九州電力からの回答
先日の日記で疑問に思っていた、九州電力の地熱発電の取組みについて、本日回答が来ました。九州電力です。お問い合わせいただいた内容:お世話になります。ひとつ質問なんですが、大分では八丁原発電所など、鹿児島も数箇所の地熱発電所がありますが、今後の増設計画やバイナリー発電の進行状況など教えてください。また熱源の豊富な熊本県で地熱発電がなぜ進まないのか?公園法や温泉事業者の反対以外に何がネックなのか?教えて頂けますか?お問い合わせに対する回答:ご質問ありがとうございます。 鹿児島県霧島市において地熱発電開発の可能性について調査をしていますが、具体的な発電所の建設計画には至っておりません。 バイナリー発電については、平成18年より八丁原発電所にて2000KWの設備を運転開始しております。また、来年度より当社山川発電所にて250KWの小規模のバイナリー発電設備の実証研究を行うことにて計画中です。 熊本県においては、国による地熱開発調査が実施されており、小国・阿蘇山周辺で有望な熱源が確認されましたが、国立公園内にあること、温泉業者の理解が得られなかったことなどから企業による調査・開発が進んでおりません。 地熱発電が進まない理由ですが、1)公園法による開発規制があること2)地熱開発地点付近の温泉業者の方の理解が必要なこと3)開発リスクが大きいことの3つが上げられます。 地熱発電は開発に長い期間と多額の費用が必要になりますが、発電できる量は地下の資源量によって決まり、大規模とはなりません。地熱資源の調査・開発のリスクが非常に大きく慎重に進める必要があります。 これらの理由により地熱開発が進んでいませんが、当社としては国産エネルギーの有効活用、地球温暖化対策等を踏まえ、今後も、技術面、経済性及び立地環境面等を総合的に勘案して、積極的に開発・導入を推進することとしています。以上です。本年、公園法の改正が行なわれ、地熱探査のための井戸掘削の補助金が大幅に増額することが決まってます。しかし、そのことには触れられてませんねぇ~ローカルエネルギーとして送電ロスの削減、そして安全性が担保できる発電システムですから、国や自治体、そして地域住民の皆さんの理解が更に深まればと思います。また、大分県の八丁原(地熱)発電所の発電コストが、7円KW/Hに大きく改善しました。この数値は、どの発電方法より安いものなのです。もう少し、突っ込んだ内容が欲しかったけど、やはり原発を優先する思想なんかなぁ?民間とは言え、準役所ですからねぇ~動きが遅いか。。。しかし、世論が日本を動かします!諦めず言い続けます!