きょういのスーパー・マシン
探査機「はやぶさ」帰還のニュースを始めて耳にしたとき、主の脳裏を過ぎったのは「ジョー、君はどこに落ちたい?」というセリフでしたが、同じことを思った人は他にも絶対いるはずですよね? ね?知らない人のために説明、これは萬画「サイボーグ009」の完結編にあたる物語、「地底帝国ヨミ編」のラストシーンに出てくるセリフ。宇宙での激しい戦いの末、敵組織ブラックゴーストの首領を倒した009。もう地球に帰れるだけのエネルギーは、ない。助けに来た002もエネルギーが残っておらず、2人は地球に向かって、ただまっすぐに落ちていく。そのときに002が009に言うセリフが上記のそれ。大気圏に突入する際の摩擦熱で燃え上がる2人。そのとき、偶然それを見た姉弟が次のような会話をする。弟「流れ星!」姉「何を祈ったの?」弟「えへへ。おもちゃのライフル銃が欲しいってさ」姉「まあ、あきれた」弟「じゃあ お姉ちゃんは……?」姉「世界に戦争がなくなりますように 世界中の人がなかよく平和に暮らせますようにって……」(セリフ、微妙に違ってるかも。ツっこまないでぇ~~)科学技術の発達の裏に戦争が、兵器開発があるのは事実。でも、夢や希望をもたらす科学技術も確かに存在する。「はやぶさ」の落ちた先は、そういうところであってほしい。