとる」って。あ、ほんとだ。人間が「アチ」ってなるしぐさと一緒でした。そんなココと、はじめて一緒にお散歩をした時のこと、今でもありありと思い出せます。ココは、捨て犬というか、飼い主に見捨てられた犬でした。最初の飼い主さんが、ココ(とその他大勢の動物たち)を残し、失踪。かけおちしたらしいんですよ・・動物たちを置いて。ココ、9ヶ月目で我が家にやってきたのですが、そんな理由で、いちばん元気な子犬の3ヶ月の間を、ゲージに閉じ込められて、えさだけを与えられて育ちました。家にきたとき、両手をなめすぎて皮膚炎になってました。さみしかったのでしょう。生まれてから生涯にわたって、2回しかお外に出たことがありませんでした。そんなココとお散歩に・・・私も緊張しましたよ!なぜって。私は、犬を飼ったことがなかったからです。(無謀。)ネコのリスコとは長年一緒に暮らしてきましたので、犬という種族にまずびっくり。なんて、テンションの高い生き物なんだ!だっこもできかねる状態でした。だっこ~!!って言われても、(一応、ココが訴えていることはわかる。)トミー、できないわ!何この生き物!?ってごわごわ、おっかなびっくりで、だっこしてたんですよ、ほんと。。。継母ってこういう心境なのかしら(ちょっと違う。)ネコのからだって、たとえるなら「なにぬねの」ぐんにゃり、にょろりとしてて、ちょっと無理してだっこしても自分のいいように、ぐんにゃりといかようにも、体勢を変えるのです。からだも、伸びるとスゲー長いので、高いところからひらり飛び降りたり、柔軟性抜群。いっぽう、犬のからだって、「かきくけこ」骨がカクカクっとしてて、へんな体勢でだっこしたらぼきっていきそう。無理な体制をしちゃったり、落としたら折れそう。カクカク、カキクケコ。でも、かきくけこは、長く走る、ずっと走る、すごく元気に走る、長距離走者のからだ。初めて2人で外に出たとき、ココは、本当にうれしそうで。小さいのに、ものすごく大きな喜びのエネルギーで、風を切って、毛をなびかせてスキップをして走っていました。お日様も風も草のにおいも他の犬も道行く人も、全部楽しくってしょうがないの!目を輝かせて、タッタッタッタッタっと、ギャロップするみたいに、スキップするみたいに早足で商店街を駆け抜けて。今でも、ココの散歩スタイルは、子犬のころ外に出られなかった分を取り返すがごとく、チワワにしては相当足が速いです。スキップでタッタカ駆け抜けるので、(見た目によらず。)たまに通りすがりの人に「は、早ええ~!」と言われます♪とくに、毎回、家から通りに出るまでの道がすごい早い。早く、早く行こ!!と駆け出していきます。待ってよ~もうちょっと涼しくなったらまた川へ行こう。こないだは台風で水没していたけどね。そして、なにぬねののリスコと、かきくけこのココは、今ではなかなか、仲良しです。もうなくなったラグとともに 衝撃映像!シャンプーしてしっとりしたココを毛づくろいするリスコ。ネコにとって、ぬれることは、すごくイヤなことなので、リスコ、ココがシャンプーするたびに走ってきて「うわ!お前、大変じゃん!」と、毛をなめてくれるのです。でもリスコ・・・、ココは犬だから、あまりぬれたことを、気にしてないみたいだよ。変容の扉を開けるヒーリングサロン ■ May dream April ■